古市 邦人|NIMO ALCAMO

一般社団法人NIMO ALCAMO代表理事。新しいワークルールを導入したチャイの店「T…

古市 邦人|NIMO ALCAMO

一般社団法人NIMO ALCAMO代表理事。新しいワークルールを導入したチャイの店「Talk with _ 」、都市部の料理人と過疎地域をつなぐ「サーカスキッチン」など運営。 料理人/スパイス調合師/キャリアコンサルタント/公認心理師

マガジン

  • カレー屋のこと

    大阪は東住吉区、山坂神社そばにあるカレー屋のことを書いています。

  • サーカスキッチンのこと

    過疎地域などへ出張し、その日だけの特別なレストランをひらく料理人コミュニティ「サーカスキッチン」。サーカスのように、賑やかで楽しい時間と専門店の料理を提供するプロジェクト。 活動報告やプロジェクトの考察などを書いていきます。

最近の記事

  • 固定された記事

休むきっかけを贈るギフトショップがオープン|チャイを飲んで、話そう。

そんな言葉が書かれたネットショップが今日オープンした。チャイの店なのに、名前は「Talk with _ (トークウィズ)」という。 僕のやっているカレーの店には、仕事を休んでいたり、辞めた若者がよくやって来る。その彼らの話を、僕たちスタッフは良く聞かせてもらっている。 うちの店にたどり着いて、とつとつと話をしてくれる。僕は、よく来てくれたなあと、思って、話を聞いていく。 彼らは、誰かに頼らずに、自分でなんとか頑張ろうとしていた。でも、正直、どうしたらいいか分からずにいた

    • チャイの店から働き方の未来をつくる。ソーシャルベンチャーで働く仲間を募集します。

      スパイスと茶葉の香りが立ちこめる調合室。 煮出す大きな鍋の中には、シロップの原液が出来上がっている。 いろいろ、あった一年だった。 造船で栄えた北加賀屋という海辺の町で、休むきっかけをつくるチャイの店が半年前から動き出した。 そこへやってくるのは休息が必要な人たち。 その人生に触れ、チャイを淹れながら(!)どうしようかと一緒に考える日々だった。 新しいルールをつくれば、これまでのルールで働けなかった人が働けるようになるはず。そんな挑戦をはじめて、気づけば法人も4期目。

      • チャイのブランド世界観を一緒に発信するライティングパートナーを募集

        大阪にある休息をテーマにしたチャイの店「Talk with _ 」で、ブランドの世界観を発信するためのライター(デザイナーも良いご縁があれば)を募集します。 一緒にブランドの世界観をつくっていける方と出会えますように。 チャイの店「Talk with _ 」についてはこちら。 お願いしたいことライティングパートナーには、インスタグラムやECサイトに掲載するコラムを書いていただきたいと思っています。 ブランドが目指したいのは、「休んでほしいな」と思う方へ贈れるギフトであ

        • チャイの店で働くカウンセラー!?「休む」に寄り添うパートナーを募集

          先日オープンしたチャイの店。 そこで働くカウンセラーを募集します。 「チャイの店で働くカウンセラー」…その響きにビビッと来たということは、ちょっと変わったアンテナをお持ちのカウンセラーさんなのでしょうか。 わざわざお立ち寄りいただき、ありがとうございます。 どうしてチャイ屋でカウンセラーが?というお話は、チャイ屋のギフトショップオープンnoteに詳しく書いてありますが、簡単に言うと「ギフトという入り口から相談へとつなげる」ためです。 チャイの店「トークウィズ」は、「ちょ

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        休むきっかけを贈るギフトショップがオープン|チャイを飲んで、話そう。

        マガジン

        • カレー屋のこと
          6本
        • サーカスキッチンのこと
          4本

        記事

          7/27、チャイ専門店「Talk with _(トークウィズ)」の店舗がオープンします。

          新しい働き方に挑戦するカフェで一緒に働く仲間を募集した先日の記事から2ヶ月経ちました。 気づけば、カフェのオープンに向けて大詰めを迎えています。 ずっと必死で動いてきたのでなかなかご報告が出来ておりませんでしたが、これまでの活動をまとめてご報告させていただきます。 7/27〜7/30はオープニングイベントも開催。ぜひ皆様のお越しをお待ちしています。 ご報告① Talk with _ で働く仲間が決まりました先日公開した募集記事より、40名以上の方からの応募をいただきまし

