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私の好きな Carcass のベスト5曲

いよいよCarcassを取り上げる時が来た。

90年代を振り返った昨年も痛感したのだが、自分の音楽の関わりの中で如何にこのバンドへの思い入れが強いか、よくわかったのであった。

でも「Heartwork」を取り上げているように、Carcassとの出会い・衝撃は未だに昨日の事のように覚えている。

まずはいつものようにDiscographyから。

1. Reek of Putrefaction (1988)
2. Symphonies of Sickness (1989)
3. Necroticism – Descanting the Insalubrious (1991)
4. Heartwork (1993)
5. Swansong (1996)
6. Surgical Steel (2013)
7. Torn Arteries (2021)

上記のように80年代後半から活動しているこのバンドだが、やはり衝撃の最初は3rdアルバム。それまでのデス・グラインドコアの1バンドから、一気にデスメタルを代表するバンドの1つまで上がってきたと思う。音像のクリアさが醸し出すデスメタルの狂気と、プログレを連想させる複雑な展開ながらもキャッチーなメロディー?とギターリフ。アルバム名・曲名のグロさも相まって、興味は募る一方の中、1993年の「Heartwork」投下。折しも90年代のグランジ・ヘヴィブームもある中、思いっきりダウンなチューニングでの、キャッチーな?デスメタル。これは最高でしかなかった。
「Heartwork」発売後の映像作品(DVDでなくもちろんVHS)を、それこそ穴の開くまで見まくっていた記憶がある。雑誌でもほぼ取り上げられていなかったので、とにかく動くCarcassを見たくて(確認したくて)仕方なかったんだと思う。来日はしていたかな?覚えていないが当時はライブは見れていない。
「Swansong」が出て、何度も聴きまくったのに響かなかった自分は、中学時代のBOOWY解散から続く、何度目かの「いつまでも続くものなんてない」という思いに駆られながら、いつの間にかこのバンドとも離れていってしまったのであった・・・

その後、まさかの再結成という話があり、LOUD PARK 2008でついにライブ初体験。以下setlist.fmより。

さすがにこんな曲数はやっていないと思う。全然覚えてないけど(笑)

というわけでベスト5曲。

1.Heartwork

まあ、文句なしにこれでしょう。
イントロの展開から完璧。ブラストビートからの泣きのツインギター。その後ミドルテンポでの歌いだしからキャッチーなサビ。何度聴いても非の打ちどころなし、と思う。


2.Keep On Rotting In the Free World

いやあ、この曲も何度聴いたことか。上記で触れている通り、「Swansong」の良さを分かるまで、それこそ聴きまくっていたなあ。結局「Swansong」をすごく気に入るところまではいかなかったが、この曲はいつ聴いても最高。


3.Cadaver Pouch Conveyor System

復活後の「Surgical Steel」も実は「Heartwork」に匹敵するぐらいの傑作だと思う。特にイントロの1曲目から2,3と続く流れ。3曲目に相当するこの曲、マジでカッコいいわ。


4.Blind Bleeding the Blind

正直、「Heartwork」からの楽曲は1曲たりとも外れなしの全方位アルバムなのだが、強いて選ぶとするとこの曲。謎に焦りまくるイントロからのミドルテンポの曲展開。これぞCarcassな1曲かと。

5.Corporal Jigsore Quandary

これぞ動くCarcass。ツーバスが印象的なこの曲で、動くCarcassを何度も見たなあ。曲自体は比較的シンプルで正直今聴くとちょっと飽きもあるのだが、やはり想い出はこれ。


次点は以下。
Dance of Ixtab (Psychopomp & Circumstance March No.1 in B)
Pyosisified (Rotten to the Gore)
Thrasher's Abattoir
Death Certificate
Kelly's Meat Emporium

"Pyosisified (Rotten to the Gore)"なんかは極悪1stと、3rd以降の取り直しを聴き比べてみると面白いかも。


さて来日間近!

いよいよLOUD PARK 2023で2回目のCarcass観戦!楽しみすぎる!!!

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