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2023/09/13(水)=欧州株反落/米国主要株価3指数ともに下落/日経先物170円安の3万2450円で日中取引終了/8月の米CPI、上方サプライズでFRBの追加利上げの可能性も



―――【総まとめ】―――

  • ロンドン株式市場は続伸、英ポンドの下落と労働市場の経済指標の影響を受け

  • 欧州株、SAPの下落とオラクルの業績見通しにより反落、DAX指数0.54%下落

  • NY株式市場は3指数とも下落、原油価格高騰とオラクル急落などが影響

  • 日経225先物12月限は前日比60円安の3万2560円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万2776.37円に対しては216.37円安

  • 13日の日経平均終了は32706.52円、69.85円の下落。米ハイテク株の下落が影響

  • 日経225先物12月限は前日清算値比170円安の3万2450円で日中取引を終えた。この日の日経平均株価の現物終値3万2706.52円に対しては256.52円安

  • 8月米消費者物価指数(CPI)は前月比+0.6%と、7月+0.2%から伸びが拡大し、昨年6月来で最大

  • 前年比では+3.7%と、7月+3.2%から予想以上に伸びが拡大し5月来で最大の伸び

  • 8月米コアCPIは前月比+0.3%。伸びは予想外に7月+0.2%から拡大。5月来で最大の伸び

  • FRB注目の8月米コアCPI前年比では+4.3%と、7月+4.7%から予想通り伸びが縮小し、21年9月来で最小の伸び


―――【チャート】―――

◆直近2営業日の値動き=15分足チャート(日経225先物ミニ12月限)


日経225先物ミニ9月限15分足チャート2023/09/11(月)16:30~2023/09/13(水)15:15

◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ12月限)


日経225先物ミニ9月限日足チャート2023/03/14[半年前]16:30~2023/09/13(水)15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/09/12(火)の経済指標結果



◆2023/09/13(水)の経済イベント予定



―――【欧州市況】―――

◆欧州市場サマリー(12日ロイター)

2023/09/13(水)03:23

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ロンドン株式市場は続伸、英ポンドの下落と労働市場の経済指標の影響を受け

  • 英国の失業率は4.3%に悪化、しかし賃金は前年比8.5%増、20年超での最高

  • ストリーター氏: イングランド銀行にとって、賃金の上昇はあまり安心材料でない

  • ABフーズの株価5.3%上昇、利益見通しの引き上げが好感される一方、スマーフィット・カッパは9.8%下落

  • 欧州株、SAPの下落とオラクルの業績見通しにより反落、DAX指数0.54%下落

  • スペインのCPIは2.6%上昇、欧州中央銀行(ECB)の14日の利上げ観測が強まる

  • エアバス株2.4%下落、P&Wのジェットエンジンの欠陥が影響として考えられる

  • ユーロ圏の国債利回りは安定、利上げ観測が徐々に強まる中でECB理事会が焦点

  • 欧州経済センターのドイツ景気期待指数、前月より改善してマイナス11.4

  • 米連邦の追加利上げ判断のための13日の米CPIが注目、ドイツの10年債利回り小幅上昇

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

<ロンドン株式市場>
 続伸して取引を終えた。英国の労働市場の弱まりを示す経済指標を受け、英ポンドが下落したことが好感された。中型株で構成するFTSE250種指数は0.11%高。英国立統計局(ONS)が発表した5-7月の失業率は4.3%と、4-6月の4.2%から悪化した。ただ、5-7月のボーナスを含む賃金は前年比8.5%増と、伸び率が4-6月の8.4%から拡大し、新型コロナウイルス流行時を除くと記録がある過去20年超で最高となった。ハーグリーブス・ランズダウンの金融・市場部門責任者、スザンナ・ストリーター氏は「英国の賃金上昇率は依然として高く、熱はあまり下がっていない」とし、「自信を持って利上げを一時停止する前に、雇用主の抑制を示すさらなる証拠が必要なイングランド銀行(英中央銀行)にとっては、あまり安心材料にはならなかった」と述べた。個別銘柄では衣料品・食品大手のアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズ(ABフーズ)が5.3%上昇。過去4カ月間で2度目となる通期決算の利益見通しを引き上げたことが好感された。一方、包装資材のスマーフィット・カッパは9.8%安と大幅下落。米国の同業ウエストロックを110億ドルで買収することで合意したと発表したのを受け、一部のアナリストが多額のプレミアムの支払いを指摘したことが嫌気された。

<欧州株式市場>
 反落して取引を終えた。ドイツのソフトウエア大手SAPが下落し、米同業オラクルの低調な業績見通しが嫌気された。ドイツのDAX指数は0.54%下落。SAPが1.8%下げた。厳しい経済状況で企業のクラウド支出が圧迫される中、オラクルの第2・四半期決算(9─11月)の売上高見通しが市場予想を下回ったことが嫌気された。STOXX欧州600種資源株指数は0.49%安。外国為替市場でドルが上昇したのに伴って大部分の卑金属価格が値下がりしたことが響いた。スペインの8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.6%上昇した。一方、欧州経済センター(ZEW)が発表した9月のドイツの景気期待指数は予想に反して前月より改善した。金融市場では、欧州中央銀行(ECB)が14日の理事会で利上げを決定するとの観測を徐々に強めている。トレーダーは25ベーシスポイント引き上げ決定の可能性を50%と見込んでいる。13日に発表される8月の米CPIも注視されている。欧州航空機大手エアバスは2.4%下落した。米航空機エンジンのプラット・アンド・ホイットニー(P&W)が同社製ジェットエンジンの欠陥により、数百機のエアバス機が運航停止となる可能性を警告したことがマイナス材料となった。

<ユーロ圏債券>
 国債利回りが安定的に推移した。今週の欧州中央銀行(ECB)理事会で追加利上げが決定されるとは限らないものの、市場では利上げ観測が徐々に強まっている。今週14日のECB理事会での利上げに対する市場の見方はほぼ互角。ESTR先物では0.25%ポイントの利上げが決定される可能性が前日の約40%から約50%に上昇した。一方、金融市場では、ECBが年内に0.25%ポイントの利上げを実施し、その後は引き締めを実施しないとの見方が大勢となっている。欧州経済センター(ZEW)が12日発表した9月のドイツの景気期待指数はマイナス11.4と、前月のマイナス12.3から予想外に改善。利上げ停止への期待を受けた。一方、市場では米連邦準備理事会(FRB)が追加利上げに踏み切るかどうかの判断材料となる13日の米インフレ統計が注目されている。ドイツの10年債利回りは2.64%と小幅に上昇した。INGのシニア金利ストラテジスト、ベンジャミン・シュローダー氏は「米消費者物価指数(CPI)がタカ派的な内容となり、ECBが利上げに踏み切れば、短期債利回りは今週さらに上昇する可能性がある」と述べた。ドイツの2年債利回りは3ベーシスポイント(bp)上昇の3.12%。イタリア10年債利回りは1bp上昇の4.4%。独伊10年債の利回り格差は174.5bpとなった。

ロイター

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/09/13(水)05:10

12日11:06 鈴木財務相
「日銀には物価目標実現に向けて、適切な金融政策運営を期待している」

12日13:33 世耕自民参院幹事長
「日銀総裁のインタビューを詳細に読んだが、緩和継続する趣旨と理解」
「本当の意味で物価目標に達していないという点では日銀と意見の相違はない」
「為替政策に金利を使うのは禁じ手」

