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『読者への挑戦状』挑戦記録

ネタバレ有りません
最終更新:2023年2月24日

突然ですが
『読者への挑戦状』に挑戦することにハマり始めました


軽く感想とかまとめたら楽しいかなぁと考えました

あと
🤔「『読者への挑戦状』やってみたいけど、よくわかんないし、オススメとか知りたいなぁ」
と思ってる人の指針になったら良いなぁと思いました

このnoteはそんな感じです
まだ少ないですが、どんどん更新していきたいと思います。


『月光ゲーム Yの悲劇'88』有栖川有栖

有名な方ということは存じておりましたが、初めて読んだ作家でした。

読みやすさ:7/10
大学生の主人公による一人称視点で、文章そのものは読みやすいですが、登場人物の多さ、「あだ名」呼びなど、どれが誰のことか慣れるのに時間が掛かりました……

あだ名で呼び合うのは良いのですが、あだ名で呼んでいる人と、本名で呼んでいる人がいて終始混乱しました。

推理の難易度:8/10
分かっていた部分も多かったですが、とっても大事な所に気付けなかったので8くらいにしてみます。
いや、でも「アレ」わかる人いるのかなぁ(笑)
是非読んだことがある方とネタバレトークがしたいです!

推理研究会のメンバーを中心に、登場人物が様々な推理を披露してくれて、それが否定されることで考えを絞ることが出来るので、工夫されているなぁと思いました。

まとめ
初めての『挑戦』に長編を選んでしまい、ちょっと大変でしたがとても楽しかったです!
同じ作者の別の作品にも挑戦したい!と思いました。

そして何より「いつか読もういつか読もう……」と思っていた有栖川有栖作品に触れる機会を作ることが出来て良かったです。

噂で聞いたんですけど、『双頭の悪魔』という作品が凄いらしいですね…
それを読むためにも、シリーズを読み進めたいです!



『薔薇荘殺人事件』鮎川哲也

この方も、有名な方ですが今回初めて読みました!
というか、むしろ読んだことないからこそ選んだみたいな所もありますね。
こうやって「この作者、有名だけど読んだことないんだよね〜」という方をガンガン減らして行きたいです!

読みやすさ:10/10
基本的に減点法で考えているので、10にしたからと言って「中学生でも読めるよ!」とかそういう事ではないです(笑)
「読みにくい」と思う要素が無かった!という事ですね。

偶然ですが、前回の『月光ゲーム』の主人公が有栖川有栖、今回の『薔薇荘』の主人公が鮎川哲也という、どちらも主人公=著者というパターンでした。
前回と違うのは、物語の長さです。
この『薔薇荘』は短編集の中の1つなので、前回に比べたらすぐ読み終わりました。

推理の難易度:6/10
難易度は「ヒントがあったか」「解説を読んで納得出来たか」という点を考えて、「これは難しいよね?!」と思ったら高くしています。

この作品は、ちゃんと全てヒントが提示されています。
解説を読んで「うわ、それ書いてあったわ…」と思い、ゾッとしました。
なのに真相解明に失敗してしまったので悔しかったですね〜〜〜

まとめ
この作品も楽しかったです!
本当に何度も書いてしまいますが、解説を読みながらとある事に気付いた時、ゾッとしたんですよ……
『読者への挑戦状』で最初に読むオススメを聞かれたら、この作品を薦めたいです。

『薔薇荘殺人事件』の『挑戦』が楽しすぎて、1人で振り返り配信をやったので、既読の方は是非!
未読の方は、ネタバレが有るのでお気を付けください。



『有罪としての不在』歌野晶午

面白かったです!
短編全てが「読者への挑戦状」と聞いて購入したのですが、ネタバレにならない程度にパラパラ〜〜とページを巡って偵察した限りだと、このお話だけに「読者への挑戦状」が着いていました。
前評判を読み間違えたかな……?🤔
まぁ、残りもいつか読んでその真相を確かめてみます!(笑)

読みやすさ:10/10
読みやすかったです。
地の文よりも会話が多かった印象です。
あと、やはり短編という所が大きいですかね。
あのシーンなんだったっけ?と思った時にすぐページを探す事が出来るので、そういった意味でも点数を上げています。

登場人物は多いですが、それぞれの行動に特徴が有るので、整理しやすかったです。

推理の難易度:7/10
なんとも言えないですね………(笑)
何を言ってもネタバレになってしまいそうで。

一つだけ確実に言えることは
タイムシート?を作って、全員の行動を洗ってみると凄く分かりやすかったです!


難易度に関わる話ではないのですが
ちょっと特殊なアレがあったので、私達の様に何人かでワイワイ推理をするなら、ゲームマスター的な「アドバイスをくれる人間」が居ると良いのかなぁと思いました。
私で良ければご相談に乗りますので、ご連絡ください。


『被疑者死亡につき』法月綸太郎

ここから先は、10段階評価に関する細かい感想を個別の記事にまとめることにしました。
詳しく知りたい!という方は、そちらをご覧ください。
勿論、ネタバレは有りません。

読みやすさ:8/10

推理の難易度:3/10


『封谷館の殺人』方丈貴恵

読みやすさ:9/10

推理の難易度:8/10



『どんどん橋、落ちた』綾辻行人

読みやすさ:10/10

推理の難易度:4/10



いつか読みたい『挑戦状』

書いておかないと忘れちゃうから書いておきます。

『50円玉20枚の謎』1作だけ『挑戦状』がある

『不連続殺人事件』坂口安吾

『達也が笑う』鮎川哲也

『星降り山荘の殺人』倉知淳

『放浪探偵と七つの殺人』歌野晶午

他に「この小説にも『挑戦状』入ってるよ!」というものがあれば、是非コメントやTwitterのリプライで教えてください。


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