見出し画像

9月からは人生ハードモード

 仕事に関係して、少しもやもやした話があるので聞いてほしい。そしてもし良ければ率直な意見を聞かせてほしい。

 まず前提であるが、私はこれまでほとんど有給は使っておらず、昨年などは法律で定められた最低日数に足りるよう年末になって強制的に有給を取らされたほどだった。しかし今年は時間の使い方、大げさに言えば人生の価値観が大きく変わり、有給はしっかり使って自分の時間を確保すべきと考えるようになった。今年の目標の一つに「有給を使い切る」を掲げた。
 私の勤め先では年次休暇が20日/年与えられている。そのため大体2回/月のペースで有給をとることができる。また、私の職場では夜勤があり、夜勤の翌日(夜勤明け)は朝に業務終了となり、実質その日は休日となる。私は、有給と夜勤明けと合わせて大体週に1日は休んでいるという状態であった。平日の休暇はとても充実していて、私にとってとても大切な時間だった。1日休めば仕事も週に4(~5)日となり、日々の生活がとても充実した。(実際、このnoteの記事や最近熱心なyou tubeの投稿もこうした平日の休暇を大いに活用している。)

 しかし先日、業務の一部を兼任している職場の同期から、「有給をとる頻度を減らしてほしい・そのペースで休まれるとキツイ」と言われてしまった。これがなかなかにショックだった。

 私は、あまり残業もしない。仕事量をある程度調節しており、急がない仕事は翌日に回すなど、自分なりに定時に上がれるよう工夫をしているつもりだ。残業をあまりしないため、他の人が自分より残っていることは知っていても、どのくらい残業をしているのかを知らなかった。そしてそれを知らなかったことも、同期に「キツイ」と言われて初めて気づいた。
 私は反省し、有給取得を自重することにした。そして、その同期と同じくらいの残業が必要になるくらい、同期の仕事を分けてもらうことにした。このトラブルを円満に解決するにはこれがベストなのだと思った。だが自分から申し出たとはいえ、結果的に我慢を強いられることになった私にはやはり不満が残っているのだ。

 そもそも有給は全職員に与えられた正当な権利ではないのか。使い方によっては非難もされるだろうが、月に2回、1日ずつ取る、つまり一般的な方法で有給を使うことができないというのはおかしな話ではないか。
 もちろんこのトラブルの一番の原因は労働環境だ仕事が多く慢性的に人手不足なのだ。だがそれはこの際仕方がない。長期的には解決すべき問題であるが、今すぐにどうこうできる問題ではない。
 一体どういう経緯でその結論に至ったのかはわからないが、少なくともこの同期には、私が有給取得を控えることが業務過剰問題の解決法だと判断された(つまり私の有給消化を問題視している)、とそう思うのはいささか卑屈であろうか。
 私にも非があるとすれば(障子に言うと"非"というほどのこととも思っていないのだが)、それは他の人の業務負担を理解していないことだと思う。先にも述べたが、どのくらい残業しているのか知らない。どのくらいの業務をこなしているのかもわからない(自分と同じくらいだと思っているのだがひょっとすると…)。それは日ごろからのコミュニケーション不足に拠るところもあるのだろう。周りからは、空気も読まず休んで負担を増やす不真面目な奴と映っているのかもしれない。
 周りの人との折り合いをつけながら、職場環境が悪いのだから仕方がない、と有給を使い切るのを諦めるのがその同期の(恐らくこの職場全体の)常識なのだろうが、私は職場環境が悪いなりにみんな負担をかけあいながら有給を十分にとる方が良いと思っている。みんながもっと休暇を取得し、それで私に負担をかけてもらって一向にかまわない、お互いさまではないか、と思うのだ。

 私は、ひとまずの解決策として、有給取得を自重し自分の業務負担を増やすことを提案したが、長期的には迷惑を掛け合いながらも有給を十分に取ることが当たり前になってほしいと思っている。もちろん労働環境の改善が最も望ましいが…。

 これからは今までのように休むことができないと思うと悲しくて仕方がない。まだ休暇を取っていない9月から、私の生活はハードモードになることが約束された。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?