12日16:51 プーチン露大統領
「イーロンマスク氏は傑出した人物だ」

12日19:08 ブリーデン次期英中銀(BOE)副総裁
「成長率と失業率に対するリスクは双方向で均衡している」
「インフレ率は2年後に目標値の2%前後になると予想」
「インフレが英国に定着するリスク」
「英国の景気後退は予測していない」

※時間は日本時間

OANDA証券

―――【日経先物ナイトセッション】―――

◆日経225先物夜間取引クロージング:13日夜間取引終値=60円安、3万2560円

2023/09/13(水)06:03

 13日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年12月限は前日比60円安の3万2560円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万2776.37円に対しては216.37円安。出来高は1万3090枚だった。
 TOPIX先物期近は2359ポイントと前日比5ポイント安、TOPIX現物終値比20.91ポイント安だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        32560      -60    13090
日経225mini        32560      -55   276773
TOPIX先物         2359      -5    10071
JPX日経400先物      21280      -20    1313
マザーズ指数先物      726      -3     869
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

―――【主要ニュース】―――

◆今朝の必読ニュース(13日ブルームバーグ)

2023/09/13(水)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • アップルは「iPhone15」シリーズを発表。充電ポートを「USB-C」に変更し、最上位モデル「iPhone15 Pro Max」には1199ドルで新しい「A17」チップを搭載。しかし市場の反応は冷ややかで、株価は1.7%下落。

  • マッカーシー米下院議長はバイデン大統領の「腐敗の風潮」を批判し、ジョーダン委員長に弾劾調査を指示。ホワイトハウスは反論し、バイデン氏の行動は正当と主張。

  • OPECは10-12月期の石油供給不足を予測。特にサウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を継続する中、供給不足が深刻化する可能性。

  • リビア東部では暴風雨による洪水で数千人が死亡。救急当局報道官は、少なくとも2300人が死亡し、5000人以上が行方不明と報告。

  • スペインのインディテックスは新RFID万引き防止システムの導入を遅らせる見込み。英小売協会は、盗難が27%増加していると発表。

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

シリーズ15
アップルはスマートフォンの新モデル「iPhone(アイフォーン)15」シリーズを発表した。充電ポートは「USBーC」に変更。エントリー機種2モデルと上位機種「iPhone15 Pro」は、いずれも価格が14と変わらず。最上位の「iPhone15 Pro Max」は1199ドルと、14から100ドル高い価格に設定された。同機種にはアップルが初めて3ナノメートルプロセスで生産した新しいチップ「A17」が搭載された。発表された内容の多くは報道済みで目新しさを欠き、株式市場の反応は冷ややかだった。アップルの株価は前日比1.7%安で引けた。

下院採決を迂回
マッカーシー米下院議長はバイデン米大統領が「腐敗の風潮」を醸成しているとして、大統領弾劾調査に踏み切る。下院監視・説明責任委員会のコマー委員長と連携しながら調査を率いるよう、下院司法委員会のジョーダン委員長に指示した。関係者によれば、マッカーシー議長は下院での採決を経由せずに弾劾訴追を目指している。「国民には知る権利がある」とマッカーシー氏は11日に記者団に発言。ホワイトハウスはバイデン氏の行動が調査に値するとの指摘を否定している。

供給不足
石油輸出国機構(OPEC)が公表した月報によると、世界の石油市場は10-12月期に日量300万バレル超の供給不足に直面する見通し。サウジアラビアの自主減産延長により、過去10年余りで最大の供給不足となる可能性がある。原油市場はすでにタイト化しているが、サウジは先週、日量100万バレルの自主減産を12月まで継続する方針を明らかにした。

不明者1万人
地中海で発生した暴風雨がリビア東部を襲い、複数のダム決壊で洪水が発生、少なくとも数千人が死亡した。救急当局は生存者の救助および遺体の収容作業を急いでいる。リビア救急当局の報道官、オサマ・アリ氏はブルームバーグに対し、死者数は2300人に達し、5000人以上が行方不明だと述べた。AP通信によると、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)のリビア特使は1万人が行方不明になっていると、ジュネーブで記者団に述べた。

いたちごっこ
衣料品ブランド「ZARA(ザラ)」などを展開するスペインのインディテックスでは、新しい万引き防止システムの正式導入が予定より若干遅れる見通しだ。このシステムは小型チップを内蔵したRFID(無線自動識別)タグを活用する。今年、スペインの一部店舗で試験導入したが、ラベルに埋め込まれていたRFIDタグを取り除く方法を万引犯らは素早く習得した。英小売協会(BRC)によれば、インフレ高進の中で昨年は店舗での盗難事例が英国の10大都市で27%増加した。

その他の注目ニュース
インフレによる圧迫浮き彫り、米国の実質家計所得が昨年2.3%減少
株式配分に「劇的な変化」、中国を悲観し米株にシフト-BofA調査
【コラム】日銀と政府のメッセージ、世界は受け取ったが-オーサーズ

ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(13日ロイター)

2023/09/13(水)06:30

・北朝鮮の金総書記、ロシア・ハサンに到着=報道
・アップル、新型iPhone15発表 価格据え置き 充電端子「C」に統一
・米金融・債券市場=小動き、2年債利回りは5%超え
・米インフレ調整後の所得減少、貧困関連指標は急上昇=国勢調査局
・NY外為市場=円反落、米PCI発表控えドル上昇
・中南米金融市場=利下げ観測でレアル下落、原油高で全般的に株価・通貨上昇
・英BPのルーニーCEOが辞任、同僚との個人的関係を開示せず
・米国株式市場=下落、原油高やオラクルの業績見通しを嫌気
・米下院議長、バイデン氏の弾劾調査を指示 「証拠が示す方向に向かう」
・ウクライナ軍、ザポロジエ原発付近をドローン攻撃=ロスアトム
・原油先物10カ月ぶり高値、OPECの楽観的な需要予想受け
・インフレ緩和傾向、原油高でも変わらず=仏中銀総裁
・軟着陸見通しでも米経済の先行きは不透明=ゴールドマンCEO
・ロンドン株式市場=続伸、ポンド安を好感
・バイデン氏支持42%、3月以来の高水準 経済問題に注目=調査
・〔アングル〕米国株の「9月効果」、オプション期日翌週に顕著に=ノムラ
・欧州株式市場=反落、独SAPが下落 米CPIとECB理事会を注視
・リビア洪水、東部都市25%消失 死者2200人に 1万人不明
・マスク氏は「傑出した人物」で「優れた実業家」、プーチン氏称賛
・〔ロイター調査〕9月FOMCは金利据え置き、利下げは24年第2四半期か
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り安定、ECB利上げ観測高まる
・訂正(発表者側の申し出)--アドビ・IBM・エヌビディア、米政権のAIリスク管理計画に参画
・〔アングル〕ロシア、ウクライナ戦争進めながら旧ソ連「勢力圏」維持に疑問
・G7、ロシアの「併合」ウクライナ4州での選挙実施を非難 外相声明
・中国、ハワイ山火事巡り偽情報 米の「気象兵器」原因と=NYT
・インド8月CPI、前年比6.83%上昇 上振れリスクも
・世界石油需要予想を据え置き、経済堅調で=OPEC月報
・ファミリーオフィスが債券やPE投資を拡大、株式は縮小=シティ
・中国不動産、世界的信用事由の原因となる恐れ=BofA調査
・新たな核軍縮協議に中国も参加すべき=独首相
・金利政策判断に「バランス」求める=英中銀ブリーデン次期副総裁
・バイデン氏、国連総会に出席へ 19-20日=ホワイトハウス
・台湾TSMC、アームIPOに最大1億ドル投資へ 取締役会が承認
・プーチン氏、IOCを批判 「五輪の精神ゆがめている」
・プーチン氏「西側の中国抑制は失敗の運命」、ロ中の「蜜月」称賛

