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フィルムをデジタイズする【撮影編】

こんにちは。胃腸炎にかかり、少し更新が滞りました。冬はウイルスが生き生きしています。皆さん、お体ご自愛ください。

現像したネガフィルムをプリント出力には、いくつかの方法があります。筆者はデジタルカメラでネガフィルムを撮影してデジタル化、プリントする手法「フィルムデジタイズ」を用いて作品を出力しています。この手法は手軽、高画質、早いなどの良い特徴があります。何回かに分けて、手順を記載していきたいと思います。




フィルムデジタイズの概要

百聞は一見に、、、こんな感じです。

現像したネガフィルムをデジタルカメラで撮影することでデジタルデータに得る手法です。36枚1巻あたりの作業時間は大体以下の通りです。

【36枚1巻あたりの作業時間】合計35分

  • 準備10分

  • 撮影15分(36枚当たり)

  • 片づけ5分

  • 現像5分(36枚当たり、簡易現像)

次に、撮影機材を説明しながら詳細を確認していきます。


使用する道具・機材

①デジタルカメラ(筆者D800E)
②マクロレンズ(筆者NIKKOR 60mm f2.8)
③リモートレリーズ(筆者MC-30)
④デジタライズアダプタ(筆者ES-1の亜種)
⑤スリーブキャリア(筆者CABIN ZS-15)
⑥ライトボックス(筆者King 5000X(N))
⑦三脚

①カメラ ②レンズ ③レリーズ ④アダプタ
④アダプタ ⑤スリーブキャリア

光学、機械的な機材選定はES-2の取説でご確認できます。

https://download.nikonimglib.com/archive3/f4xu600SPneZ03H5lxq47P4c4n80/ES-2_JP(DD_DL)02.pdf


代表的な商品のページを載せておきます。不要であれば読み飛ばしてください。


次に作業の手順で詳細にコツなどをご確認していきます。


作業の手順

【手順1】手を洗い、機材の組立

フィルムに指紋などつけないように石鹸で丁寧に手を洗います。手を洗えば手袋は不要だと思っています。機材の組立は先の写真の通りです。再掲します。それぞれの環境に合わせてセットしましょう。筆者は小机で撮影対象の高さを上げて、椅子に座って作業しています。筆者環境のポイントとして一点、フィルム面を水平に置くようにしています。フィルムを垂直に立ててカメラ正位置で撮影すると、回転や上下位置の調整が面倒だったためです。(だったかな)


【手順2】撮影条件の設定

筆者の条件は(絞り優先、F8、ISO100固定、マルチパターン測光、WBオート、RAW)です。F8、F11くらいが当レンズの解像ピークと判断し、F8で作業しています。


【手順3】スリーブにネガフィルムをセット

スリーブを開いて、フィルムを置いて、スリーブを閉じる。これだけ。ケバや指紋がつかないようにしましょう。筆者はニコン純正のスリーブではなく、白い樹脂製品を使っています。こっちの方がニコン純正品よりフィルム位置を調整しやすいです。スリーブを閉じた後にフィルムを寄せたい方向をトントン叩くとフィルムが寄ってくれます。純正品は締まりが強く、寄ってくれません。


【手順4】スリーブを機材にセットして、撮影

縦横、回転の位置調整をしやすくするために、ライブビューでコントラストAFで撮影しています。パシャリ。


【手順5】機材片付け、画像のPC取り込み

何事も片づけが面倒です。早く写真を見たいけど、家族の迷惑になるので早めに撤収します。広い家に住めば、こんな心配いらん。

画像取込みは、ニコントランスファーがおすすめです。※ニコン機の場合


撮影した画像例

こんなネガ画像が撮影できます。次回以降で現像について記録したいと思います。

ネガ撮ったまま(厳島神社)


続きを書きました。


以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。



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