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サクセス荘の愉快な住人たち紹介 第1弾《筆者視点による》

過去の投稿の中に『テレビ演劇 サクセス荘』のことは何度も取り上げてるのですが、住人一人ひとりについては詳しく書けていなかったので、今年の冬にサクセス荘が映画化するということもありますし、今回はしっかり書いてみようと思います。 筆者視点での紹介なので、寄り道盛り沢山です。

miniは少ししか観られていないので、1期から3期の中で分かること・感じたことを中心に書いていきます。


サクセス荘を既に知っている方には「同じこと思ってる人いた」「こんなとこ観てるんだ」と思ってもらえたら嬉しいですし、まだ観ていない方には緩めのあらすじだと思って読んでもらえればと思います。

ただ、ネタバレを含む可能性があります。
それでも大丈夫だよという方は是非読んでいってください。


一度に全ての住人の紹介をすると、とんでもない長文になるので、何弾かに分けて書きますね。
まずは1期に出演している住人から部屋番号順に。


【ゴーちゃん(和田雅成さん)】

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102号室に住んでいる。
夢は芸人。

◎サクセス荘での役割・性格
このシェアハウスのまとめ役のような存在です。几帳面で、ちょっとめくれた絨毯もすぐに直します。そんな一面が、本編中でもちょこちょこ見られます。

気が付いたら、何かと騒がしい住人たちへのツッコミ担当になっていて、カメラに抜かれていなくても次々にツッコんでいるので、耳を澄ますと意外と聴こえてきます。芸人の職業病かな。
ここに関しては、演じているまーしー(和田)さん本人の鋭いツッコミがそのまま出ている気がします。

筆者の3大推しシーン

夢に迷い、進むゴーちゃん
1期の最終回のシーンなのですが、1期のこれまでの大騒ぎなサクセス荘とは打って変わって、ゴーちゃんを主軸にして、初めて住人たちの「夢を追う」ことに対しての苦労だったり思いが垣間見えるような、皆の真剣さが感じられる場面でした。
そこでのゴーちゃんの涙は、ゴーちゃんとして、なのかもしれないけど、まーしーさん自身の涙にも見えました。舞台俳優として一緒に頑張っている人たちに支えられながら、夢を目指して踏ん張ってたのかな〜なんて勝手に重ねて想像してグッときてました。
ゴーちゃんへのムチャぶりが解禁されたのちの、怯える和田雅成
記憶が正しければ、3期のときに、今までサクセス荘の中では見えてなかった「ムチャぶり・エチュードが苦手なまーしーさん」がゴーちゃん越しに現れはじめました。その辺りから、住人の皆がゴーちゃんに対してアドリブを振るようになって、それに怯えに怯えて拒否反応を起こしてるところが意外でした。いつも絶好調に皆をツッコんでいるエンジン全開なゴーちゃんはどこに行ったのかと思うくらいの小動物のような目をしていて、それが見たくて「誰かアドリブ振ってくれないかな」と心のどこかで思ってました。まーしーさんごめんなさい。でも、こういう役者さんのあたふたが見られるのが演劇のいいところですもんね。
サーとの笑い耐久戦
これはもう、まっきー(荒牧慶彦)さんとまーしーさんの関係性を知っている方なら、たまらない部分だったと思います。なんて言ったって息がぴったり。そして、本番中なのにツッコまれてつい喜んでしまうまっきーさんと、それを見るのを楽しんでいるまーしーさん…という平和のループ。
特に「腕ピーン」(確か2期第4回でした)と「ニーブラ」(2期第10回)が好きです。あと、これは番外編なのですが「入れ替わるゴーちゃんとサー」(2期第11回)は2人の集大成だと思っています。もうひとつ言っていいのなら、3期最終回でサーがロンドンから帰ってきて、ゴーちゃんが活き活きしているところは本当に感動ものでした。
話が逸れに逸れました。2期はこの耐久戦が多発してた気がします。基本的に、この2人のやりとりはどこを切り取ってもこちらがニコニコできるのでおすすめです。

今、個人的な事情で2期だけは見直すことができないので、笑い耐久戦についてのちゃんとした情報が書けなくてもどかしいです。曖昧ですみません。どの回かは思い出せませんが、覚えている限りではもっと耐久戦をしているので、まだ観ていない方や、見直せる方には是非探してみてほしいです。


【ミスター(高橋健介さん)】

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203号室に住んでいる。
夢は弁護士。

◎サクセス荘での役割・性格
1期のときには「賢くて、冷静に判断できる」部分の割合が多めで住人の中でもしっかり者でした。
でも、シリーズが進むにつれて無邪気な爆弾が顔を出し始めて、アンテナ(有澤樟太郎さん)との兄弟喧嘩のようなやりとりが増えてきました。ここのやりとりが、役者本人同士なのか役同士なのか、アドリブなのかすら分からなくなるほど全力なので、私は年下ですが、ほんとに「喧嘩するほど仲の良い」子どもたちを見守っている保護者のような気持ちになります。

あまりふざけないキャラなのかなと思っていたけれど、怪談話や祭りの準備のような、住人皆で何かをするときにちゃんと張り切って楽しんでいて、そこのギャップがかわいらしかったです。