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(13日ロイター)

2023/09/13(水)06:12

●米下院議長、バイデン氏の弾劾調査を指示 「証拠が示す方向に向かう」
米共和党のマッカーシー下院議長は12日、バイデン大統領に対する正式な弾劾調査を開始するよう下院委員会に指示すると表明した。「軽々しく下した決断ではない」とした上で、「われわれは証拠が示す方向に向かう」と述べた。

●〔ロイター調査〕9月FOMCは金利据え置き、利下げは24年第2四半期か
ロイターがエコノミスト97人を対象に実施した調査によると、米連邦準備理事会(FRB)は9月19─20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を据え置くとの見方が95%以上を占めた。利下げは2024年4─6月期かそれ以降になるとみられている。

●世界石油需要予想を据え置き、経済堅調で=OPEC月報
石油輸出国機構(OPEC)は12日に発表した月報で2023年の世界石油需要が前年より日量244万バレル増、24年に日量225万バレル増になるとの8月の見通しを据え置いた。高水準の政策金利やインフレの高止まりなどの逆風にもかかわらず、主要国経済が予想されていたより堅調なのが要因。

●〔アングル〕米国株の「9月効果」、オプション期日翌週に顕著に=ノムラ
ノムラ・セキュリティーズが過去30年超にわたるデータを分析したところ、米国株式市場は9月後半、特に9月15日の月次オプション期日の翌週に不安定な値動きになる可能性があることが分かった。

●軟着陸見通しでも米経済の先行きは不透明=ゴールドマンCEO
ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は12日、米国経済は大幅な景気後退を回避する可能性が高いとしながらも、インフレは市場参加者の予想以上に持続する可能性が高いと警告した。

●中国不動産、世界的信用事由の原因となる恐れ=BofA調査
米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)が12日に公表した9月のファンドマネジャー調査によると、世界的なシステミック・クレジット・イベント(信用事由)の原因となる可能性が最も高いとみられているのは中国の不動産だった。

●ファミリーオフィスが債券やPE投資を拡大、株式は縮小=シティ
米シティグループのプライベートバンキング部門、シティ・プライベートバンクの調査によると、富裕層を対象に資産管理や運用サービスを行うファミリーオフィスは今年上半期に債券およびプライベートエクイティ(PE)投資を増やした一方、株式へのエクスポージャーを減らした。

●アップル、新型「iPhone15」発表 USB-C充電ケーブル搭載
米アップルは12日、新製品発表イベントを開催し、新型「iPhone15」シリーズを発表した。

●バイデン氏支持42%、3月以来の高水準 経済問題に注目=調査
最新のロイター/イプソスの世論調査によると、バイデン米大統領に対する支持率が42%と、3月以来の高水準に回復した。

●中国、ハワイ山火事巡り偽情報 米の「気象兵器」原因と=NYT
中国政府が人工知能(AI)技術を活用し、米ハワイ州マウイ島での山火事を巡る偽情報の拡散に関与していた可能性があることが米マクロソフトなどの研究者によって明らかになったと、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が報じた。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(12日)

2023/09/13(水)07:06



◆NY市場サマリー(12日ロイター)=円反落・株下落、CPI発表控え

2023/09/13(水)06:45

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • NY為替市場で日本円下落、植田和男日銀総裁の発言を受け前日に大幅上昇したあと

  • ドルは米インフレ統計の発表前に上昇、ドル/円は147.15円で0.39%高

  • 投資家は13日の米消費者物価指数(CPI)に注目、ユーロ/ドルはECB理事会前に0.19%安

  • 英国の賃金は前年比7.8%上昇、エコノミスト予想と一致

  • NY債券は米CPI発表前、2年国債利回りは5%を超え、金利上昇の期待が続く

  • NY株式市場は3指数とも下落、原油価格高騰とオラクル急落が影響

  • アップルは新型iPhone「15」シリーズ発表、値上げは見送る

  • NY金先物は米インフレ指標発表前に3営業日ぶり反落、1935.10ドルで8月下旬以来の水準

  • 米原油先物は需給逼迫懸念で反発、88.84ドルで10カ月ぶり高値水準

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

<為替>
 日本円が下落。前日には植田和男日銀総裁の発言を受け7月中旬以降で最大の上げ幅を記録していた。一方、米インフレ統計の発表を控えドルは上昇した。ドル/円は0.39%高の147.15円。前日の0.83%安から幾分回復した。一方、ドル指数は前日の下げから回復。投資家は13日に発表される米消費者物価指数(CPI)に注目している。ドル指数は終盤で0.14%高の104.72となった。ユーロ/ドルは14日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控え0.19%安の1.0728ドルとなった。金融市場ではECBによる追加利上げへの期待が徐々に高まっている。ポンド/ドルは0.2%安の1.2485ドル。英国立統計局(ONS)が12日発表した5─7月の賃金はボーナスを除いたベースで前年比7.8%上昇し、伸び率は4─6月から変わらずとなり、高水準を維持した。エコノミスト予想とも一致した。

<債券>
 米消費者物価指数(CPI)など重要指標の発表を控え、国債利回りが狭いレンジ内で推移した。2年国債利回りは5%を上回った。市場がフェデラルファンド(FF)金利が2024年6月まで5%を上回ると織り込む中、金利上昇期待を反映しやすい2年国債利回りは0.6ベーシスポイント(bp)上昇し5.001%となった。先物市場はまた、FRBが来年7月末まで25bp以上の利下げを行わないことを織り込んでおり、FRBが経済のソフトランディングに成功するとの期待にもかかわらず、金利はより長く高止まりすることを示唆している。10年債利回りは2bp低下の4.268%。30年債利回りは2.8bp低下し4.349%となった。2年債と10年債の利回り格差はマイナス73.5bpだった。

<株式>
 3指数とも下落して取引を終えた。13日に発表される米消費者物価指数(CPI)を前に、原油価格の高騰により物価上昇圧力が持続するとの懸念が深まった。前日に市場予想を下回る業績見通しを発表した米ソフトウエア大手オラクルが13%超急落し、6月以来の安値を付けた。クラウド大手のアマゾン・ドット・コムとマイクロソフトも1%超下落。オラクルの弱い見通しや米国債利回り上昇が重しとなった。アップルは1.7%安。iPhone(アイフォーン)の新型機「15」シリーズを発表したが、世界的なスマートフォンの販売不振を考慮して値上げは見送った。S&P総合500種の主要11セクターのうち8セクターが下落。情報技術や通信サービスの下げが目立った。一方、エネルギーは2.3%上昇した。テスラは商いを伴って2.2%下落。梱包材のウエストロックは欧州のスマーフィット・カッパと合併で合意し、2.8%高となった。

