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特急「かにかに浜坂号」

 2014年11月日本海を見に行った日記です。
 
 先週土曜の朝、蟹を食べようと、日本海の漁港、浜坂に向かった。
姫路駅から、その名もずばり、特急「かにかに浜坂号」に乗る。
播但線内の色づき始めた山々を抜け、
日本海沿いの山陰線に乗り入れて暫し行くと、
終点浜坂駅に到着、所要時間は2時間半。
 
 駅からのんびりと10分程歩き、
お目当ての○○水産のビルを見つけた。
3階の和食屋で、蟹のフルコースを頼むと、
蟹のお作り、焼き蟹、大小2杯のゆで蟹、最後に蟹雑炊、
間違いなく蟹三昧だが、正直、全体としてはもう一つ、
ゆで蟹の足が細く、身が締まっていない、
それでも、冷酒はそれなりだからよしとしておく。
 
 食後、浜に行き、久々に荒々しい日本海を眺めた。
岸に寄せる大波が白く砕けて浜に寄せ、
右手の岩場に砕ける波は高々と飛沫をあげて、迫力満点。
青空に浮かぶ大小の雲が強い西からの風に流されながら、
次々と形を変える。
 
 浜から内側に切れ込んで外海から隔離された漁港の方は、
大きなプールの如く、穏やかそのもの。
長さ10メートル程度の小さな漁船が桟橋に並べられ、
小刻みな波に乗って揺れる。
午後の漁港には誰も見当たらず、ただ時が流れるのみ。
舟の上には透明のランプが並んでいるから、夜のイカ釣り船だろう。
昼はお休み・・・らしい。

漁港は波静か

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