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[特定社労士試験]型:どう書くかの考え方

こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら

試験に解答するうえで大切なことは、「何を書くか」と「どう書くか」です。
このページでは、「どう書くか」についてお話しします。「何を書くか」については以下のページをご覧ください。

「どう書くか」は、見方によっては「何を書くか」より重要です。
どれだけ問われていることを理解していたとしても、解答用紙に書かなければ1点ももらえませんよね。また、書いたとしても、ちゃんと理解しているということが採点者に伝わらないと、やはり点はもらえません。

点数のメカニズムは、下の図のとおりです。

というわけで「どう書くか」はとても大事なわけですが、そうは言っても、試験本番で時間を使うべきは「何を書くか」です。
緊張した心理状態の中で初見問題を解くわけですから、その場で判断しなければならない「何を書くか」にできるだけ時間を使えるようにしておきたいところです。

つまり、「どう書くか」は大事だけれど、本番のときに時間は使いたくない。

となったときに有効なのが、診断士試験業界で「解答の型(かいとうのかた)」と呼ばれているやり方です。
かんたんに言うと、問題ごとに違う「何を書くか」以外のところは決まった形にしよう、ということです。

「解答の型」を使うと、フレームワークを使って見つけた書くべきことを、あらかじめ決めておいた「解答の型」にあてはめる、というふうに、「どう書くか」を作業にすることができます。

上記は、診断士の2次筆記試験での「型」に関する、一発合格道場の記事です。たとえば、「施策」を問われている場合は、

施策は、①(30字)、②(30字)、③(30字)を行い、(効果)を図る。

といった「型」を用いる、といった具合です。

診断士試験の場合、問題の問われ方のバリエーションがたくさんあるので「型」をいくつも準備しておく必要がありますが、特定社労士試験においては、それほど多くのパターンを持っておく必要はありません。

解答の型の使いどころ

解答の型が力を発揮するのは、第1問(事例)の小問1・小問4・小問5、それと第2問(倫理)です。

たとえば第1問(事例)の小問4は、

双方の主張事実や本権事案の内容等を踏まえて、~(略)~、その法的判断の見通し・内容を~(略)~記載しなさい。

という形です。
これに対する「型」としては、

○○(テーマ)の有効性が認められるためには、○○(法律の条文、あるいは判例など)である。本件においては○○(言い分から抽出した事実)であることから、○○(結論)であると解される。

などとなります。
ちなみにこれは「法的三段論法」と呼ばれているもので、「規範」「あてはめ」「結論」という3つで法的判断を記述するものです。

型については、問題ごとにも違いますし、ひとりひとり自分が書きやすい書き方が違うので、勉強を進めながら、自分に合う「型」を作り上げていってください。

問題ごとにどんな型を使うと良いのかは、それぞれの記事にて詳述します。

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