<金先物>
 米インフレ指標の発表を控え、利益確定の売りに押され、3営業日ぶりに反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比12.10ドル(0.62%)安の1オンス=1935.10ドルとなった。これは8月下旬以来3週間ぶりの安値水準。

<米原油先物>
 需給逼迫(ひっぱく)懸念の再燃を背景に、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値(終値に相当)は前日比1.55ドル(1.78%)高の1バレル=88.84ドルで、2022年11月中旬以来約10カ月ぶりの高値水準となった。11月物は1.50ドル高の88.16ドル。

ロイター

◆12日の米国市場ダイジェスト=NYダウは17ドル安、CPI待ち

2023/09/13(水)07:50

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国株式市場は警戒感のもと反落。ダウ平均とナスダックが下落して終了。特にハイテクセクターに重しとなるアップルやオラクルの下落が目立つ

  • 銀行セクターではフィフス・サード・バンコープやシチズンズ・フィナンシャル・グループが規制強化案への反対で上昇。ウエストロックとスマ―フィット・カッパ・グループの合併やエクソンモービルの原油高に伴う上昇も

  • アップルは新型アイフォーン15の発表が期待外れで下落。オラクルはクラウド売上げ鈍化により大幅安

  • 12日のニューヨーク外為市場ではドル・円とユーロ・ドルが上昇。特にユーロ・ドルは欧州中央銀行の利上げ観測で変動が見られる

  • NYMEXのWTI先物10月限は、アジア市場での売りの後、米国市場で減産期間延長の影響を受け上昇

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

■NY株式:NYダウは17ドル安、CPI待ち
 米国株式市場は反落。ダウ平均は17.73ドル安の34,645.99ドル、ナスダックは144.28ポイント安の13,773.61で取引を終了した。
 8月消費者物価指数(CPI)発表を明日に控えた警戒感に寄り付き後、下落。ソフトランディング期待にダウは一時プラス圏に回復もハイテクの売りに押され上昇を維持できなかった。携帯端末のアップル(AAPL)やソフトウエア・メーカーのオラクル(ORCL)の下落がハイテクセクターの重しとなり、ナスダック総合指数は終盤にかけて下げ幅を拡大し、終了。セクター別ではエネルギーや銀行が上昇した一方で、ソフトウエアサービスが下落した。
 地銀のフィフス・サード・バンコープ(FITB)やシチズンズ・フィナンシャル・グループ(CFG)は銀行のJPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)が当局が提示している規制強化案に強い反対姿勢を示したため、それぞれ上昇。紙製包装ソリューション会社、ウエストロック(WRK)は世界最大規模のアイルランドの同業スマ―フィット・カッパ・グループ(SKG)との合併で合意したことが明らかになり、上昇した。また、石油会社のエクソンモービル(XOM)は、原油高で業績改善期待に上昇。コンビニエンスストア運営のケーシーズ・ゼネラル・ストアーズ(CASY)は四半期決算が予想を上回り、買われた。
 一方で、携帯端末のアップル(AAPL)はイベントで、期待されていた通り新型アイフォーン15を発表したが価格はアイフォーン14と同じに設定されたほか、特にサプライズなく、下落した。ソフトウエア・メーカーのオラクル(ORCL)は四半期決算でクラウドの売り上げ鈍化で見通しに失望した売りが加速し大幅安。
 投資家の恐怖心を表すVIX指数は14.42まで上昇した。


■NY為替:原油高で米利上げ長期化観測も
 12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円90銭から147円23銭まで上昇し、147円00銭で引けた。原油高や消費者物価指数(CPI)の発表を控え、米利上げ長期化の観測にドル買いが優勢となった。
 ユーロ・ドルは、1.0706ドルまで下落後、1.0760ドルまで上昇し、1.0757ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の利上げを巡り見解が分かれユーロ売りが優勢となったのち、ECBがインフレ見通しを引き上げる公算との報道を受けて利上げ観測が強まり買戻しが加速した。ユーロ・円は、157円40銭から158円27銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2460ドルまで下落後、1.2498ドルまで上昇した。スタグフレーションを警戒したポンド売りが継続。ドル・スイスは、一時0.8934フランまで上昇後、0.8907フランまで下落した。


■NY原油:上昇で88.84ドル、昨年11月以来となる89.37ドルまで買われる
 NY原油先物10月限は上昇(NYMEX原油10月限終値:88.84 ↑1.55)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.55ドルの88.84ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは87.22ドル-89.37ドル。アジア市場で87.22ドルまで売られたが、主要産油国による減産期間延長の影響は消えていないため、米国市場の後半にかけて2022年11月以来となる89.37ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では主に 88ドル台で推移。


■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.97ドル +0.49ドル(+1.72%)
モルガン・スタンレー(MS) 85.55ドル +2.04ドル(+2.44%)
ゴールドマン・サックス(GS)330.90ドル +6.25ドル(+1.93%)
インテル(INTC) 38.86ドル +0.27ドル(+0.70%)
アップル(AAPL) 176.30ドル -3.06ドル(-1.71%)
アルファベット(GOOG) 136.07ドル -1.67ドル(-1.21%)
メタ(META) 301.66ドル -5.90ドル(-1.92%)
キャタピラー(CAT) 281.81ドル -0.24ドル(-0.09%)
アルコア(AA) 28.20ドル -0.48ドル(-1.67%)
ウォルマート(WMT) 164.52ドル +0.18ドル(+0.11%)

フィスコ

―――【日中取引OPEN前まとめ】―――

◆日経225先物テクニカルポイント(13日夜間取引終了時点)

2023/09/13(水)07:10

●本文ここから--------------------------

 13日ナイトセッションの日経225先物は前日清算値比60円安の3万2560円で取引を終えた。夜間取引終了時点のテクニカルポイントは以下の通り。

33714.33円  ボリンジャーバンド3σ
33239.82円  ボリンジャーバンド2σ
32776.37円  12日日経平均株価現物終値
32765.31円  ボリンジャーバンド1σ
32750.00円  一目均衡表・転換線
32650.00円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
32576.00円  5日移動平均
32560.00円  13日夜間取引終値
32506.67円  75日移動平均
32295.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
32290.80円  25日移動平均
32280.00円  一目均衡表・基準線
31816.29円  ボリンジャーバンド-1σ
31341.78円  ボリンジャーバンド2σ
30867.27円  ボリンジャーバンド3σ
29579.80円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(寄り前コメント)=3万2500円および+1σ辺りでの底堅さを見極め

2023/09/13(水)08:15

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 12日の米国市場では、主要な株価指数が下落、NY原油先物が上昇してインフレ圧力が高まる

  • アップルの新型iPhone15の発売発表は、サプライズ感がなくハイテク株が下落

  • S&P500業種別指数で、エネルギー、銀行、保険が上昇、他セクターは下落

  • シカゴ日経平均先物は大阪比で35円安、日経225先物は下落しナイトセッションで終了

  • 東京市場では、米国のエネルギー株上昇とハイテク株の弱さを物色する傾向

  • 米CPIの発表前で、短期的なショートカバーや押し目狙いの動きが期待される

  • VIX指数が上昇も、75日移動平均線による上値抑制でリスク回避強化はなし

  • NT倍率は先物中心限月で小幅上昇、エネルギー株や金融株への資金シフトが予想される

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 32560 -60 (-0.18%)
TOPIX先物 2359.0 -5.0 (-0.21%)
シカゴ日経平均先物 32585 -35
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 12日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。8月の米消費者物価指数(CPI)の発表を翌日に控えて様子見ムードのなか、NY原油先物が昨年11月以来の水準に上昇したことでインフレ圧力が高まり、金融引き締め長期化への警戒が強まった。また、新型スマートフォン「iPhone15」の発売を発表したアップル<AAPL>が、これまで報道されていたこともあってサプライズ感はなく、材料出尽くしから下落したことがハイテク株の重荷となった。S&P500業種別指数はエネルギー、銀行、保険が上昇した一方で、ソフトウエア・サービス、家庭用品・パーソナル用品、自動車・同部品が下落。

 シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、大阪比35円安の3万2585円だった。日経225先物(12月限)は日中比60円安の3万2560円で始まり、3万2500円まで売られる場面が見られた。売り一巡後は緩やかなリバウンドを見せており、米国市場の取引開始後にはプラスに転じた。その後、3万2680円まで上げ幅を広げる場面もあったが終盤にかけて軟化し、3万2560円と下落に転じてナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の展開になりそうだ。米国市場ではNY原油先物相場の上昇を受けたエネルギー株のほか、金利先高観から金融株が買われた半面、ハイテク株の弱さが目立っており、東京市場でも同様の物色に向かいやすいだろう。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価の重荷となりそうだ。

 ただし、米CPIの発表を控えるなか、積極的にショートを仕掛けてくる流れにはならないとみられる。ナイトセッションでは3万2500円処で底堅さが見られており、同水準では短期的なショートカバーを狙った、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。また、ボリンジャーバンドの+1σが3万2590円辺りに位置しており、+1σ水準での底堅さがみられるようだと、オプション権利行使価格の3万2625円を捉えてくる可能性があり、その上の権利行使価格3万2750円を意識させよう。積極的な上値追いは期待しづらいが、まずは3万2500円および+1σ辺りでの底堅さを見極めたい。

 VIX指数は14.23(前日は13.80)に上昇した。投資家心理をやや神経質にさせようが、直近では75日移動平均線に上値を抑えられる形状であり、リスク回避姿勢を強める流れとはならないだろう。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で13.79倍と小幅に上昇した。米国市場の流れを受けてエネルギー株や金融株に資金がシフトすると予想され、NTショートによるスプレッド狙いの動きも入りそうだ。方向性としては2月22日の13.70倍のほか、1月16日の13.62倍が意識されやすい。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物日中取引クロージング:13日清算値=170円安、3万2450円

2023/09/13(水)15:17

 13日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年12月限は前日清算値比170円安の3万2450円で取引を終えた。出来高は4万52枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万2706.52円に対しては256.52円安。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(13日)

2023/09/13(水)



◆日本株市況クロージング=米ハイテク株安やCPI待ちでこう着感が強まる(13日フィスコ)

2023/09/13(水)16:04

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 13日の日経平均終了は32706.52円、69.85円の下落。米ハイテク株の下落が影響

  • 開始後、円安の影響で輸出関連株が一部上昇、最高は32872.44円まで

  • 33000円に近づくと売り出現。米国のCPI発表を前に慎重な姿勢が広がる

  • 東証プライムの下落銘柄は1000を超える。上昇18業種、下落15業種あり

  • 米国では原油高やアップル新製品の影響を受け、国内電子部品関連株に波及

  • 米CPIの発表を控えて持ち高調整の売りが拡大、日中は安値圏で推移

  • 米コアCPI予想は前年比4.3%上昇で7月より鈍化

  • 米FOMCでは政策金利据え置き予想、追加利上げの有無の思惑あり

  • 日米の金融政策決定会合前に積極的な動きは期待しづらい

  • 9月末の配当権利取り等、短期的な要因が市場の動きに影響可能

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

13日の日経平均は反落。69.85円安の32706.52円(出来高概算14億7000万株)で取引を終えた。前日の米ハイテク株安を映して売り先行で始まったものの、一時1ドル=147円台半ばまで進んだ円安を背景に輸出関連株の一角などが買われ、取引開始直後にはプラスに転じ、前場中盤には32872.44円まで上げ幅を広げた。ただ、心理的な節目の33000円に接近してくると戻り待ちの売りが出たほか、米国では8月の消費者物価指数(CPI)の発表が予定されているため、結果を見極めたいとのムードもあり、見送りムードが広がっていた。

東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、ゴム製品、海運、陸運、銀行など18業種が上昇。一方、電気機器、建設、精密機器など15業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、トヨタ<7203>、ブリヂストン<5108>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、信越化<4063>が軟調だった。

前日の米国市場は、原油高を背景にインフレ高止まり懸念が連想され、利上げ長期化への警戒が重荷になったほか、米アップルの新製品は新味に欠ける内容だったことから、アップル株が1.7%超下落したため、国内サプライヤーの電子部品関連株にも連想売りが波及した。一方、円相場が1ドル=147円へと前日に比べ円安方向に傾いているため、自動車や機械などの一角が値を上げたほか、原油高を受けた石油関連株高が相場を支えた。ただ、米CPIの発表待ちで、次第に持ち高調整売りが広がり、買い戻しが一巡したあとは、再びマイナスに転じ、その後は日中の安値圏でもみ合う展開が続いた。

注目される米CPIについて、コアCPIは前年比4.3%上昇と7月の4.7%の上昇から鈍化が見込まれている。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置きがコンセンサスとなっているが、その後の追加利上げの有無の思惑に繋がるだけに、インフレが沈静化するのか、それとも加速するのかに注目が集まるだろう。また、CPIを波乱なく通過しても日米の金融政策決定会合という重要イベント前に積極的に動きづらいと考える投資家は多く、目先的には、9月末の配当権利取りなどにとどまりそうだ。

フィスコ

◆日経平均大引け【↓】=反落、米CPI発表を前に方向感に欠ける展開

2023/09/13(水)18:28

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は反落、米ハイテク株安を受け軟調

  • 方向感定まらず、後場後半は売り優勢に傾く

  • 米CPI発表を今晩に控え、全般様子見ムード

  • 円安でも明暗、自動車株買われ半導体は下落

  • 銀行など金融株に買い続くも相場牽引できず

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

日経平均株価
始値  32742.29
高値  32872.44(09:50)
安値  32616.65(12:49)
大引け 32706.52(前日比 -69.85 、 -0.21% )

売買高  14億7589万株 (東証プライム概算)
売買代金  3兆5482億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は反落、米ハイテク株安を受け軟調
 2.方向感定まらず、後場後半は売り優勢に傾く
 3.米CPI発表を今晩に控え、全般様子見ムード
 4.円安でも明暗、自動車株買われ半導体は下落
 5.銀行など金融株に買い続くも相場牽引できず

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比17ドル安と4日ぶりに反落した。原油高や金利上昇が警戒されハイテク株を中心に売りが優勢となった。

 東京市場では主力株中心に強弱観が対立し、日経平均株価は方向感の定まらない動きとなった。後場は取引中盤まで一貫して株価水準を切り上げたが、後半に値を消し結局マイナス圏で着地している。

