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決定論的世界観で教師は救われる

「なんでこんなことに・・・」と困難に直面したとき、
「そうなることはぜんぶ決まってたよ。この先どうなるかも決まってる。大丈夫だよ。」と神様に言われたら、少し気が楽になりませんか?

かなり大袈裟なことを書きましたが、ニキチャコは大真面目ですよ。
今回はそんな話です。
救われたい人は、ぜひ読んでください。




はじめに


どうも、幸せ追求教師、ニキチャコです。

今回の記事は、「選択教育」「未来日記」に続いて書く予定だった「心理学的決定論」についてです。

私はこの理論で、救われました。

この考え方が広く普及すれば、みんながそれぞれの人生をありのまま受け入れて、前向きに進んでいけるようになると思ったんです。

しかし、一般の方には、あまりにも受け入れ難い話になると思ったので、どうしようかと書く時を待ってました。
実は一番最初に書こうと思って、ずっと下書きにおいてたんです。笑

この心理学的決定論を教育に当てはめると、色々なことが見えてきます。
心のつっかえが、すっと消えていきます。
今起きていることに納得できます。

みなさんにそんな考え方を紹介したい。
読み終わったとに、すっと楽になって、前向きに人生を歩んでもらえるような、そんな文章になったらいいなと思っています。

もし教師をしていて、うまくいかなくて困っている先生がいれば、一番最後まで読んでください。ニキチャコからのメッセージを読んでもらえたら嬉しいです。

ちなみに、人生順風満帆で、うまくいきすぎている人は、この記事を読まなくても多分大丈夫です。

この記事で紹介するのは、困難に直面したとき、不安で胸がいっぱいのとき、過去に後悔するとき、ネガティブになってしまうときに、知っておくといい考え方です。

最初から最後までポジティブな人には、必要ないでしょ?笑


それでは行きます!




この世で起こることは全て決まっている


みなさんは,未来に起こることはすべて決まっていると思いますか?
決められたレールの上を歩いていると思いますか?
それとも,自分で決めた道を歩いていると思いますか?

まぁ普通に考えれば、未来は決まっていないし、自分の意志で進む道は決めていますよね。

しかし、今回はその逆です。

「この世に起こることは,今までもこれからもすべて決まっていて,そこに自由意志など存在しない。」

これが決定論的な世界観です。


「は?そんなことありえるか!わしは、自分の意志で生きとんのや!」
と,思いますか?

それが,最新の科学では,「いや、ちがうんじゃない・・・?」となってきたのです。

私は思わず「おぉ・・・なんてこった・・・」となってしまいました。

きっと最後まで、あなたの中の「私」が抵抗すると思います。
「私が全部やってるよ!信じて!」って言うと思います。

嫌悪感を抱くかもしれません。

ここから先は覚悟して進んでください。



心理学的決定論


心理学的決定論について、要約されている文章を紹介します。

「我々に自由意志はなく、暴走する脳は止められない。決定論的世界観が正解であり、人間は環境との相互作用によって、刺激に対して全自動的に行動を紡ぎ出されているような存在である。意思決定よりも先に脳が準備電位を発しており、外界からの刺激に対して自動的に脳と体は反応を始めている。意志は事後的に付与される錯覚に過ぎない。」

妹尾武治『僕という心理実験 うまくいかないのは、あなたのせいじゃない』

簡単にいうと、「意思決定はまぼろし。私たちは、外からの刺激に対して、勝手に反応して動いているだけ。」と言っているわけです。

ここから、「未来はもう決まっている。」と言えるのです。

と言われても、すぐには信じられないと思いますので、私が納得するに至った話を、いくつか話していきますね。


リベット実験「意志より先に脳が動いている」


ベンジャミン・リベットが行った通称「リベット実験」は、自由意志について検証した実験です。

自由意志とは、「自分自身の行動を自分自身で制御している」という意志のことです。

「意志は行動を制御しているのか?」という問題を実験を通して解明しようとしたわけです。

私たちは、脳が指令を出すことで行動できています。
これはみなさん知っての通りです。

このとき、脳からの指令が脳波として現れるわけです。
この運動をつかさどる脳波は、実際に腕や足が動き始める少し前から出始めると知られています。この脳波を「準備電位」といいます。

この脳波を測定しながら、手首を曲げるという運動を行い、手首を曲げる意志をもったタイミングを正確に記憶しておきます。

タイミングは、光の点滅が時計のように回っているものを見て、意志をもった瞬間どの位置にあったかで測ります。

脳の準備電位と「手首を曲げる!」という意志、どちらが速い?ということを調べたのです。
どのような結果になったと思います?


