あれから30年。
第3弾は1992年、2022年の今からするとちょうど30年前なのだが、この企画3回目にして、聴くべきアルバムが多すぎてなかなかこの記事を書くまでに至らなかったのが実感である。この企画を始めるきっかけにもなった、BURRN!叢書「90's HEAVY METAL HARD ROCK DISC GUIDE」でも、この1992年に割いているページは断トツに多いのである。

ただ、昨年の「1991年から30年」みたいな特集が各所で展開されるかというと微妙でもあるような気がする。これから紹介するが、間違いなく名作と言われる作品も数多いし、確実に時代も変わっている感じはあるのだが、これ！という特徴はないか…個人的に振り返ると、当時の自分の好きな方向性はハッキリした感じはする。それでは行ってみよう。

１．今聴いても震える、間違いない（もちろん私的）名作！

これは本当にすごい作品だと思う。今でも当時買った店、聴いた場所も思い出せるし、今改めて聴いても感動。1.のリフと最後の高速になる部分、2.3.の特長あるリフ、4.でヘドバンかまして5.でメタルの良さを堪能し、6.でモダンメタルを痛感、という感じで、自分史の中でも名作の１つ。

これ、当時聴きまくったし、今でも良い。武道館公演が中止になったのは本当にショックだったなあ…このアルバムは決してスラッシュではないけど、有名な1.2.5.だけでなく、6.7.11.あたりの湿ったメロディーも大好きだったな。マーティ最高だよ。

これは衝撃度大だったな。デスメタルの歴史で言うと一般的にはCannibal CorpseやNapalm Deathだと思うけど、自分の中では間違いなくこの作品だと思う。
当時は正直恐る恐るみたいな感じでいろんなバンドを漁って聴いていたのだが、この頃なんかの繋がりである人と友達になって（今は全く覚えてない）、たまたまその人の家にちょっと行って、最近のCDのおススメみたいな会話でこのアルバムを聴かせてもらって「マジか！？」と。いろんな意味で。こんな近くにデスメタル仲間がいるのかと、感動した記憶しか残っていない（笑）

２．1992年のデビューした恐るべきバンドたち

これもある意味（凄い意味で）衝撃！
デビューアルバムにして、90年代後半のトレンドになるミクスチャー・ラウド系の先駆け。特に2.5.6.10.あたりは今聴いても体が動く。

これも当時聴きまくりだったアルバム。もう声が最高。
Nirvana始め、Soundgarden、Alice In ChainsとこのStone Temple Pilotsのボーカルはすべて早くして亡くなっている事実が悲しすぎる…

このバンドも衝撃すぎ。最高なのは2ndなのだが、この1stも今聴いても異質な雰囲気を出している。

３．個性的な名作

共に当時から人気だったが、今聴いても斬新なアプローチが最高。

というわけで、個人的には思い入れたっぷりの1992年だったのだが、表示の画像に採用したのは、Kreator "Renewal"。
Kreatorの当時の音源はApple Musicになく、今回のこれを機にCD購入で今もきいているのだが、当時からこの冷たい感じの音質と楽曲に批判も多かったが私は当時から本気で気に入っていて今聴いても良い！と思った。
曲で言うと、Bon Jovi "In These Arms"が染みたな。年かな。