 13日の東京市場は、上下に不安定な値動きで前日終値を挟んで往ったり来たりの値動きを繰り返した。前日の米ハイテク株安を受け半導体関連株が売られる一方、銀行など金融株が買われたが、様子見ムードが強く全般力強さに欠ける地合いとなった。日本時間今晩に発表が予定される8月の米消費者物価指数(CPI)の結果を前に、売りも買いも一方向にポジションを傾ける動きが出にくかった面もある。外国為替市場で円安方向に振れたことで、自動車などの輸出セクターの株価を下支えしたが、日経平均寄与度の高いハイテク値がさ株は軟調な銘柄が多かった。値下がり銘柄数は1000を上回ったが全体の6割弱にとどまった。プライム市場の売買代金は3兆5000億円台と活況が続いている。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が売りに押され、キーエンス<6861>も安い。IHI<7013>が下値模索、日立製作所<6501>も値を下げた。三井ハイテック<6966>がストップ安に売り込まれたほか、ラクスル<4384>、ギフティ<4449>なども大幅安となった。日東紡績<3110>、ウシオ電機<6925>なども下落した。
 半面、川崎汽船<9107>が商いを伴い高く、トヨタ自動車<7203>も活況高。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクがしっかり。武田薬品工業<4502>が堅調、INPEX<1605>も強含みで推移した。gumi<3903>が値上がり率トップに買われ、JCRファーマ<4552>、エンビプロ・ホールディングス<5698>、富士石油<5017>などが大幅高に買われた。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、KDDI <9433>、トヨタ <7203>、ブリヂストン <5108>、セブン&アイ <3382>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約53円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、アドテスト <6857>、東エレク <8035>、信越化 <4063>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約70円。

 東証33業種のうち上昇は18業種。上昇率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)海運業、(3)陸運業、(4)銀行業、(5)保険業。一方、下落率の上位5業種は(1)電気機器、(2)建設業、(3)精密機器、(4)化学、(5)食料品。

■個別材料株

△神戸物産 <3038> [東証P]
 5~7月期の大幅最終増益で見直し買い強まる。
△オーミケンシ <3111> [東証S]
 肌の保湿機能備えた繊維などで特許登録と伝わる。
△イントランス <3237> [東証G]
 23年9月末株主から特別株主優待制度を実施へ。
△ココナラ <4176> [東証G]
 みずほ銀行と法人向けスキル・人材マッチングの合弁会社設立。
△メドレックス <4586> [東証G]
 チザニジン治療システムに関する欧州特許査定を受領。
△富士石油 <5017> [東証P]
 原油市況上昇を刺激材料にPER・PBR超割安で資金流入。
△ウエスコHD <6091> [東証S]
 今期最終増益・増配計画と配当性向40%方針を好感。
△さくらさく <7097> [東証G]
 今期最終32%増益・4円増配計画を評価。
△アトネイチャ <7823> [東証P]
 24年3月期配当予想を5円増額へ。
△オービス <7827> [東証S]
 今10月期営業利益上方修正し配当も大幅増額。

▼三井ハイテク <6966> [東証P]
 電子部品事業減速で今期業績予想を下方修正。
▼ジャフコG <8595> [東証P]
 150億円のユーロ円CB発行で潜在的な希薄化を懸念。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)gumi <3903>、(2)JCRファ <4552>、(3)エンビプロ <5698>、(4)富士石油 <5017>、(5)アイル <3854>、(6)アトネイチャ <7823>、(7)リブセンス <6054>、(8)筑波銀 <8338>、(9)JIA <7172>、(10)マイネット <3928>。
 値下がり率上位10傑は(1)三井ハイテク <6966>、(2)ラクスル <4384>、(3)ギフティ <4449>、(4)扶桑薬 <4538>、(5)ジャフコG <8595>、(6)グロバルLM <3486>、(7)日本マイクロ <6871>、(8)MARUWA <5344>、(9)日東紡 <3110>、(10)イーソル <4420>。

【大引け】

 日経平均は前日比69.85円(0.21%)安の3万2706.52円。TOPIXは前日比1.27(0.05%)安の2378.64。出来高は概算で14億7589万株。東証プライムの値上がり銘柄数は708、値下がり銘柄数は1069となった。東証マザーズ指数は737.54ポイント(1.02ポイント安)。

[2023年9月13日]

株探ニュース

◆日経225先物テクニカルポイント(13日日中取引終了時点)

2023/09/13(水)16:10

●本文ここから--------------------------

 13日の日経225先物は前日清算値比170円安の3万2450円で取引を終えた。テクニカルポイントは以下の通り。

33703.90円  ボリンジャーバンド3σ
33231.40円  ボリンジャーバンド2σ
32758.90円  ボリンジャーバンド1σ
32750.00円  一目均衡表・転換線
32706.52円  13日日経平均株価現物終値
32650.00円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
32554.00円  5日移動平均
32505.20円  75日移動平均
32450.00円  13日先物清算値
32295.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
32286.40円  25日移動平均
32280.00円  一目均衡表・基準線
31813.90円  ボリンジャーバンド-1σ
31341.40円  ボリンジャーバンド2σ
30868.90円  ボリンジャーバンド3σ
29579.25円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(引け後コメント)=狭いレンジでのスキャルピング中心のトレード

2023/09/13(水)18:05

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経225先物(12月限)は3万2450円で終了

  • 寄り付き3万2520円、シカゴ日経平均先物清算値下回る

  • ボリンジャーバンドの+1σ水準で攻防、3万2660円まで上昇

  • 前場終盤、ショート強まり3万2450円まで下落

  • 後場開始直後、3万2400円へ下落

  • 中盤にショートカバーで3万2610円回復、終盤再びショート優勢

  • 日経225先物、3万2400円~3万2600円のレンジ推移

  • 米国のCPI発表後、ナイトセッションで動意予想

  • 米FOMC前、ポジション調整限定的、支持線は25日、75日移動平均線

  • NT倍率13.78倍、小幅低下

  • 日銀金融政策変更を巡る思惑、NTショート優勢

  • 日経225先物、シティグループ証券が最も買い越し、ABNクリアリン証券が最も売り越し

  • TOPIX先物、バークレイズ証券が最も買い越し、ゴールドマン証券が最も売り越し

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪12月限
日経225先物 32450 -170 (-0.52%)
TOPIX先物 2354.5 -9.5 (-0.40%)

 日経225先物(12月限)は前日比170円安の3万2450円で取引を終了。寄り付きは3万2520円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2585円)を下回り、売りが先行して始まった。その後はボリンジャーバンドの+1σ水準での攻防を見せ、これを上放れる動きから一時3万2660円まで買われた。しかし、前場終盤にかけてショートが強まり、3万2450円まで売られた。ランチタイムでは3万2460円から3万2500円辺りで保ち合い、後場の取引開始直後には3万2400円まで下げ幅を広げた。中盤にショートカバーで3万2610円まで回復したものの、終盤にかけては再びショート優勢となり、3万2450円で終えた。

 日経225先物は短期的なトレードが中心となるなか、概ね3万2400円~3万2600円辺りのレンジ推移だった。ボリンジャーバンドの+1σ水準を上回る場面では戻り待ち狙いのショートが入りやすかったが、3万2500円割れの場面でも売り一巡後の切り返しは早く、狭いレンジのなかでスキャルピング中心のトレードだったと考えられる。

