2020-05-08(金) 熱が出ていたときのこと

先週2日間連続で37.5度以上の熱が出ていた。北海道、とくに札幌では新型コロナウィルスの感染が広がっているなかであったので、2日目の昼すぎくらいには「どうなったら病院に相談するべきか」というのを調べてしまった。今後は変わるかもしれないが、現在のところ特に最近の海外渡航歴がなくまた高齢やリクスが高くないひとは厚生労働省の資料によると「4日以上、37.5度以上の熱が続いたら」相談という状況のようだ。

熱のなか想像の翼が普段より強く働くことがあるだろう。今回の私が感じでいたのは「これをどこかへ運ばなければ」という焦りだった。「これ」が何なのかわかっていないし「どこ」へ運ぶのかもわかっていなかったけれど、とにかく焦りだけは本物のように感じられた。もしかしたら熱があるときのその焦りが本物で、普段の私は焦らなさすぎなのかもしれない。それにしたって「これ」も「どこ」もわからないと運びようもなかなかないけれどね。

また夢心地の自分が想像する枠内に映る自分の像が大きくなりすぎて、PCエンジンの「THE 功夫」というゲームのキャラクターくらい大きく感じられた。このゲームを遊んだのは20年以上前で、よくこんなの思い出してきたなと懐かしくなった。

熱自体は2日間37.5度以上、その翌日37度前後を記録したあと平熱に戻った。看病や、静かに生活してくれた家族にも感謝したい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?