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祝寿司ランチ

 2月の内視鏡検査の結果は異状なし、食道癌の再発はなかった。
 
 先週6日の内視鏡検査では、新たに疑わしい部分はなく、再発治療部の検体を採取しただけだったので、問題なかろうと思っていたが、昨日14日の診察では、期待通り、治療部の検体も異状なく新たな癌は見当たらなかったとのこと。医師が内視鏡の映像を見ながら治療部分が順調に回復しつつあることを説明してくれた。これで、今年に入り、1月、2月の内視鏡検査はクリアし、次の内視鏡検査は3月5日と決まった。
 
 2年前に食道癌が発症し陽子線治療を受け、1年程何事も無かったが、昨年8月に再発、更に10月に2度目の再発、2回とも手術を避けてPDT治療を受けており、油断は出来ないのである。食道部以外への転移も心配されるので、定期的に首から腰までのCT検査を受けている。次回は2月29日の予定、忙しいのだ。
 
 午前中の診察を終えての帰途、検査結果が良かったから(先の心配は考えずに)ささやかにお祝いをしようと、監視人殿とともに衆議一決、いつもの人形町の寿司屋に行く。時間は丁度12時前、我々の2,3組あとで満席になった。平日限定のにぎりランチをタブレットで注文する。
 
 吾々はテーブル席だが、カウンター席の向こうで、2人の職人が忙しく一心不乱に寿司を握っている。よく見ると、カウンターの下、こちらから見えないところで機械がしゃりを握っているようで、職人は機械にぎりのしゃりにネタを載せて、ぎゅっと固めて形を整えている。店の規模からすれば職人は4,5人いてもおかしくないのだが、自動しゃりのにぎり機で2人に減らしているらしい。寿司のにぎり能率が倍になったようだ。
 
 やがてにぎりがくる。機械にぎりのシャリは形よく赤酢で固められ適度に締まっている。鯛、マグロ、鯵、海老、イカ、いくら、卵、サーモン、穴子のにぎりにてっか巻がついてボリュームたっぷり、いずれも新鮮でしっかりとた歯ごたえ、多分・・・・銀座の高級寿司屋にそん色ない。あっという間に完食した。

監視人殿は少な目
寿司ランチは安すぎ!

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