 13日の米国市場では8月の消費者物価指数(CPI)が発表されるため、結果を受けた米国市場の反応に対して、日経225先物はナイトセッションで動意をみせることになる。ショートの流れが強まったとしても、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過するまではポジションを傾けてくる流れは限られるとみられ、25日、75日移動平均線が支持線として機能しよう。一方で、ロングが強まる局面では、短期的には節目の3万3000円に接近する展開を想定しておきたい。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.78倍と小幅に低下し、一時13.76倍まで下げた。下へのバイアスが強まる状況ではないが、ジリジリと低下を続けていることから、引き続き2月安値の13.70倍や1月安値の13.62倍が意識されている。短期的なトレードが中心となるなか、スプレッド狙いの動きは限られているようだが、日銀の金融政策変更を巡る思惑などからは、NTショートが優勢だろう。

 手口面では、日経225先物はシティグループ証券が928枚、大和証券が827枚、ソシエテジェネラル証券が675枚、みずほ証券が633枚、三菱UFJ証券が607枚の買い越しに対して、ABNクリアリン証券が1770枚、野村証券が773枚、BNPパリバ証券が463枚、ドイツ証券が459枚、ビーオブエー証券が457枚の売り越しだった。

 TOPIX先物は、バークレイズ証券が3764枚、野村証券が965枚、みずほ証券が829枚、ソシエテジェネラル証券が571枚、ビーオブエー証券が481枚の買い越しに対して、ゴールドマン証券が1860枚、JPモルガン証券が1315枚、UBS証券が1130枚、ドイツ証券が780枚、三菱UFJ証券が775枚の売り越しだった。

株探ニュース

―――【NEWS】―――

◆海外ヘッドライン一覧(13日ロイター)

2023/09/13(水)20:18

・ECB、イタリア銀行超過利潤税を批判 「長期見通し考慮せず」
・ロ朝首脳会談、金氏「帝国主義と戦う」 軍事協力にプーチン氏言及
・アップル、iPhone12の電磁波は基準満たすと仏当局に反論
・碧桂園の社債権者、法律事務所と協議 債務不履行に備え=関係筋
・独GDP、今年最大0.3%縮小も 政府が予測下方修正へ=通信社
・ユーロ圏鉱工業生産、7月は予想以上の落ち込み
・原油市場、第4四半期は大幅供給不足に 主要国の減産で=IEA
・教皇特使が異例の訪中、ウクライナ協議のため 中国外務省も発表
・中国、外国の携帯電話の購入・使用禁止せず=外務省報道官
・新型iPhone15、中国で高い関心 ファーウェイ選好の声も

・〔アングル〕メキシコで中絶合法化へ、米国人希望者の流入増加も
・COLUMN-中国投資回避の動き、循環的な悲観ピークかもっと根深い問題か
・〔アングル〕EV電池材料の「人造黒鉛」、中国が圧倒的優位の現実
・〔アングル〕奴隷制の過去に向き合う米大学、子孫への奨学金などで償い
・〔BREAKINGVIEWS〕薄れるiPhoneへの熱狂、投資家のアップル評価とかい離

・中国投資回避の動き、循環的な悲観ピークかもっと根深い問題か
・中国人民銀、需要拡大と物価の緩やかな上昇支える方針=金融時報
・中国、台湾・福建「融合発展」計画発表 上場支援や資本協力など
・中国製EV、EUが関税導入の是非検討へ
・韓大統領、国防相に軍出身の申議員を指名 2閣僚も交代
・北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発、日本EEZ外に落下 金氏外遊中
・英GDP、7月は0.5%減で今年最大の落ち込み スト響く
・タイ新政権、景気対策承認 軽油減税や中国人ビザなし入国
・金正恩氏、プーチン氏と会談 ロシアの聖なる戦いを支持と表明
・ファーウェイ、シャオミと特許クロスライセンス契約 紛争が解決
・BUZZ-南アランドは軟調、米物価指標が焦点
・2年連続でテイラー・スウィフト、MTV・VMA最優秀ビデオ賞
・「ザラ」のインディテックス、上期40%増益 値上げ緩和でも増収
・ベトナムEVビンファスト、海外事業拡大へ インドネシア工場計画

・プーチン氏、北朝鮮の人工衛星開発支援を表明 金氏と対面
・ECBの来年物価上昇率見通し3%超に、追加利上げ後押しか=関係者
・米天然ガス生産と消費、今年は過去最高に=EIA予測
・米アマゾン、配送担当契約従業員の賃上げへ 1年で4.4億ドル投資
・ロシア原油生産、23年は前年比1.5%減に エネルギー相予想
・中国人民銀行、香港で手形発行増額へ 人民元下支え
・クリミア半島の造船所で火災、ウクライナの攻撃で=ロシア国防省
・英バークレイズ、コスト削減で約450人削減へ=労組
・米年末商戦、5年ぶり低水準の見通し オンラインは好調
・デジタルポンド構想、プライバシー巡る懸念緩和必要=中銀理事
・仏中銀、第3四半期成長率は前期比0.1-0.2%と予想 エネなど好調

・中国空軍機28機が防空識別圏に侵入=台湾国防部
・ベトナムとの関係格上げ、対中国の「冷戦」意味せず=米高官
・プーチン氏、金正恩氏と対面 握手交わす
・ノボノルディスクの肥満症薬、供給不足解消の予定は不明=米FDA
・中国、台湾・福建「融合発展」計画発表 上場支援や資本協力など
・アフリカ連合、独自の格付け会社新設を計画 欧米大手に不満
・クリミア半島の造船所で火災、ウクライナの攻撃後=親ロシア派
・中国碧桂園の債権者、元建て債1本の償還延長を追加承認=関係筋
・グアテマラ次期大統領、政権移行への参加停止 検察の捜索批判
・ロ朝首脳会談の重要性強調、ロシア外務省 地政学的変化理由に
・ブラジル8月インフレ率、予想下回る 食品値下がり

・北朝鮮、東岸沖に弾道ミサイル発射=韓国軍
・アジア4カ国のアパレル輸出収入、酷暑と洪水の影響で大幅減へ=調査
・中国アリババ、AIモデル「通義千問」を一般公開
・北朝鮮の金総書記がロシア到着、「両国関係の戦略的重要性示す」
・パナマ運河、干ばつ続けば通過船舶数追加削減も
・中国、無許可の家庭教師に多額の罰金処分教育省が取り締まり策
・米アマゾン、CO2直接回収技術に投資 25万トンの削減クレジット購入
・バイナンスUS、シュローダーCEO退任 100人超削減へ
・タイ首相、経済政策発表へ 最低賃金引き上げや観光業支援

・韓国現代自と労組、新労使協定で暫定合意 スト回避の見通し
・原油先物10カ月ぶり高値近辺、需給逼迫観測で
・モロッコ地震、死者2900人超に 山間部に支援物資届かず不満も
・アップルのiPhone12、電波の安全性評価が許容値超え=仏高官
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・新型iPhoneとアップルウオッチ、AIで基本機能を向上
・シェブロン、世界最大の水素貯蔵プロジェクトの過半数株式取得
・ジュリアス・ベア、10年内に運用資産1兆ドル達成可能=CEO
・上期のドイツへの海外直接投資が急減 約20年ぶり低水準