普通は、
①「手首を曲げよ!」という意志
②準備電位「曲げてー!」
③運動「曲がった!」
の順番になっていると考えますよね。


実際は違いました。

実際の順番は、こうです。

①準備電位「曲げてー!」   ③の0.55秒前
②「手首を曲げよ!」という意志 ③の0.2秒前

③運動「曲がった!」       

脳波の方が意志よりも速かったのです。
しかも、0.35秒も速かったのです。


リベット実験の結果

脳はの方が、意思よりも速いとしても、私たちは、意志が一番最初だと思っています。
つまり、意志の力で動かしていると勘違いしているということになります。
この実験で、意志は後付けであると、証明されてしまいました。

リベットは、自分自身で何度も追試に成功しており、また別の研究者も同様に追試に成功しています。
もっと精密な実験装置においても同様の結果が得られることがわかっています。

これは驚きですよね。

よし!これに決めた!こうする!って思って行動する前に、無意識でもうやることの指令を出しています。

なんだか無意識に操られているように感じました。

私たちを動かしているのは、「私」ではなく、脳であると言えます。

脳が勝手に行動を決めています。

残念ながら、あなたではないようです。

なんということでしょうか。



ラプラスの悪魔


ラプラスの悪魔とは、フランスの数学者ピエール・シモン・ラプラスによって提唱された仮想の存在です。

ラプラスは、「もし、すべての粒子の位置と運動量、そして物質やエネルギーに関する情報が完全に分かれば、未来をすべて予測することができる。」と主張しています。

このような全ての情報をもっている仮想の存在が「ラプラスの悪魔」と言われています。

投げたボールの落下位置も、ボールの情報、風の影響、空気抵抗、などすべての情報があれば、演算処理して割り出せます。

天気予報も、時代とともに精度が上がっているのは、取得する情報の量が増え、処理速度が上がっているからです。

人においても、その人が何を好きか、最近何を食べているか、ダイエットをしているかなどの情報が多ければ多いほど、それを考慮して選んだプレゼントによって、その人が喜ぶ確率は上がっていきますよね。

情報が多ければ多いほど、未来の可能性を予測できるようになるということです。

さきほどのリベット実験でもあったように、私たちは、脳に動かされています。

何をもとにして動かしているのか。

それは、脳への刺激です。
それはつまり、五感から得られる電気信号であり、今までの情報、今得た情報です。

それら環境からの刺激に勝手に反応して行動しているのが、私たち人間でした。


しかし、私たちは、圧倒的に情報不足です。
人間の五感からは、本当に限られた情報しか得られません。

だから、未来は分からないのです。
私たちは「未来は分からない」と思うしかないのです。
私たちは全てを知って未来の可能性を確定できるラプラスの悪魔ではないですから。


私たちは、圧倒的に情報不足だからこそ、一見不確定な未来しか見えません。

情報をもれなく全てもっていて、演算処理できる存在にとっては、未来は確定しているといえます。
つまり、私たちには見えず、信じられないだけで、これから起こることは全て決まっているということになります。

未来は確定しているんだけど、私たちには到底わからないということです。

私たちには分からないだけで、1秒先も、1日先も、1年後も、100年後も、きっとこの宇宙が終わるときまでも、すでに未来は決まっています。


受動意識仮説

前野隆司さんの「受動意識仮説」も同じような結論に至っています。

意識が指令を出して脳を動かしているのではなく、脳が行う処理を受け身で見て、「自分がやってる」と勘違いしている。というものです。


私たちは最初から、指令に対する後付け役の「私」という意識をもっていたのでしょうか。

私たちのご先祖様は、効率よく生きるために、自分にとって害があるものか、利益があるものかを判断しなければいけませんでした。

判断するには、それらの情報が必要です。
そしてそれらを覚えておいて、今までの記憶と比べて、「これさどうなの?」と照らし合わせることが必要になります。

「赤いいも虫は危険!食べるな!」なら、今までの「赤い芋虫」の情報と照らし合わせて、どう行動するか瞬時に判断しなければなりません。

つまり、きちんと記憶しておくことが生き残るためには必要だということです。


記憶には、意味記憶、エピソード記憶があります。

意味記憶は、例えば住所とか電話番号みたいなただの情報です。
エピソード記憶は、「娘と遊園地に行ったけど、そこで不覚にも骨折して、痛みをこらえながら運転して家に帰った」のような自分を含んだ視点からの記憶です。

