2020-04-24(金) 高度に発達したオンラインシステムではミュート機能は不要になるのではないか

オンラインで打ち合わせをするときは、話すときにだけ音声のスイッチを入れ、普段はミュートにしておくと話している人以外の雑音を拾わなくて聞きとりやすいというのはよく知られているし、たぶんそういうためにミュート機能というのはあるのだろう。

最近はオンラインで雑談することも増えた。このときは打ち合わせとは逆に、どうしても音を拾われたくないときにだけ音声をミュートにし、普段はスイッチを入れておくとよさそうだ。相手の驚きの声、笑い声、あいづち、ためいきといった反応の音が消えてしまうと普段行っている雑談のスムーズさが失われてしまうようだ。

そこから話を飛躍させると、現在のオンラインシステムで全員が等しく同じ音量であるところは改善の余地があり、動的に重みづけした音量調整というのがあるとさらに便利なのかもしれない。例えば過去10秒くらいの音量の入力の積分値をとって、その割合に応じて現在の音量を定めるということをすると、今まで話していたひとの音は大きめに拾うことができ、そうではないひとの同意や反対を示すような音は必要以上に拾わないことで「主題となる話し声はクリアに聞こえ、その反応音も聞き取りの邪魔しない程度に拾える」というチューニングが可能なのではないだろうか。そうするとミュートという機能はだんだんと使われなくなっていくかもしれない。


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