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カレンダー

  22歳から67歳まで勤務した企業グループから2024年のカレンダーが送られて来た。二月毎に絵が一枚、合計六枚で一年間のカレンダーになっている。現役の時は会社で配られ、0Bになってからは毎年末、忘れずに送付されてくる。毎年なかなかの絵なので送られてくると喜んで絵を眺める。
 
 今年の絵は、「ゴンド・アート絵画集」、表紙の説明によれば、
インド中央部の先住民族「バルダーン・ゴンド」が描く絵画で・・・・
神話や寓話、森の動植物をモチーフとし、それぞれのモチーフに敷き詰められる繊細な模様、ユニークな構図、色彩のコンビネーションが大きな特徴です。 ホップでモダンなテイストを持つ、唯一無二の民族画を、ぜひお楽しみください。・・・・とのこと。
 
 絵を見ると、確かに動物の表情が可愛く遊び心もあって、驚くほどモダン、なかなか楽しめるが、全部で6枚、リビングにぶら下げて一年間ずっと見続けるのも疲れそうだから、玄関脇のトイレ入口ドアにぶら下げることにした。

衣装自慢をする像夫妻
胸に羽、尾に木を付けて宙を舞う魚君
沢山の子供を抱える親鳥、いやサッカー選手かな、
赤、緑の葉を支える縞模様の木(?)

 
 この企業グループの母体は大手鉄鋼会社、経営者OB会と称して今でも定期的に社内報が送られてきて、年に一度の(無料の)懇親会の案内がくる。更に事務局からしばしばメールが来る。諸々の連絡だが、多いのは・・・・ 
 ○○様におかれましては、○月 ○日ご逝去されました。ここに謹んでお知らせ致します。ご葬儀につきましては近親者で既に済まされております。 
 要するに訃報だ。年齢は80歳、90歳が多いが、時に70代で私と変わらないこともあり、余計な訃報だと思わぬでもない。


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