ホルモン療法の副作用


幸い抗がん剤を使わず済んだわたしのがん治療、リュープリンの注射とタモキシフェン(ノルバデックス)のホルモン治療を7月末から開始しました。


飲み始めてから2ヶ月ほど経った9月ごろ、ホットフラッシュが始まり、漢方内科で相談して漢方薬でなんとか凌いでいました。


飲み始めてから5ヶ月ほど経った12月、持病のうつが急に悪化しました。なんの前触れもなくいきなりです。ひどい気分の落ち込みで、抗うつ剤を増量してもらってもなかなか解消しないのです。落ち込むような心当たりが全くないので、あるとき製薬会社のホームページを見てみると、タモキシフェンで気分の落ち込みの副作用があるのを見つけました。


1月に乳腺外科で気分の落ち込みを相談すると、やはりたまに気分の落ち込みを経験する患者さんがいらっしゃるとのことでした。落ち込みがあまりに酷く日常生活に支障を来す場合には、ホルモン剤の変更(閉経後に飲む方のホルモン剤への変更)や、ホルモン治療自体をやめてしまうという選択肢もあるそうです。ただ、再発防止にはやはり今のタモキシフェンが一番効果が高いとのことで、主治医の先生としては、なるべく継続したいということでした。


そこで先月末、かかりつけの精神科医に「まだ打つ手はあるのであれば、ホルモン治療を続けたい」と訴えてみました。抗うつ剤は1日に出せる最大量処方されているので、他のお薬も試してみることに。意欲を出す作用のあるお薬が追加になりました。


飲み始めてから1週間、ようやく趣味の編み物が少しずつできるようになってきました。あと12月ごろから悩まされていた過眠の症状も改善してきました。良かったー!と思いました。なんとかホルモン治療継続できる希望が湧いてきたのです。


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