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猫の外飼いは自然破壊か?

我が家の猫は家、外を行ったり来たりしている。

オークランドは今真夏で乾燥しているので、木陰に入れば気持ちいいに違いない。我が家の猫ウリちゃんは、昼間餌を食べるときしか家の中にいない。

朝、洗濯物を干していると、鈴の音。裏庭の草むらで、飛び上がっているウリちゃんを見かけた。

遠くからだったので、枯れ葉で遊んでいるのかなと思ったけれど、激しく熱中している。鳥だ。

ほとんど動けない鳥を、わざと前足でいじって、動くのを楽しんでいる。小鳥はあきらめたのかじっとしていた。

そばに寄ってみると、小さな雀。まだ幼鳥。もう動く元気もなく、私の手の中で動かない。かすかな呼吸の音。ヒューヒューと。

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鳥の呼吸の音を聞くのは初めてだった。

猫が寝息を立てるのを知ったのは、飼い始めてしばらくたってからのことだったが、、鳥の呼吸音が、こんなにはっきり聞こえるなんて。

きっと、呼吸音が聞こえるほどに苦しかったのかもしれない。

猫を飼い始めて、裏庭の鳥が減った。猫がいない時みは、私の手が届きそうなくらい近づいてくる鳥もいるけれど。確実に数は減っている。

うちの猫は動物愛護の施設からもらってきた。ブリーダーから生まれたのではなくて、野良猫から生まれた子猫だった。

私としては、その猫を飼うことを、利己的だとは思っていなかったが、こうして家の猫が、そこら中の小鳥を野獣のように遊び殺すのを見て、心境複雑。

可愛い、かわいいと言って猫を飼うことは、もしかしたら自分勝手なことなのかも。

それとも、

いろいろ理屈をつけて、猫によって鳥が減り、鳥が減ることによってミツバチなどの虫が増え、植物の交配が増え、植物の繁殖によって鳥の生存できる場所が増える。

だから、猫によって鳥の数が減少したとしても、自然環境には大きな影響はないだろう、なんて。でも、これは自分を正当化するための口実。

私ん手の平で、小さな呼吸音を立てながら、目をつぶっている小さな生き物の前で、罪悪感、、、。

家の猫に見つからないように裏庭の向こうの大木の根元に置いてきた😢



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