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ブルーオーシャンの賞味期限

ブルー・オーシャン戦略とは
競合のいない、もしくは少ない新しい市場で、未知なる可能性を秘めている市場を「ブルーオーシャン」と呼びます。

「絶対に叶えたい夢はありますか。私にはあります」
この一文で、私は中学生のときにスピーチをした。

「架け橋になること」それが、当時から変わらない絶対に叶えたい私の夢だ。
大きな架け橋じゃなくていい。
経験、文化、宗教、なんでもいいから異なるものを持つ人たちが、お互いに理解しやすいよう仲介役になれればいい。


高校生のとき、Twitterで椎木里佳さんを知って、衝撃を受けた。
同学年にもかかわらず、起業して、社会から彼女のプロダクトが求められている。
当時、彼女の武器は「女子高生」だった。

武器があれば、
私は、私が叶えたい夢のために戦えると思っていた。

私は、貧困による教育機会格差をなくしたい。
どんな人でもとびっきりの夢を語れる社会にしたい。
お互いに認め合い、尊重しあい、笑い合える社会にしたい。

私という人間を認めて欲しいという欲望もある。

当時の私の武器は、若さと、女性であることだと思ったきた。
武道の世界、田舎の社会にずっといて、男性だけが優遇され、
若い女性はちょっと違うことをするだけで注目される。

マイナスでもプラスでも私の意見を聞いて欲しかったから、
注目される条件を満たしていることが武器だった。

だけど、

現実は同じ大学の同じ教室で学んだ学生でさえ起業していた。

ブルーオーシャンは、いつか、レッドオーシャンになる。

競争優位性を得るには、早くからその市場に参入すること。
賞味期限があるのだ。
食べても構わない、だけど美味しさは保証しない。そんな期限が私の中で設定されている。

1日1日、確かにその期限はくる。

市場は変わる。


真っ青だった市場は、少しずつ様変わりしている。
なのに、私は指を咥えて見つめるしかない。
次、いつ出会えるかわからない青い海をじっと眺めるしかないのだ。

レッドオーシャンでいまの私は泳げるように思えない。
泳げないなら、泳げるようにプールでトレーニングするのか。

それとも、泳げないなりに海に飛び込むのか。
眺めるだけは嫌だと思う。

だけど、プールに行って目を離した隙に海が赤くなっているのも嫌だ。
動きたくてうずうずしている。

夢を叶える方法として、
私にはやりたいことがたくさんある。

待ってたら、そのやりたいことは代わりに誰かが成し遂げてくれるだろう。

だけど、「私が」そのやりたいことを成し遂げたい。

ブルーオーシャンが赤く染まる前に参入したい。


誰かのアレンジじゃなく、
私のアイデアとして何かを作りたい。

きっと、自己肯定感が低いんだろうな。
だからこそ、それを埋めたくてもがいて、わかりやすく認めて貰えたり、誰かから注目してもらえたりする道を選びたいんだろうな。

それとも、これは、私がいままで何にも一番になれなかったことに対するただの劣等感か。

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