ニホンザルの肖像
奥日光に生息しているニホンザル(ホンドザル)は、大小の群れで行動していて、個体数は安定していると思われる。
随分前のことだが、奥日光に来た観光客が野生のサルに食べ物を与え、人を恐れないサルが増えた、という問題があった。現在は、「野生動物への餌やり禁止」の啓発活動で、サルは本来の野生の行動に戻っている。
奥日光には多様な生きものが生息する環境がある。例えばズミの木の小さな実は、ニホンザルの冬の貴重な食物になっている。サルは自然と共に生きている。
今回、「ニホンザルの肖像」と題して写真を並べてみた。それぞれの表情から、性格や心理まで識別することは難しいが、違いを見るのは楽しい。
ニホンザルは、本州、四国、九州などに生息する日本固有種で、北限は青森県下北半島になる。北海道には生息していない。ニホンリスやツキノワグマなども北海道には生息していない。
北海道と本州との間には津軽海峡があり、動物相(哺乳類、鳥類)の分布境界線になっていて、イギリスの動物学者トーマス・ブラキストンの名前から「ブラキストン線」、あるいは「津軽海峡線」と呼ばれている。
空nyan! 北海道に棲む、本州とは違う動物とは何だろう? Get closer to nature.
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