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“美しさ”にまでこだわる。それが日廣薬品のものづくりです ── ニッコーバンの舞台裏【#01】

絆創膏を通じて、多くの人の”働く”を支えたいという想いで、昭和27年の創業以来、絆創膏ひとすじにやってきた日廣薬品。この連載企画『ニッコーバンの舞台裏』では、私たちのことをより知ってもらおうと、日廣薬品で働くメンバーにスポットを当てていきます!

今回紹介するのは、工場長務台(むたい)

高校卒業後に日廣薬品に就職し、『ニッコーバン』や『プラチナバン』をはじめとした日廣薬品のものづくりに30年以上携わってきた務台。日廣薬品がものづくりにおいて、大切にしているこだわりとは何か? 詳しく、話を聞いてみました!

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”人”に恵まれたおかげで、働き続けられた

ーー 工場長、今日はよろしくお願いします!

務台:
工場長に就任して、もうすぐで丸2年だけど、工場長と公の場で呼ばれることに、いまだにムズムズするなぁ。こういうインタビューに、私がでて大丈夫かな(笑)?

ーー もちろんです!現在、50歳の務台さんは、日廣薬品歴が30年以上のベテラン社員ですが、もともと日廣薬品に入社した理由は何なんですか?

務台:
こういう場で言うのもなんだけど、たいした理由はないんだよね。たまたま高校の先生から、「就職先にどう?」と紹介された一社が日廣薬品で、面接に行ったらトントン拍子で話が進んでさ。

絆創膏づくりに特に興味をもっていたわけではないけど、会社で働く経験も積んでおきたいなと思って入社を決めたんだよね。嫌になったら辞めればいいやくらいの軽い気持ちで。家からも近かったし(笑)。

ーー でも、結果として、30年以上も働いているわけですもんね。

務台:
本当に、人に恵まれたと思うね。特別、やりたかった仕事でもなかったのに、ここまで続けられたのは、一緒に働く人たちが、素晴らしい人たちだったことが大きいかな。

なんというか、家族みたいな雰囲気。パートで働くみなさんも含めて、とても仲がよくて、お互いを気遣っている。一緒に働く人たちのために、自分もいい仕事をしたい、会社に貢献をしたい、と自然と思えるようになったんだよね。

絆創膏も、はじめは興味をもっていなかったけど、一緒に働いている人たちが誇りをもって作っている商品だから、次第に自分も意識するようになったかな。気づいたら、日廣薬品のカラーに染まっていたね。

受け継がれる“間違いのない製品づくり”

ーー 日廣薬品のものづくりの現場で、大切にしていることを教えてもらえますか?

務台:
私は、今の社長の祖父である創業者の時から働いてきたけど、代々の社長から常々言っているのは、「間違いのない製品づくりをしなさい」ということ。少しでも製品に疑いのあるものは、決してお客さんのもとへ出さないようにしなさいと言われてきた。

ただ、正直、入社したばかりの頃は、この言葉の意味があまり理解できてなかった。間違いのない製品づくりなんて、当たり前じゃないかと思っていたんだよね。

ーー 確かに。文字面だけ見ると、当たり前のようにも感じますね。

務台:
でも、この「間違いのない製品づくり」というのは、私が想像していたよりも、きめ細かやかだったんだよね。

例えば、昔の『ニッコーバン』は空気穴があったのだけど、その穴の位置が少しズレているだけで、「それは、お客様に出すべきじゃない」という判断をするんだよね。穴の位置が少しズレているくらいなら、絆創膏としての機能は変わらないわけじゃない。でも、そういう見た目にも、ものすごくこだわるんだよね。

今でも、できあがった絆創膏は最後に人の目で検査をするのだけど、本当に細かいところまで目を配らせている。その背景には、少しでも不備がある商品は絶対にお客様のもとへ出さないという意識が、パートで働くみなさんも含めて、みんなで共有できているからだと思うね。

ーー 間違いのない製品づくりをする意識が、文化として根付いているんですね。

務台:
だから、自分たちのつくっている製品には、自信を持っているし、自然と誇りも持てるようになるよね。どこに出しても恥ずかしくないというか。

この日廣薬品のものづくりの文化を継続させていくことが、工場長として大切な仕事だと感じているかな。

作り手の想いが”美しさ”に表れている

ーー お客様に「日廣薬品の商品の、特にここに注目してほしい!」と、務台さんが思うポイントはどこになりますか?

務台:
なんだろう……。でも、やっぱり、見た目かなぁ。

おそらく『ニッコーバン』を使ってくださる方は、ニッコーバンの粘着力や防水構造はご存知だと思うので、加えて、見た目の美しさにも注目してもらえると嬉しいかな。

ーー 美しさ、ですか!

務台:
そう!先程の「間違いのない製品づくり」と重なるけど、本当に些細なところの美しさにまでこだわって、製品をつくっているからね。神は細部に宿ると言うし。

例えば、ロット捺印や封かんテープ。

井手さん記事4_2

捺印は、できるだけ真ん中に美しく捺印するようにしているし、テープもそう。誰もこんなところを気にしてないかもしれないけど、私たちはこだわってやっていきたい。

やっぱり、一事が万事だと思う。こういう細かいところを大切にできるから、商品を誇りに思えるわけで、作り手の想いが美しさに表れていると感じるな。

お客様からの声が”励み”になる

ーー 最後に、このnoteを読んでくださっているお客様へ伝えたいことはありますか?

務台:
そうだなぁ…。商品の感想を、気軽に送ってもらえると嬉しいかな。

商品に自信はもっているとはいえ、工場で働く私たちは、お客様の声を聞く機会はほとんどない。だから、お客様にとって本当に満足いただけている商品になっているか、気になっているのが本音なんだよね。これは、他の工場で働くメンバーもそうだと思う。

昨年、ニッコーバンを長年使ってくださっているお客様へインタビューしたよね。その時の動画を私たちも見させてもらったけど、この動画はすごくありがたかった!生のお客様の声を聞けるのは新鮮だったし、評価いただいている声を聞いて、ものすごく励みになった。

ーー お客様から声をいただくと励みになりますよね。

務台:
お客様の口から「ニッコーバン」という言葉が出てくるだけでも嬉しい(笑)。

ーー noteでは、読者アンケートをやっているので、気軽に商品の感想を寄せていただけると嬉しいですよね。では、締めのメッセージをお願いします!

務台:
間違いのない製品づくりを掲げて、「怪我しても、ニッコーバンがあれば大丈夫」と言っていただけるような商品を届けていきます!これからも、よろしくお願いします!

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編集協力:井手桂司

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