          7/27、チャイ専門店「Talk with _(トークウィズ)」の店舗がオープンします。

          いま働けていない方へ。新しいワークルールを実験する職場のオープニングメンバー募集。

          仕事を休んだり、精神的に疲れて辞めてしまったり。怪我をしたり、体調や環境が変わってしまったとき。体が、心が、ついてこなくて「働きたいのに、働けない」ということがある。 僕は、そういう人達に「頑張ろう」とか「出来るようになろう」という支援を辞めた。そうじゃなくて、頑張らなくても働ける仕組みとか、出来なくても働ける仕組みを考えてきた。 でも、考えたり言ってるだけでは世の中は変わらない。だから新しく職場をつくることにした。インド発のスパイスミルクティー「チャイ」の製造工房・カフ

          いま働けていない方へ。新しいワークルールを実験する職場のオープニングメンバー募集。

          「新しい働き方をつくる。」一緒にソーシャルファームを立ち上げる仲間を募集します。

          11月19日、僕は奈良の吉野にいた。 見事な秋晴れ。天気に恵まれ、澄んだ空気が心地よい。ジャズフェスティバルが開催されるその日、フードブースでカレー屋の出店準備をするメンバーは皆笑顔だった。 「◯◯ちゃんやん、元気!?」「就職して東京で働いていて」など、さながら同窓会のよう。久しぶりの出店はドタバタと感覚を思い出すように始まり、次第に息が合いテンポが良くなっていく。みんな笑っていたし、僕も楽しかった。 カレー屋を運営するのは、僕が募集した実験的な取り組みに手をあげ、参加して

          「新しい働き方をつくる。」一緒にソーシャルファームを立ち上げる仲間を募集します。

          人生が一度限りだとしても、試すのは何度だってできる。「しごとを間借り」して、小さく働いてみるプロジェクト。

          もしかするとあなたは今、何かを辞めたり、諦めてしまったところかもしれない。それはきっと、自分を守るためには仕方ないことだったと思う。 そうなんだけど、それがきっかけで、自分を信じることが怖くて出来なくなってしまうことがある。 多分そんな時に、一人で考えこむことはよくない。どんなに小さくても、一歩を踏み出してみることができれば。一人で考え込まずに、誰かと話すことができれば、状況は好転することがある。 ところが、そういう場や機会が、全然ない。だからつくった。大阪の、街の小さ

          人生が一度限りだとしても、試すのは何度だってできる。「しごとを間借り」して、小さく働いてみるプロジェクト。

          アルバイトとボランティアのあいだの働き方をつくった。

          大阪の山阪神社そばにあるカレー屋、ニモアルカモ。 9月のある日、夕方。目の前には、ハタチの若者がいる。僕はその20年間と、ここにたどり着くまでの生い立ちに耳を傾けていた。この店のnote求人を見て、Instagramから問い合わせをくれた。自身の過去から、将来やりたいことがあるらしい。ここで働けたらそこに近づけるのではと思ってくれたようだった。 その想いに応えたい気持ちと、自分の小さな店で出来ることの限界を感じながら、最終的には、経験値が足りずスタッフとしての採用をお断りす

          アルバイトとボランティアのあいだの働き方をつくった。

          つぶやきからサービスの輪郭をとらえる。

          夏前から月2〜3地域のペースで出店を再開し、サーカスキッチンの料理人コーディネート事例が少しずつ増えてきました。さまざまな人とサーカスキッチンを開催する中で、印象に残っているセリフやつぶやきがあります。 構想時には見えていなかった、関わっていただいた方々のリアルなつぶやき。そこから、サーカスキッチンが大事にしたい世界観を言葉にしていこうと思います。 出店の様子はInstagramにアップしています。 サーカスキッチンって?という方はこちら。 参考にしたのは、wiiの開発者

