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町内会費…

日曜日の夕方、犬の散歩から戻ると直ぐに 来客がありました。
何やらレジメを持っています。

「町内会長をしている○○です。お宅はいつ頃まで住まわれる予定ですか?ずーっとおられますか?」

「ずーっととはどういうことでしょう?」

「この1年、2年はおられますか?」

 「長くは居ないと思いますが…。なんですか?」

「住民票は移されてますか?」
夫は古民家を購入した際、住民票を移しました。私は今の借家のままにしています。
「住民票は私だけです。」
「では セカンドハウスでいいですか?」
セカンドハウス?
頭が混乱してきました。

「実は今年度から町内会費を集める事になりまして…。セカンドハウスということなので年間5000円になります。」

私はこっそりレジメを覗きました。
家族全員 住民票のある世帯は9000円になっていました。
私たちのような腰掛けのような住人用にセカンドハウスという言葉を使い区切ったようです。

やり取りが聞こえたのか夫が顔を出しました。
町内会長が夫に挨拶をし、町内会費のお願いをしました。

「今まで払いよったんかな。」
夫が私に聞きました。
「今までは要らないって…。」

確かに最初は町内会に入るのも自由で、入らなくても年に1度ゴミの分別の当番に出て貰えたら…という話でした。

なので 当番に2度出ましたが去年は夫が断りました。
市の広報誌さえ配ってもらえないのに協力する必要がない、というのが理由です。

「町内会費は何に使われるのですか?」と夫。
「地区に必要なもののために使います。」
「来年度からですか?4月から?」これは私…。
「1月からです。12月に集金します。」
今まで必要なかった会費、具体的に必要なものがあるからと理由があればまだ納得です。街灯が少ないから増やすとか…。
夫は「会費を払う事でうちにメリットがありますか?」
「広報誌などの配り物をしてもらえない、メリットもないならうちは払いません。」

キッパリ断りました。

町内会長は
「分かりました。そのように伝えます。」
と帰って行きました。

田舎の良さもありますが難しさもありますね…。



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