どちらが記憶に残るかと言うと、もちろん私視点のエピソード記憶です。
私たちは進化の過程で、このエピソード記憶を発達させてきたというのです。

他の動物はどうかというと、
昆虫は意味記憶すら持たず、反射で生活しているようです。
下等な哺乳類は意味記憶はもちますが、エピソード記憶をもたないそうです。

私たちは、効率よく生きるためには鮮明な記憶が必要で、その記憶を発達させるために、後天的に「私」を作った。

そして、その私に関係づけて記憶するエピソード記憶を発達させることで、効率よく記憶して、生き残ることができるようになった。

より効率を追求していった結果、「私」がどんどん肥大化して「自分がすべてを動かしている!」と勘違いするに至った。

という話です。


結局は、無意識が先で、私は最後だったということになります。

「私」という意識は、後から記憶力を高めるために生み出されたという仮説です。

私はこの考えに感心しました。

だとしたらやはり私たちは、脳の「私」という意識ではない場所、つまり無意識によって動かされていると言えますね。



まとめ


私たちは、自分の意志で行動していると思っているが、脳が先に決定し、その処理を見て、「私がやったの!」って勘違いをしている。
その方が記憶力をあげるには効率が良かったから。

脳は、周りの刺激に対して反応しているので、周りの刺激という情報に自動的に動いている。まるで反射で動いているみたい。

全ての情報があれば、未来は確定するのなら、私たちが情報不足、処理能力不足なだけで、起こることは決まっていると考えざるを得ない。


どうでしたか?
もうすでに「私の意識」は後付けなんだと、納得していただけたのではないでしょうか。

つまり、この世で起こることは全て決まっている。
私たちは、周りの環境に自動的に動かされている。

ということになります。

きっと、いまも「私」という意識が「そんなことないよ!」と抵抗していると思います。

「今まで自分で決めて、自分でやってきただろう!?」
「この記事を読むのだって自分で選んだはずだ!」
「自分の意志で、これからも切り拓いていくんだ!」

そう思われてもいいです。大丈夫です。

信じなくてもいいのですが、この記事を見終わるまで、少しの間、もし本当にそうだとしたら・・・と考えてみてください。


この決定論的世界観の良さがわかると思います。


この考え方は、捉え方によって、色々な人を救うと私は思っています。




救われる心


この世で起こることは全て決まっている。
私たちは、周りの環境に自動的に動かされている。

この決定論的世界観で、救われる人がいるはずです。

どんな人を救うか。
それは、困っている人。問題に直面している人。
これから問題が起こる人です。
つまり、結局はみんなです。

そんなことはものともしない、自分で人生を切り拓いていける人は、この考え方は必要ないと感じると思います。

「全部自分で決めてきた!決めたことをやったことが私の自信なんだ!決まってたなんて言うな!」と憤りを感じられる方もいるでしょう。

この考え方は、そのような生き抜く強さをもつ人たちには必要ありません。

この心理学的決定論は、どうしようもない困難を抱え、押しつぶされそうになっている人、苦しんでいる人、立ち直れない人、そのような強さをもたない人にこそ、力になる考え方です。

「人生順風満帆で、うまくいきすぎている人は、この記事を読まなくても多分大丈夫です。」と言ったのは、そういうわけです。




☆「きっと何か意味がある」



過去起こったことも、今起こっていることも、未来で起こることも、すべては決まっている。

それはつまり、すべての出来事は連続していて、つながっているということです。

どんな辛いことがあっても、それを乗り越えられることは決まっている。

今起きていることには、これから先の未来にとっては意味がある。

こんな辛いことがあっても、きっと意味があるんだ。

そのように捉えることができます。

全ては決まっているということは、それぞれの出来事や人、環境が相互につながっていて、どの出来事が欠けたとしても、今も未来も成り立たないということ。

全て、必要なことなんだ。

そう捉えることができます。


今までに起こったこと、今起こっていること、これから起こること、それらがどんなに良くないことだろうが、そこに意味を見出し、そのままを受け入れることができます。


つらいのは、嫌がるからです。

受け入れてしまえば、もうつらくはない。

嫌なことがあっても、ありのままを受け入れ、ポジティブに変えることができます。



「これはなかなか最悪な事態・・・まぁでも仕方ないか。こうなることは決まってたし。さぁ自分はどう乗り越えるかな?


「子どもがイヤイヤ期でイライラする・・・まぁそれも決まってたよね。乗り越えられるさ。


「クラスの子どもたちの喧嘩が多い・・・でもそれも決まってた。何か意味がある。さぁ何を学ぶ?


