テレビ日記

「おっさんずラブ-in the sky-」5話、シノさんの掘下げも雑、恋愛パートも雑!

こんにちは、230です。

遅くなってしまいましたが今週も書きますね。
どうぞ読んでってくださいまし。。。

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---1~4話の感想はこちら---


■5話、いままでで一番見やすかったけど
「脚本」という根っこがダメなのでダメでした

ストーリーの構成は、「80%:シノさんと子と元妻」「20%:恋の乱気流」という感じで、ほとんどシノさんの回でした。

<5話あらすじ>
5th flight 俺じゃダメか

「…お父さん、いますか?」
天空ピーチエアラインを訪ねてきた一人の少年は、
なんと整備士・四宮要(戸次重幸)の息子だった…!

衝撃の事実に驚きながらも、なんとか2人を対面させようとする春田創一(田中圭)だが、「俺には父親を名乗る資格はない」と、四宮から話をそらされてしまう。

そんな中、小学生が航空会社の職場を学ぶ“体験学習”期間がスタート。
春田は、副操縦士・成瀬竜(千葉雄大)や、整備士・道端寛太(鈴鹿央士)らと共に、小学生の授業を担当することに。
張り切る春田だが、成瀬は子どもが大の苦手らしく、溜め息まじりで…?

一方、泣く泣く春田への恋心を諦める決意をした機長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)は、娘・緋夏(佐津川愛美)の恋をアシストしようとするも、若干の空回り気味。
父親の邪魔(?)を振り切って、やっとの思いで春田とデートの約束をした緋夏だが、当日、春田が“他の人”のことばかり話すことに、気づいてしまい…?

――そして明かされる四宮の過去。
苦しむ四宮のために、何かできないかと動き始める成瀬。
自分の中に生まれた“言い知れぬ感情”に動揺を隠せない春田。
ああなんかわかんねえけど、イライラする。
この気持ちを、人は“嫉妬”と呼ぶのだろうか。

ご搭乗の皆さま、大変長らくお待たせいたしました。
ついに春田創一も離陸態勢に入った模様です。
全員“一方通行の恋”の行方は一体…?<引用>

ITSは(個人的に)どう見ても、かろうじて一番キャラクターとして成立していて好感度が高いのがシノさんですから、「ここでひとつ、シノさん一色の回でもやっとくか」ということでしょうかね????

正直、前半の80%までは、いままでで一番見やすかったです。
この駄作加減に目や脳が慣れてしまったのかもしれないと思うと悲しい限りですが、おそらく過剰なシーンが少なかったからだと思います。
みんな言ってるけど、やっぱり山本監督が一番おラブの世界をわかってくれてるのかなあ…
とはいえやはり脚本がダメなので、5話のダメだなポインツを整理していきましょう。よかったところは一つしかなかったので先に言っておきます。
緋夏の「その優しさに、私は傷つきました」というセリフ。これはよかった。春田みたいな感情先行の考えなしにはこういう「感情を言語化」するのが一番だから…!!!ま、ちずの告白シーンのがメチャクチャ好きだけどね。(もしこのセリフが、佐津川さんの解釈で言い換えられたものやアドリブだった場合、ITSにおいて徳尾さんの手柄はゼロということになります。)

■5話へのツッコミ、7つ

・高コスパ女子とのおでん屋シーンに武蔵を召喚することの何が面白いのか
父として、ここに表れて横に座られるのは「シンプルにキモ」なので、緋夏の言動は◎。ただ、このシーンきっと「面白シーン」として徳尾さんは書いてますよね。面白くはないよ。

・春田に魅力がないので、シノさんを強引に翼くんに会わせようとする行為が魅力的に見えない
「天空ピーチエアラインの春田創一」には「巻き込まれて輝く魅力」も「巻き込んで輝かせる実力」もないので、ただ自分の思い通りにしたくて動いているだけに映ってしまう。キャラクターに裏打ちされた魅力があれば、この強引さにも説得力が出て「引っ張ってくれる人」にできると思うんだけどなあ~~~~~~~~~~現状は「落ち着きのない失礼なアラサー」です。

