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毎日ガーデニング in NZ 【鳥も春、草取り、ヨモギの話】

さあ、今日は草取りです。
天気もいいし、張り切って裏庭に出ると、鳥さんたちも元気いっぱい。ニュージーランド在来種の鳥、ツイも美しい声で鳴いています。

と、思いましたが。
実は私が現れたので、仲間に警戒を促しているのかもしれません。ひときわ大きな声は、春を楽しんでいるのではなかったようです。

と、思いきや。
こちらは⤵ 確かに春を楽しんでいるようです。彼らは、私の存在など眼中にないようです。

虫たちも春は忙しそうです。
野菜畑のラベンダーにブンブンいいながら群がっています⤵

のどかですね~。草取りをしなければならないことなんて忘れてしまいそうです。

さて、いつまでも鳥や虫を見ているわけにも行かないので、そろそろ草取りを始めましょう。裏庭の一番奥にある野菜畑です。
 
今年の冬はずっと雨続きだったので、なかなか畑に入ることもできませんでした。なので、草もぼうぼうになっています。

一つ不思議なことは、草の植生が例年と違っていたこと。この⤵タンポポの花を小花にして先の方に束ねたような草。この草は初めて見ます。もしかしたら初めてではないのかもしれませんが、こんなに群生するのは今までにはありませんでした。

気候や天候の変化と関係あるのでしょうか。

⤴奥の野菜畑に加えて、野菜畑の周り⤵も草取りが必要。もう、放っておくのは限界です。可憐なバターカップがみっしりと生えています。
これは手ごわい。
バターカップの花の見た目に惑わされてはいけません。その根っこはとにかく頑丈で引き抜くのは至難の業。たいていは根元のところで切れてしまい、またすぐにはを伸ばしてきます。まったくしぶとい草。

⤵これは、バターカップと葉っぱが少し似ているけれども、バターカップではありません。ヨモギなんです。
日本ではヨモギは珍しくないかもしれませんが、オークランドでは見たことがありませんでした。

ところがある日、アジア系のマーケットでこのヨモギの苗を見つけ、迷わず買いました。それが10年以上前。

そしてこの奥の畑にヨモギを植えました。
最近のオークランドはアジア系スーパーが増えて、ほとんど食材には困らなくなったのですが、さすがにヨモギ餅は手に入りません。

でも、今は私の庭にはヨモギが生えているのでヨモギ餅を作ることができます。ヨモギ餅を作るのは葉っぱの処理などで少し手間がかかりますが、自分の庭から取れたヨモギで作ったヨモギ餅は香りが強くて、とてもおいしい。日本の春を懐かしみながら楽しむことができます。

このヨモギのたった一つの難点は、繁殖力が異常に強いこと。多分オークランドのセミトロピカル的な気候は、ヨモギの成長に抑えが利かなくなるのかもしれません。

タチの悪い雑草のように地下で根を這わせて、とんでもないところでにょっきり現れます。でも最近は、ヨモギの植生にも慣れてきたので、ある一定の範囲内にコントロールすることができるようになりました。

相手の癖を知るために数年を要しました。

本当は今日はヨモギの話ではなくて、いかに草取りが終わりのない大変な仕事であることを訴えるつもりだったのです。

5時間黙々と、淡々と草取りをしました。畑の中は終わりました。畑の周囲の部分は3割程度終えたので、残りは別の機会にします。

ご覧ください⤵ 畑らしくなりました (*^_^*)


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このツイの鳥と草取りについても動画にしました。動画を作るのは楽しいけれども、なかなか自分の声に聞きき慣れなくて、、。


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