つらさが収まり、物事に意味を見出し、未来をみることで、問題に適切な対処ができるようになります。

そしてその考え方を、自然にできるようになります。




☆「みんな無意識の最適解で行動している」


私たちは、環境との相互作用によって、無意識に動かされている。
意思決定は後付けである。

そう分かってしまったら、周りの人たちの見え方が変わるはずです。

彼らも無意識に動かされているということに気付きます。


嫌いな人が、意地悪な言動をしたとしても、その人の脳にとっては、無意識の最適な反応なのです。


そんな意地悪な言動をしないと効率よく生き残れないような経験をして、その人の無意識は学んできたのです。そして刺激に対してシンプルに反応しただけなのです。

私は、なにか気になる言動を見たとき、「これがあの人の最適解なんだ。」と捉えるようになりました。

だって、どんなことをその人が考えていたとしても、無意識が先に指令を出している。つまり、その時に脳が最善の選択をしているということになります。

そのような反応をせざるを得ないような経験によって、無意識が学んできた反応なんだ。
そう反応するようにできてるんだ。

そんなふうに捉えることができます。

そこには、嫌悪感ではなく、共感が生まれます。

「どんな人生を送ってきたのだろう。」
「『死ね』なんて、そんな言葉がすっと出てくるような人生だったんだな。」
「どんな体験をしてきたのだろう。」
「どんな思いで、ここまで生きてきたのだろう。」

彼らの言動から、その人生に思いをはせるようになりました。

そして、強い言葉を使わないと、身を守れない人生だったんですね。
よく頑張ってこられましたね。たくさん辛いこともあったでしょうね。

このように、相手の人生に敬意をもつようになりました。

それは、他人への思いやりの感情です。

まさに、人はそれぞれにしか分からない地獄を生きている。
だからこそ、みんな一人に残らず、すごい存在である。

そう思うようになり、子どもたちの、周りの人の、苦手な人の、見方が変わったんです。



教師として


子どもたちを見るとき、今まで述べたような考え方がとても役に立っています。

子どもたちが、良くない言葉を使うとき。
言葉よりも手が出てしまうとき。
友達を傷つけるような言葉が出てしまうとき。
そっぽを向いてしまうとき。
何度言っても改善されないとき。

教師ならば、一度は経験があるでしょう。

そんな時に、まず最初に浮かぶのは、
「これが彼(彼女)の最適解だ。そんな人生を送ってきたんだ。」
という言葉です。

「そんな言葉を使わないといけない経験を送ってきたんだ。」
「言葉で伝えるより、手を出して伝えた方がいいと学んできたんだ。」
「教師に一回言われたくらいじゃ変わらないほど、いままで繰り返して強化してきたんだ。」

それが彼らの最適解。そう考えたとき、そこには共感の心が生まれ、頭ごなしに叱ったり、むやみに冷たい態度をとったりすることはなくなります。

私たちの心に、子どもを思い遣る余裕が生まれます。

私自身の感情のレジリエンス(回復力)を高めます

そして、クラスで問題が起きたときも、「こうなることは決まっていた」
「ここで、この件について話し合うのには、意味がある」と捉えて、
「さぁ、みんなで何を学ぼうか。」と問題を前向きにとらえることができるようになります。

そのような姿を、教師自身が見せ続けることで、子どもたち自身も、そうなっていきます。

また、常に共感をしてくれる存在に対して、子どもたちは安心感を覚えます。

共感をもって接し、解決策や学ぶことを一緒に考えたり、実際にうまくいったりする体験をすることができると、トラブルは、自分たちに何かを気付かせてくれることであって、肯定的なイメージに少しずつ変化していきます。

教室の心理的安全性を高めることにもつながります。

大きな枠で見れば、クラス全体での、トラブルに対するしなやかなメンタルを育てることにつながります。

無意識が動かしている。意志は後付けである。
みんな無意識の最適解で行動している。
と教師がわかれば、どんな時でも、誰にでも共感することができます。

「彼(彼女)の最適解だ。」と言う言葉は、共感のトリガーになります。

私の大切な、教師として、人間としての引き出しです。


全てのトラブルは起こるべくして起きている。
そして、必ず意味がある。

子どもにとっても。
そして自分にとっても。

そう考えると、なんだか前向きになりませんか?