・引率教員なにしてるの????????仕事して
細かいですが、子供たちに教員が注意してないの意味わからなくないですか????企業見学って、「お時間いただいているのよ」「騒がないように」って口酸っぱく言いませんか???????教育実習じゃないんだから、訪問先の方に全て任せるのはどうなのよ。細かいですが!!!
ITSはことごとく「仕事」についてのリアリティがないなと思っちゃいましたね。成瀬にプンプンさせて春田に(コラ成瀬!!!)と言わせたかったのが見え見えである。

・元妻や息子を出したのに、養育費や親権などの大事な話は描かない
そこに踏み込んでないからITSは薄いんだ。離婚歴のあるゲイという設定は大いにアリだけど、これだけ時間割いてるのに「子供たちの職場見学」という方向に全振りしてるのがなあ~~~~シリアスなところはちゃんとシリアスに描いてくれたら、この後の恋をしていく理由にも説得力が出せたのでは。
やっぱり天空不動産強火の私は「おっさんずラブ」という箱はインスタントな軽食だとは思ってないので。。。

・そして終盤の「春田→成瀬」のキス、なんで今???
(怒りは一旦置いといて)
ここの流れ、すごく不自然だと思いました!!!!!ちょろちょろっと春田と成瀬が喋ってるシーンはあれど、ここまでずっとシノさんの話だったわけですよ。そこからスッと寮へ移ります。春田さんがひとりでテラス?にいる成瀬を呼びに行くところで、こみ上げて来ちゃった春田さんから成瀬に強引なキス。
え、いま?????と思いましたね私は。予告も見てたし、時間的にもこの後するんやなと予想できましたが、流れが下手すぎませんか???
天空不動産のシャワーキス、でこチュー、「なんかうっせえなと思って」など、直前の会話がフックになってスイッチ入っちゃったとか、決意してとか、なんかこう視聴者に伝わるキスの「動機」や「流れ」が甘いというかぬるいというか、そこまでのコミュニケーションや予兆が無くない?と思いました。

・シノさんは「お試しで一週間^^!」とか言わねえだろ
これは「解釈違いなだけでしょ」と言われそうですが、ここは私の~しゃべり場~なので、解釈違い言わせてもらいます卍卍
ここを「笑顔・大声・勢い・ギャグ」で押し通して~to be continued…~は絶対に失敗!!!!!これのせいで5話が一気に安くなってますよね。なんか脚本・演出の添削感想ばっかりになっちゃうな。
春田さんの「え~~~~?!?!??!」は使いすぎたら錆びます。

・「ご搭乗のみなさま…」
飛行機に乗せろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

■そしてこのタイミングで明かされた
「春田が成瀬を好きな理由」がヤバすぎた

これ見ましたか。
性懲りもなく開催される「おっさんずラブ展~in the sky~」で展示予定だと驚きの資料が、このタイミングで、脚本家から公開されました。

なんと、春田が成瀬を好きな理由は
「キスされちゃったから」なんだって!!!!!!!

「能動的に好きになってもいいのではないか」とちゃうわ。
いや、別にいいけどさ…おっさんずラブ、それでいいんだ…と結構ショックでしたね。なんやねん恋愛のパラダイムシフトって。

天空不動産の純愛はマジで奇跡だったんだな。


■このまま墜落していくのを見守ろうね

さて、このように5話もまあ、こんなもんでした。

「春田さんからキス」という神聖なものを、このタイミングでさせちゃう上に、流れも雑やし…全体的にず~~っとやりたいことの詰め合わせやし…こんな脚本を演じさすな。

次週6話は山崎育三郎さんが、(加入するのかゲストなのか定かではありませんが)出演されるそうで、あらすじも確認しましたがこの時点で「おいおい」が山盛りで泣いちゃいそう。

なんで業界未経験入社したての春田が、経験豊富な育三郎に指導できるねん。職場のシステムとルール、更衣室の場所くらいしか教えられんやろ。

「テコ入れ」として一時的に数字は伸びるかもしれませんが、それは作品の評価では全然ないということを肝に銘じてほしいです。

そして、「これは大ヒットしたおっさんずラブとは違う」ということを1社でも多くて偉い人に知っていただき、変なコラボなどしないことをお勧め致します。

それではまた来週!

ずっとお金がないのでお金をもらえると嬉しいです!! よろしくお願いします!