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リトルトン、スケッチとマーケット 【クライストチャーチ周辺旅行】

クライストチャーチ二日目は、夫はピアノ調律師協会の集会に参加。私は一人でリトルトンの町へ。
もしかしたら、この町の名前聞いたことある、と思った方もいらっしゃるかもしれません。2011年のニュージーランドの地震、多くの日本人も亡くなり痛ましい災害でした。その震源地に最も近い町がこのリトルトンです。

リトルトン街はずれの船荷物集積所

夫の会場がこの町の近くだったので、ついでに送ってもらいました。着いたのが朝8時半。観光するには、ちょっと早すぎる時間です。観光案内所がオープンするのは10時。この日の行動を考えると、町とその周辺の簡単な地図が欲しかったので、街をブラブラして時間をつぶすことにしました。

この日は土曜日、マーケットの準備が始まっていました。その合間を縫うようにして通りを抜けると、もう街のはじっこ。さて、これから何をしようか?問題ありません。私の趣味はスケッチなのですから。街を一周して港に戻り、スケッチに良さそうな場所を見つけました。

港がよく見える落ち着いた場所。ここに決めました。ここなら人目を気にする必要が無さそうです。

ここから見える貨物船と海、山並みを描きました。

👇こちら、そのスケッチの早送り動画。一分くらいです。

仕上がりをお見せしたかったのですが、塗りたくって修正がきかないほどゴテゴテ、悲惨な状態になってしまいました😨 そっと私の胸の内にしまっておくことにしました。

絵を描いていると一、二時間はあっという間に過ぎてしまいます。退屈と思われる時間も生産的に活用することができました。絵の出来ばえはどうあれ😅

街はマーケットがにぎわってきました。
すると屋根の上でギーギーと騒がしく鳴いている鳥がいます。マーケットに来ていたお客さんが大勢それを見上げて、写真を撮ったりしていました。よく見ると何やらお楽しみ中の2羽の海鳥。恥も外聞もなく観衆の前で堂々と。リトルトンの街でこんな面白いものを見られるとは思ってもみませんでした。

それから、私もほかの観衆に負けじとあわててシャッターを切りましたが、時すでに遅し。宴は終わった後でした。

採れたての野菜、手作りのパンなど
おいしそうな物、おしゃれな物もいっぱいです。

ついフラフラと立ち寄ってしまうのがリサイクルグッズのお店。何か掘り出し物はないかしら。5ドルで手提げを買いました。デッサンクラスには行かなくなった私ですが、A3のスケッチブックが入る大きさのものが欲しかったのでちょうどいい。このピンクの柄も、なかなかオバサンっぽくってカワイイ。

夕食用にアスパラも一束。

午後からはちょっと計画している事があったので、早めのランチにしました。マーケットの手作りスープ。素晴らしくおいしかった。ニュージーランドに来て、こんなにおいしいと感じたことはなかったくらい、おいしかった。50セントプラスで、気前よく添えてくれた手作りパンも、とてもとてもおいしかった。なんだか、語彙の乏しさがバレてしまうようなおいしさ表現になってしまいました。

このスープの中には、なつかしい歯ごたえのあるものが。
なんと、竹の子!!売っていたのはアジア人ではありません。えーっ、すごいな。やるな―、と感心。

震災から11年がたって、街はほとんどもとに戻ったかのようでした。港も、マーケットも。でも、所どころにまだその陰が残っています。

さて、観光案内所も開いている時間なので行ってみようと思います。

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