◎筆者の3大推しシーン

回数を重ねれば重ねるほどエスカレートするアンテナとの喧嘩
3期での2人が特にすごくて、本格的な兄弟喧嘩が勃発してました。
3期の中だけで言うと、第5回の豆まきのときには、カメラに映らないところでアンテナがミスターに至近距離で豆を投げていたらしく(第5回反省会より)、かと思えば第6回のときには、ケント(黒羽麻璃央さん)の漫画ネーム会議でも喧嘩をして、ここは多分台本なんじゃないかなと思いますが、ついに台本にも2人の関係性が書かれるようになったのかと思いました。アンテナとバチバチする度にミスターの活き活き度もアップしていくので、喧嘩を楽しんで見るのはどうかなと思いつつ、純粋に観ていて楽しいし、かわいいです。
イケメンムーブするミスター
2期第8回での祭りの予行練習のときに、ケニーの彼氏役としてエスコートしていくミスターが、その後の反省会で「モテようとしてる」といじられていました。
モテようとしている健介さん自体は面白いのに、どうしたって、イケメンがイケメンムーブしたらイケメンでしかないのです。だから、私の中で面白いとイケメンのせめぎ合いが始まってしまい、エラーが起きてました。
ちなみに、2期のEDのミスターのイケメンムーブについてもいじられていましたが、そこもイケメンなので必見です。
自称・次期柱
柱について説明しておくと、2期のときから虎次郎役のspiさんが、話の軸になる人やサクセス荘全体の軸になる人のことを「柱」と呼んでいて、その呼び方が定着していました。サクセス荘自体は、ゴーちゃんやユッキー(髙木俊さん)が軸になって全体を支えるような形になっていましたが、ミスターのしっかり者なキャラクターと健介さんのいけいけどんどんな、負けないぞ、という気持ちが相まって、いつの間にか「次期柱の座を狙うミスター」ができあがっていました。
柱のくだりは、本番直後の反省会でたびたび出てきていたので、反省会も合わせて観ると本編がもっと面白くなるので良きです。

1期のときには、彼が普段どんなキャラクターなのか知らなくて、加えてミスターの役柄的に真面目な部分を担っていたということもあって、サクセス荘に慣れてきてどんどん暴走し始める2,3期のミスターの衝撃がすごすぎました。上に挙げた推しシーンも、そこの記憶にほとんど持っていかれてますね。


【ノブ(高野洸さん)】

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204号室に住んでいる。
夢はアクション俳優。2期からは、夢を叶えてサクセス荘を出ていき、ハリウッドで活躍中。

◎サクセス荘での役割・性格
ザ・憎めない後輩。
フランクな話し方で、素直で、人が可愛がりたくなるようなキャラクターです。でも、素直だからこそ結構ズバッと言うところもあって、そこがまた良い。

アクション俳優を目指してるだけあって、劇の中でもアクションを見れる回もあり、しっかり本領発揮されてるので必見です。これぞギャップ萌え、というやつです。
他のキャストやお偉いさんの方皆に、キャラクターがぶれていることをいじられて、タジタジしてしまうノブ、いや高野さん本人の愛され感も素敵でした。

◎筆者の3大推しシーン

ほぼ素なノブ
1期第4回でのサイの目切りが本当に分かっていなかったことを反省会で話していたので、麻婆豆腐を作るのに間違えてケチャップやトマト缶を持ってくるところも「これももしかしてほんとに分かってなかったの?」と思ってしまうくらいどこからどこまでが本人で、役のキャラクターなのか分からなかったです。素すぎることをこらー!と愛のあるいじりをされてはいましたが、それが逆に境目を見えなくしていたし、「こりゃ皆かわいがりたくなるだろうなあ」って感じていたので、オールOKですね。
あと、ケントが調味料をササッと盗んでいくときに、他の住人が話しているからと気を遣ってサイレントで抗議していて、本人の優しさも見えてとても和みました。
突然のバク転胸きゅん
1期第3回で、ケントが描こうとしていた胸きゅんシーンの案「髪グイ」に代わるものを各々で考えて再現していくという場面で、ノブはバク転をして告白をするのはどうかと、皆の前でグルグルとバク転をして提案していました。ダンスやアクションが得意だということは知っていて、見たこともあったのですが、それがあまりにも唐突で俊敏で、そして迫力がすごかったので、告白のときにされたら胸きゅんするかどうかよりも、ただただ「バク転が格好良かったなあ」という印象がすごく残ってます。
途中で取り入れられた「きのこ好きキャラ」で弾ける
1期第7回で、皆で鍋をつついているシーンで、きのこが出てきた瞬間にこれまでにないテンションの高さにキャラ変して、永遠にきのこを食べ続けているときの笑顔が素敵でした。
台本として加えられた部分らしいのですが、「筋トレが大好きなキャラクターなのになぜきのこ!?」となりました。プロテインとかささみではなくて、あえての「きのこ好き」という不思議なチョイスが好きでしたし、きのこというきっかけであそこまで弾けられるノブをもっと好きにもなりました。

ノブは1期にしか出ていなくて、夢を叶えてからサクセス荘に来ていないので(中身入れ替わりは除く)、全員が出演する「映画演劇 サクセス荘」でのノブがどうなっているのか、1期からの変化が見られることを楽しみに待つことにします。


住民紹介第1弾はこの3人でした。
絞れるはずのない推しシーンを3期分まとめて無理やり3つに絞りました、こりゃ大変。
まだまだ言いたいところはたくさんあるのですが、皆さんにそれぞれの推しキャラクターや推しシーンを見つけてもらえたらなと思います。
私もちょこちょこ見返したりしていて「あれ、こんなことしてたんだ」と気付くこともあるので楽しいです。

所々役者さんの呼び方が崩れていますが、「堅くなりすぎずに、好きな作品や人について書きたいな」という気持ちゆえの呼び方なので、お許しください。


また第2弾をどこかで書く予定なので、待っていてくださると嬉しいです。

では。

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