見出し画像

私の好きなWEB小説の話(2022年読了・異世界転生編)

こんにちは、社内ニートのninaです。
今日は、WEB小説について書こうと思います。

社内ニートは日中の暇つぶしに飢えています。
文字を読み続けることに苦痛がない、むしろ活字中毒気味の私は、ネバーエンディングなWEB小説に大歓喜です。
かれこれ三年くらい読んでいるけど終わりが見えません。やったね。

2022年に読んだ100作品のうち、おもしろかったと感じた異世界転生ものWEB小説を【5作品】紹介します。


無職転生- 異世界行ったら本気だす -(理不尽な孫の手 様)

https://ncode.syosetu.com/n9669bk/

とにかく有名な、異世界転生のお話。
これは確かに面白かった!
万人受けするわけじゃないけど、異世界を冒険するワクワク感や新たな展開の目白押しで心地いい読後感を味わえます。

雑に紹介すると、異世界に転生した主人公が剣と魔法の世界で幸せに暮らすハートフルコメディなんですが、ちょっっっとばかり下ネタが多いのが気になるところ。
そ、そんなにそういうこと考えてるの……?になります。怖い。
女の子のパンツ(盗品)をまつったオリジナル宗教を信仰していたりもするし、怖い。これはコメディ、と強く念頭に置いて読もう。
あと、重婚。そのあたりを流すことができれば最高最強だと思います。

私は特に、蛇足編の「ナナホシのグルメ」が好きです。
食べ物の描写がとても素敵で、作者さんはグルメレポ得意そうだなーって思いました。

最果てのパラディン(柳野かなた 様)

https://ncode.syosetu.com/n5115cq/

これもアニメ化しています。
面白くて有名な印象。
あまり異世界転生を強く押し出していない、ハーレム展開ってわけでもない、重厚感のあるハイファンタジーのお話です。

無職転生と同様、剣と魔法のファンタジー世界が舞台なのですが、最果てのパラディンは重厚感のある英雄譚の側面が強く感じられます。
なろう界隈で散見される中世ヨーロッパ風世界、いわゆる「ナーロッパ」よりも荒廃した世界で、主人公の善性が非常に強く描かれています。
善性が強い主人公って見ていて暑苦しくなることも多いけど、ジャンプっぽくて好き。

作者さんが精神状態悪化を理由に執筆活動を休止しているため、現時点では中途半端な部分で止まっていますが、優しくない世界で優しい人たちが努力するところがとてもいいと思う。
アニメはなんかこう、脚本のテンポ感……?編集……?がちょっと、思ってたのと違った気がしました。
キャラデザも声優さんも素晴らしいので、もったいないなあ……の気持ち。

妄想好き転生令嬢と、他人の心が読める攻略対象者 ~ただの幼馴染のはずが、溺愛ルートに突入しちゃいました!?~(三日月さんかく 様)

https://ncode.syosetu.com/n2827hc/

乙女ゲームの世界に転生してしまう、なろう界隈で一定数ある作品のひとつです。
タイトルが変わっていてびっくりした。
元タイトルは「転生スケベ令嬢と、他人の心が読める攻略対象者」。
インパクトがすごい。
スケベとタイトルにありますが、かなりブロマンスなお話で手を繋いで真っ赤になるレベルのピュアな世界なのが魅力的。

「スケベ令嬢」ではありますが主人公は健全なので、少年漫画どまりのスケベ度でコメディ度合いに拍車をかけています。
初々しい反応と、スケベとブロマンスの衝突が見事。
主人公は女の子だけど、どこか少年漫画っぽい気がして好き。

私は幼馴染とかの、ずっと温め続けた思いを成就させるラブコメが好きなのでとっても読んでいて楽しかったです。お幸せに。

転生したので、たった一人で地球と貿易してみる ~ゲーム好き魔術少女の冒険譚~(あかい 様)

https://ncode.syosetu.com/n4595gp/

ちょっとめずらしい(気がする)、地球以外の異世界転生。
現代日本よりも発達した惑星に異世界転生したゲーム好きの女の子が、地球と貿易をして娯楽のない世界にゲームを流行らせる話。

ゲームにそこまで詳しくなくても、すっごくおもしろかった!
ゲームが面白くて楽しいのは全世界共通、全宇宙共通!ってのが、なんだかとってもグローバルでよかった。おすすめです。

続きそうな雰囲気満々で終わっているけど永遠に続きがないので「未完」のくくりになるのだけど、十分きれいに終わっているので満足感が高いです。

ごめんね、お兄様!(かんなぎ 様)

https://ncode.syosetu.com/n9427cc/

人気小説の世界に悪役令嬢として生まれてしまった、異世界転生ものです。
タイトルやそれぞれの表題と本編との温度差がすごい。
まあまあな鬱展開が続きます。元気がない時には避けるべきです。

このお話は、最後に「めでたしめでたし」で終わるために、悪役として主人公の前に立ちふさがり続けた女の子の話です。
「完結済みの物語を、その世界に入り込んで自分が追体験する」って夢小説にありがち。
でも夢小説は大抵の場合、先の展開を知っている主人公が暗躍して登場人物たちから好意を向けられますよね。偏見です。

夢小説の要素を上記分だけ切り取ると、「乙女ゲームの世界に転生してしまった」とか「悪役令嬢として二次元の世界に転生してしまった」と、そんなに変わらない気がします。
夢小説は河川敷でトラックに轢かれて異世界トリップするのが常な気がするので、そこが転生との一番の違いでしょうか。分かんないけど。

閑話休題。
登場人物たちの心情がとても理解しやすいです。
そういう立場に置かれてそう育ったら、そういう思考になるのもそりゃそうだろうな、と思う。
そのあたりの整合性の成り立たせ方が素晴らしいなと思いました。
辛い展開だけど、気高い選択の結果迎えたエンディングが描かれているので、物語としての魅せ方としては美しくて好き。


この記事を書くにあたってnoteで「なろう小説」などで検索をかけてみたんですが、こういう、WEB小説の読書記録的なものってあんまりnoteには投稿されてない感じ……?
どちらかというと、「WEB小説を書いてみて感じたこと」とか「WEB小説を読んで思ったこと」とか、紹介よりも感想が多かった印象。
私の検索方法が悪かっただけかもしれませんが。。

何か問題があったら消します。ごめんなさい。

以上、2022年に私が読んで、面白かったと感じたWEB小説(異世界転生)5作品の紹介でした。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました~!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?