終わりに


どうでしたでしょうか。
私は、心理学的決定論で救われました。

この考え方は、私の大好きな
「無駄なことは何もない」
「この世で起こること全て良きこと」
という考え方につながっていきます。

今までにあったことは、全部つながっていた。
だから無駄だったことなど何もない。
悪いと思っていたことさえも、それがなかったら今はない。
そのおかげで今がある。
だから悪いと思っていることも、全て良いことだ。

その考えを納得させてくれる理論です。

きっと自由意志はない。と言われて、がっくりきた人もいると思います。

私の意志ではないのか。
何のために選んでいるんだ。
脳が勝手にやっているなんて・・・
まるで操り人形だ・・・
なんか楽しくないよ・・・
ぜんぜん気分上がらない・・・

そう思う人もいるでしょう。
その気持ちは分かります。

ですが、実際には、私達には未来が決まってることも、脳が勝手にやっていることも分かりません。
認識できません。
完璧な予測を体験することなどできません。
私たちはラプラスの悪魔ではないから。

だったら、自由意志があるって考えていいと思います。
今のまま、勘違いしたままでいいと思います。
だっていつまでたっても「私」が指令を出している感覚のままなのですから。
次に何が起こるなんてわかるわけないのですから。

何が言いたいかと言うと、困難に直面したときにこの考え方を使えばいいということです。

なにか困難に直面したとき、「全て決まっていたし、これから決まっている。きっと大丈夫!」と思うことはできるということです。

それは、安心材料になります。

そう思うことで楽になる瞬間があります。

そんな考え方を、引き出しとして持っておくのは、ありじゃないですか?




みなさんがより楽に生きられますように。

ありのままの人生を受け入れ、困難を乗り越えられますように。

楽しく幸せな人生を歩めますように。

ニキチャコは心から願っています。




最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

というか、あなたが最後まで読んでくださることも決まっていました。
大感謝です!!!!(*´ω`*)

幸せ追求教師、ニキチャコでした!

うまくいっていない先生方は、ぜひ最後までスクロールして、ニキチャコからのメッセージを聞いていってください。

それではまた~♪(^o^)/


参考文献

妹尾武治.『未来は決まっており、自分の意志など存在しない。心理学的決定論』. 1版,光文社,2021年,316p 
※この記事で紹介した内容以外でも、様々な学問から多角的に心理学決定論の確からしさを検証しています。私は特に「第2章 暴走する脳は自分の意志では止められない」が心にグサっと刺さりました。気になる方はぜひ!

妹尾武治.『僕という心理実験 うまくいかないのは、あなたのせいじゃない』. 1版,光文社,2022年,434p 

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最後に、教師として、ニキチャコから、うまくいっていなくて、しんどい思いをしている先生方へメッセージです。





うまくいっていない先生方へ


クラスがどのような状態になっていたとしても、それはあなたのせいではないです。

同僚の先生とうまくいってなくても、あなたのせいではないです。

こんなことを言うと偉い人に怒られるかもしれませんが、気にしません。

どんなトラブルが起ころうとも、起こることは決まっていました。

全ては、それぞれが抱える無意識のせいです。

それぞれの刺激に対して、最適な反応をただしているだけです。

自分のせいだ。私には力がない。とか思っていませんか?

まぁ実際力がないと言われれば、学級経営に100点なんてありませんし、授業も突き詰めれば終わりはありません。
だから、みんな力不足です。だから日々少しずつ成長していってます。

しかし、あなたがどんな選択をしたとしても、それは決まっていました。

あなたがこうすると決めたことがうまくいかなかったのも、すでに決まっていたことです。

あなたがその選択に、「自分で決めた」と意志を後付けすることも、すでに決まっていました。

クラスがうまくいかない状態になることも、決まっていました。
あなたが教師になる前からすでにです。

もし、色々な理由が考えられるなら、それすらも必要でした。
足りないということも、全部必要でした。

全て必要なことなんです。

その経験がなければ、この先の未来はないんです。

その体験に込められた意味を、あなたが理解することも決まっています。

だから大丈夫。

必ずなんとかなります。

あなたが、その問題を乗り越えることも決まっています。

うまくいくことも決まっています。

だから大丈夫。

私たちに、未来は分からないけど、起こることはぜんぶ決まってます。

このメッセージを読むことも決まってました。

だから、ここからきっと事態がよくなることも決まっています。

だから大丈夫!

無意識の直感に任せて、大いなる流れに乗っていきましょう。

何の意味があるのか、何を学ぶのかが大切です。

全部決まってた。何か意味がある。そう思って進んでいきましょう。

困ったらニキチャコが力になります。

相談乗ります♪ 必ず力になります!

あなたの人生を応援しています!

というか私が応援することも決まっていました。

もし、本当にあなたが私に助けを求めてくれたとしたら、それすらも決まっていました。

大丈夫。全部うまくいってます!

全てが明るい未来につながっています!

あなたは素晴らしい人生を送ることができます!

心からあなたの幸せを願っています(^^)


ニキチャコより



おわり

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