・米超党派議員団、日中韓訪問へ 対中強硬派シューマー氏ら
・ピュリツァー賞作家のシェイボン氏ら、AI学習巡りメタ提訴
・米大手上場企業は中国リスクを開示すべき=前SEC委員長
・NZ住宅価格、8月は小幅下落 販売件数は増加
・米国株、高金利でバリュエーションにリスク=JPモルガン
・インド道路交通相、ディーゼル車増税に言及 「汚染ゼロ」急ぐ
・米経済、軟着陸見通しでも不透明=ゴールドマンCEO
・ロシア、インフレ見通し引き上げ ルーブル安見込む=経済省
・TikTok、米でネット通販を正式開始
・米投資銀行業界、資本市場取引の活発化期待する声広がる
・新型アップルウオッチに脱炭素モデル、再生エネや海上輸送で実現
・米P&Wエンジン問題、世界の航空関連業界に波紋
・米の銀行資本規制強化案、業界団体が連邦法違反と批判
・インド鉱工業生産、7月は5カ月ぶり高い伸び 鉱業と電力が好調

・リビア洪水で東部都市25%消失、死者5000人超か 1万人行方不明
・米CDC、コロナ改良ワクチンの幅広い使用提言 生後6カ月以上
・世界最大の梱包材メーカー誕生、スマーフィットがウエストロック買収
・バイデン氏支持42%、3月以来の高水準 経済問題に注目=調査
・米利下げ開始は24年上期=ダブルラインのガンドラック氏
・ECBの来年物価上昇率見通し3%超に、追加利上げ後押しか=関係者
・世界の石油在庫、第4四半期に減少へ サウジ減産受け=EIA
・EXCLUSIVE-アームの米IPO、評価額は少なくとも545億ドルに=関係筋
・グーグル検索エンジンの独禁法違反訴訟、口頭弁論で双方が主張展開

ロイター

▶[NEWS]米8月CPI、上方サプライズでドル買い(13日フィスコ)

2023/09/13(水)21:56

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 8月米消費者物価指数(CPI)は前月比+0.6%と、7月+0.2%から伸びが拡大し、昨年6月来で最大

  • 前年比では+3.7%と、7月+3.2%から予想以上に伸びが拡大し5月来で最大の伸び

  • 8月米コアCPIは前月比+0.3%。伸びは予想外に7月+0.2%から拡大。5月来で最大の伸び

  • FRB注目の8月米コアCPI前年比では+4.3%と、7月+4.7%から予想通り伸びが縮小し、21年9月来で最小の伸び

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

米労働省が発表した8月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.6%と、7月+0.2%から伸びが拡大し、昨年6月来で最大となった。前年比では+3.7%と、7月+3.2%から予想以上に伸びが拡大し5月来で最大の伸び。航空運賃などの上昇が全体指数を押し上げた。

食品と燃料を除いた8月コアCPIは前月比+0.3%。伸びは予想外に7月+0.2%から拡大。5月来で最大の伸びとなった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目している前年比では+4.3%と、7月+4.7%から予想通り伸びが縮小し、21年9月来で最小の伸びとなった。

インフレの上方サプライズで金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。米2年債利回りは一時5.07%まで上昇。ドル・円は147円40銭から147円73銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0760ドルから1.0711ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・8月消費者物価指数:前年比+3.7%(予想:+3.6%、7月:+3.2%)
・米・8月消費者物価コア指数:前年比+4.3%(予想:+4.3%、7月:+4.7%)
・米・8月消費者物価指数:前月比+0.6%(予想:+0.6%、7月:+0.2%)
・米・8月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、7月:+0.2%)

フィスコ

▶[NEWS]ECB、14日の決定巡る市場の見方が一転-利上げ観測が圧倒的優勢に(13日ブルームバーグ)

2023/09/13(水)17:12 JST 更新日時 2023年9月13日 22:05 JST

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 欧州中央銀行の14日の決定に市場の見方が変動、紙一重の判断となった

  • 短期金融市場では0.25ポイントの利上げ確率が68%

  • インフレの証拠が増加、エネルギー価格の高騰が影響

  • 9月初、市場はECBが利上げをせず、確率20%と予測

  • ECBの2024年インフレ率3%超えの予測、利上げ見送り難しく

  • ユーロは弱含み、オランダ中銀総裁は9月利上げ可能性を指摘

  • アンドロメダ・キャピタルのCIOは、ECBが難しい状況を指摘、利上げの可能性

  • ECBの決定は非常に微妙、当局者も緊張しているとの情報

  • トロント・ドミニオン銀行のストラテジスト、ECBの利上げの判断は微妙

  • ING銀行の為替ストラテジスト、ラガルド総裁のユーロ対策にコメント

  • ECBの政策決定会合は13日から2日間、14日午後2時15分に発表予定

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 欧州中央銀行(ECB)の14日の決定について、数日の間に市場の見方は一変し、この決定がいかに紙一重であるかが浮き彫りになった。
 短期金融市場は14日の0.25ポイント利上げ確率68%を織り込んでいる。インフレ高止まりの証拠が積み上がる中で市場の見方は急速に変化した。エネルギー価格高騰がインフレ見通しを悪化させている。
 9月初めには、経済成長を損なわないためにECBが金利を据え置くとの見方が優勢で、市場が織り込む利上げ確率は20%にすぎなかった。
 しかしECBの最新予測では2024年のインフレ率が3%を上回ることが想定されていると報じられ、ECBが利上げを見送るのはますます難しくなるとの見方が強まった。ユーロが弱含み始めている中ではなおさらだ。
 オランダ中銀のクノット総裁は先週ブルームバーグに対し、投資家は恐らく9月利上げの可能性を過小評価していると語っていた。
 アンドロメダ・キャピタル・マネジメントのアルベルト・ガロ最高投資責任者(CIO)は、インフレの執拗(しつよう)さを考えると、ECBは苦しい状況にあると指摘した。
「市場はECBがもう一回利上げをするとみており、その見方は正しいだろう。しかし、それはECBにとって政策の誤りだったということになるかもしれない」と話した。
 ECB内部でも、今回の決定は紙一重だと言われている。決定は非常に微妙なバランスの上に立っているため、12日から開かれる政策決定会合に出席する当局者もハラハラしていると、事情に詳しい関係者が今週語っていた。
 トロント・ドミニオン銀行のシニア欧州金利ストラテジスト、プージャ・クムラ氏は、「市場は利上げなしというシナリオに安心していた」が、ECBが14日に利上げを見送るどうかは非常に微妙なところだと語った。
 ING銀行の為替ストラテジスト、フランチェスコ・ペソレ氏は、ストラテジストらがユーロについて悲観的になる中で「ラガルド総裁がユーロのためにできることは、命綱を投げてやることだ」とコメントした。
 ECBの政策決定会合は13日から2日間開催され、決定はフランクフルト時間14日午後2時15分に発表される。

原題:
Traders Flip to Bet on ECB Hike as Inflation Upends Rate View
ECB’s New Forecasts to Show Inflation Above 3% in 2024
Traders Lift Bets on ECB Rate Hikes on Worries Over 3% Inflation(抜粋)
関連記事:
ECBの14日判断は紙一重、当局者でも見当つかず-利上げか休止か
ECBのクノット氏、市場は9月利上げ確率過小評価の可能性

ブルームバーグ
出典:ブルームバーグ
出典:ブルームバーグ

▶[NEWS]タイトル(13日ブルームバーグ/ロイター/株探ニュース/ダウ・ジョーンズ/MINKABU PRESS/フィスコ)

2023/09/13(水)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • summary

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------



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