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朝のわんこ

 10月初め頃、食道癌再発と再再発の合間の日記です。
 
 9月に食道がん再発の治療を終えて退院後、暫く自宅静養、外出禁止だったが、10月に解禁、再び散歩を始めた。体のバランス維持のためのリハビリの一環として、毎日の散歩は必須なのだ。
 
 夏は猛暑の昼間を避けて、朝食前の早朝散歩だったが、今回は朝食後一休みして10時ころに出発、コースは以前と同じ、浜町緑道を歩いてピーコックで買い物、帰りも緑道を歩く。所要時間は30分程、秋の空気が気持ちいい。勿論しっかりと監視人同伴だ。
 
 先日いつもの如くピーコックで買い物をして外に出ると、2匹の犬がいる。夏の早朝散歩の時に元気なおばあさんが毎日連れていた犬だ。以前と同じように木製の板敷の上で、こちらを向いて大人しく飼い主を待っている。一匹は全身白、もう一匹はこげ茶の体に薄茶の手足、ほぼ同じ大きさ、中型の雑種だ。2匹とも大人しく座り、顔だけ左右に動かすが体はそのまま。子犬でも、老犬でもない、落ち着いた大人の風情だ。
 
 やがて年のころ4,50歳の女性が出てくると、2匹は大喜びで立ち上がり尻尾を激しく振る。おばあさんの娘さんかもしれない。あのおばあさんはどうしたのだろうか・・・・

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