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仲人の仕事 おとなになろう

ひとは外見だけにあらず。きれいにお化粧をしたり、身なりを整えたりと一見第一印象はいいのですが…。

会った瞬間その人の75%は決まるとは婚活あるあるです。
だから仲人の仕事は見栄えのいい、写真を提出してもらうことが一つ。

出来れば写真館、女性なら斜に構えて微笑んでいる一枚。
男性ならスーツが定番。誠実そうで真面目な印象が大切!だそうです。

私の経験からしても写真館のは完成度が高いのですが、自分ではないような本人が一番違和感を感じます。もちろんそれでお見合いまでこぎつけたら第一関門は突破となるのですが、一枚の自然なスナップ写真の方が私はお勧めです。もちろん自然なという意味であまり普段過ぎるのも問題です。そこはちゃんとチェックして。

趣味は女性ならお料理、ケーキづくり、子供が好きで、家庭的。そして感じのいい写真。

男性は年収、身長、学歴が三種の神器。

なんだか違和感がありますが、これが一般の婚活条件。

結婚相談所を開くとき、成婚数を競う企業結婚所ではなく、今までの仲人、結婚相談所にはない形を作りたいと思いました。

条件のいい人はすぐにお見合いが決まります。相手からの申し込みが殺到します。だからと言って結婚が出来たことではありません。

将来幸せが約束されるわけでもありません。

相談に来る人は親にお尻をたたかれての入会がほとんどです。でもそろそろ結婚はした方がいいと思っています。

最初は「どんな方ともお見合いしますよ!」と謙虚です。

ところが実際申し込みがあって写真を見ると「タイプではない。」

「やっぱり美人でないと…。」「近隣のひとでないと里帰りが難しい」??

出るは出るは「結構言いますね!」となります。

結婚が人生のすべてではないこと。世間体での結婚は果たして…。

相手にばかり要求するのではなくて相手に自分は何をしてあげられるか?人のふり見てではありませんが、大体自分を甘やかしておきながら、相手には手厳しい条件を付けるその人の厚かましさはどこからくるのでしょうか。

まずはみんなおとなになり切っていない人が多いです。外見は立派なおとなですが気持ちは幼い夢見る少年少女です。

一つの考え方にすじが通ていなかったり、自分がどうなりたいのかが分かっていない。

婚活も人生修行。私も含めて…。そして親の子供に対する考え方も軌道修正が必要な場合があります。

こどものためと言いながら、「自分のため、遠くに行かれると寂しい。」と親は心で叫んでいるので、その思いを痛いほど子供は受け取っています。

みんな親孝行です。でもこの親孝行果たして本物?

子供は巣立って親がいなくても生きていけること。親はそれを受け入れて別の人生を歩もうとするのを見守ることも大切だと思います。

「勝手に結婚して!もう助けないから…。」といった人がいましたが、それは自分を捨てて行った薄情者といういい方です。

そんな親子関係の絡まった糸をどう解きほぐして、それぞれが自立できる気概を持てるようになるのかなかなか難問ですが、時間をかけて、一緒に修正して行こうと思っています。

結婚生活はお互いに成長する場であって二人で作り上げていくもの。

原石同士が磨き合ってそれぞれが輝ける人生になればいいですね!

今日もいい日にしましょう!









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