          つぶやきからサービスの輪郭をとらえる。

          日経クロストレンドに紹介いただきました。

          食文化研究家の徐航明さんに、サーカスキッチンのことを記事にしていただきました!サーカスキッチンは「働き方」と「過疎地域」の二方向へのアプローチなのですが、簡潔に説明しづらい内容を深く理解し記事にしていただいています。 ぜひご覧ください。 ちなみに徐さんは他にこのような書籍も書かれています。テクノロジーと食というテーマで面白い考察がまとめられています。こちらもぜひ。 「なぜジョブズはすしとそばが好きか」

          日経クロストレンドに紹介いただきました。

          過疎地域の豊かさを守るしくみ、サーカスキッチンが料理人を募集します。

          前回のプロジェクト立ち上げ投稿を書いてから3ヶ月が経ちました。 3月上旬までは緊急事態宣言を受けて活動自粛し、動けないあいだは地域の方、料理人の方とオンラインでたくさん話しました。そしてコロナの様子を見ながら、3月下旬より少しずつ個性豊かな地域への出店が始まっています。 色々な出会いや対話を繰り返していると、サーカスキッチンがすべきことがより鮮明になってきました。今回は、この3ヶ月で進んだサーカスキッチンの現在地点をお話します。 地域は、役割の補い合いで出来ている。この

          過疎地域の豊かさを守るしくみ、サーカスキッチンが料理人を募集します。

          都市部の料理人と過疎地域をつなぐ「サーカスキッチン」を立ち上げます。

          幼少の頃、帰省先の香川でサーカスに連れていってもらったことがあります。普段遊んでいる裏山や庭とは全く違った雰囲気に、兄妹と心を踊らせました。サーカスは普段静かな町にやってくる非日常であり、じいちゃん、ばあちゃん達と過ごす楽しい思い出の時間でした。 僕のサーカスの記憶は幼少で止まっていますが、大人になった僕は今、サーカスの名をつけた取り組みを始めようとしています。今日は、これから緩やかに始まる「サーカスキッチン」というプロジェクトについて、紹介させてください。 過疎地域へサ

          都市部の料理人と過疎地域をつなぐ「サーカスキッチン」を立ち上げます。

          会社を辞めた僕がこれから始めようとしていること・仲間募集

          はじめまして。古市といいます。 5月末に就労支援を行うNPOを退職し、この11月11日に「一般社団法人NIMO ALCAMO」を設立しました。 法人を作り、これからどんなことを始めようとしているのか? 今考えていることを書かせていただきます。 一緒にやりたいと思って下さる方がいたら、嬉しいです。 個性に合わせて仕事をすることができるプラットフォームをつくる 前職の退職時投稿でも少し書いたのですが、仕事に個性を合わせるのではなく、個性に合わせて仕事をつくりたいと思っています。

          会社を辞めた僕がこれから始めようとしていること・仲間募集

          自宅はあるけどアドレスホッピングしたい方におすすめ。ADDressの新幹線定額サービス。

          はじめまして。 大阪にあるカレー屋「nimo alcamo」店主の古市です。 普段は不定期で週末に店を開けつつ、平日はADDressを使ってリモートでPC仕事をしています。 いつもはこんな、軽トラを改造した移動販売車が僕の移動手段なんですが、 新幹線が割安で使えるモニターを募集していたので使ってみました。 使ってみた感想、まとめさせていただきます。 利用前に思っていた懸念点普段車で移動している僕が鉄道に切り替えた時に心配なのは、 ・普段持ち歩いている物が持ち歩けなくなるこ

          自宅はあるけどアドレスホッピングしたい方におすすめ。ADDressの新幹線定額サービス。

          カレー屋だけど、ただのカレー屋じゃない。「良い出会い」を生み出すカレー屋で、一緒に働く仲間を募集します

          土曜日、朝9時55分。 東住吉区、山坂神社の近くで隠れ家のようにひっそりと佇む場所。 (ガラ・・ガラガラ・・・バン!) 店主らしき男性が、店から出てきてシャッターを開けた。一面ガラス戸になっているため、朝の光が店の中にいっきに差し込む。 もともと倉庫として使われていたために高い天井、粗いながらも開放的にリノベーションがされているその場所は、中に入ると少し香辛料の匂いが漂ってくる。店主はテーブルを片付け、キッチンで仕込みに使った器具を洗っている。 「おはようございます」

          カレー屋だけど、ただのカレー屋じゃない。「良い出会い」を生み出すカレー屋で、一緒に働く仲間を募集します