昨日、寝る前に小さな部屋に布団を敷いて、好きなことをして毎日を過ごし、好きな時間に眠ることができるしあわせを噛み締めて嬉しくなってしまった。明日を迎えるのを楽しみに眠る。だんだんと素直になって一日、一日を楽しめるようになってきているのだなと思う。仕事の前の晩のあのつらさがなくなっただけでなく、明日を楽しみにできていることに喜びを感じる。

起き上がり、洗濯し終わった冬服を衣装ケースにしまっていく。手袋やマフラーも少しずつ洗って収める。冬服も衣装ケースひとつに収まってしまう分しか持っていない。来年も、これからも、ずっとずっと着たいものだけ持っていたらそれで満足だ。

顔を洗ってお化粧をする。昨日もシミ取りクリームは休んでみた。おかげで赤みと皮むけはおさまってきたようだ。ほっとする。
ご飯を炊きながら野菜ジュースをがぶがぶ飲む。ケールの菜の花、バナナ、トマト、にんじん、豆乳で美味しくできた。いつも通りお湯を沸かしてお茶と玄米コーヒーを淹れる。はと麦茶だけだと爽健美茶の味。はと麦茶と番茶をミックスしてみたら美味しかった。少し肌寒いのでお茶を入れたナルゲンを足ではさんで暖をとる。足湯に浸かっているみたいで温かくて気持ちがいい。

作ってみたかった豆乳マヨネーズを作ってみる。ミキサーを使おうかと思ったけれど刃の部分を洗うのが大変そうなのでボウルとゴムベラでやってみる。固形のものもはないから大丈夫だろう。豆乳50ccとオイル50ccをよく混ぜ合わせ、塩麹で味を整えて最後にお酢を加える。これがマヨネーズになるのかと疑いながら作っていく。ココナッツオイルしかなかったのでオイルはこれを使ったのだけれど固まっていて豆乳となかなか混ざらない。ヒーターをつけてヒーターのそばで混ぜていくとうまく混ざりあってくれた。梅酢を使ってみたかったので塩麹をやや控えめにして入れる。梅酢ははっきりした酸味ではないので穀物酢も入れて混ぜて完成。なめてみると不思議なほどにマヨネーズの味で驚いた。酒かすチーズを作った時のように魔法のように感じる。ココナッツオイルだと冷蔵庫で固まってしまうので、今度は米油とか太白ごま油とかで作ってみたいと思う。
ヒーターをつけたついでにフィルターを掃除する。ハケで取れないほこりは多分油をまとっているからだと思った。いつものメイク落としを思い出す。油は油で落とす。ということは、とココナッツオイルを綿棒に付けてこすってみた。するするとフィルターの汚れが落ちる。すごい。周りの黒ずみまで取れてすっきりした。自分を機能的に動かす。自分が多機能であればいつも柔軟に動くことができる。いまあるものを最大限に使いこなすアイデアにたどり着くことができる。

一旦フキサチーフをかけて、赤ちゃんの絵の続きを描いていく。微妙な表情がやっぱり難しい。よくよく写真を見て、離れたところからも見てみたりして描いていく。やっぱり目が難しいのだよな。まっすぐ母をみる眼差しをきちんと描いてみたい。奮闘の結果、満足できることろまで描くことができた。いつものようにお母さんとお父さんに写真を送るはずが、間違えて親戚のグループに写真を送ってしまった。すぐに消したけれど間に合わず。離婚騒動中のいとこのお姉ちゃんからすぐにメッセージが入った。褒めてくれて近々またこちらに来るのでまた連絡するねとのこと。なんだかわたしの気持ちが伝わった気がして嬉しくなって泣いてしまった。弟もグループに入っているのでうちの子を描いてくれてありがとうと言ってくれた。間違いとはいえ、みんなに見てもらえてよかったなと思った。ことばでは伝えられない気持ちを伝えられたような気がして嬉しくなった。お母さんからは思わずスマホを抱きました、とらしいコメントが返ってきた。

午前中にやるべきことを終えると気が楽だ。リラックスしてお昼ご飯を作る。豆乳マヨネーズの使い方がまだよく分からないので、炒めた野菜にかけてみた。お味噌汁はお揚げと豆腐、ねぎ、トマト、わかめ。炊き立てのご飯、今日は小豆多めでしっかり色付いて赤飯みたいで美味しそう。ご飯には黒豆納豆、鰹節、手作りのごま塩をのせる。豆乳マヨネーズがけの野菜炒め、すごく美味しい。蒸したブロッコリーとかにかけてもいいかもしれないな。

さてお昼寝タイム。いつものように台所で横になる。ここは狭くて適度に涼しくていい。廊下で昼寝って面白くていまだにわくわくする。ソクラテスの弁明を読んでいたら解説付きでも難しくてちゃんとすぐに眠たくなる。30分ほど眠って起きる。赤ちゃんの絵、もう少し目を描きたしたくなった。修正してみる。元住人に写真を送ったら、ひと言、目をもっときらきらにしたいねと教えてくれる。そうか、なんだか魂が入りきっていなかったのはそこかと気づく。黒目にちょんと白の光を入れるだけではなくて、薄い光も入れてみる。急にいきいきとした赤ちゃんの眼差しが浮き上がってきた。今度こそ納得できた。

夕方、母の日と父の日の贈り物を送ろうと時計を見る。駅前の郵便局はもう閉まる時間だった。少し離れた土日もやっている大きな郵便局へ行ってみることにする。こういう作業はタイミングを逃すと面倒くさくなってしまうから、送りたい時に送ることができてありがたい。母の日、父の日にはちょっと早いのだけれど、手作りの大豆カイロを白内障の手術をしたばかりのお父さんに早く届けたかった。ハチミツと美味しかった結わえるのごま塩も同封する。それぞれについて説明のメモを添えたら準備ができた。大通り沿いの大きな郵便局へは歩いて15分くらい。途中にミスドがあるので久しぶりに買ってみることにした。こういうのを買う時は思いっきり甘いのを選ぶ。エンゼルクリームとポンデ黒糖をひとつずつ買った。ミスドといったら飲茶を思い出す。うちはほとんど外食をしない家庭だったのでピアノの発表会の帰りとか特別な時にだけこういう場所に連れていってもらうことができた。ミスドはいつもグッズもかわいくって飲茶も美味しくて大好きだったのを思い出す。マクドナルドもない田舎の街にもミスドはあった。ペーター佐藤さんのイラストや原田治さんのイラストも好きだったな。
郵便局で荷物を出してお気に入りのパン屋さんの前を通る。大好きな玄米パンが見えたのでそれだけ買う。雨がぽつぽつ降り始めたので少しだけ早歩きで帰った。

夕飯はお味噌汁の残りにとろろ昆布を入れて食べる。お豆腐か納豆があれば夜ご飯は炭水化物はそんなに必要ない。レモン酵素シロップを炭酸で割ってみる。美味しい。食後に買ってきたミスドを食べる。久しぶりに食べるとうれしい。ポンデリングのこのもちもち感ていつ食べてもやっぱり不思議だ。
ご飯を食べてすぐに洗い物までできるとなんだか嬉しい。洗い物はやりだすと大好きなのだけど。勢いで取り掛かるのがコツだと思う。シンクの中に何にもない状態になると、今日の仕事はおしまい、寝る準備に取り掛かろうという雰囲気になってくる。まだ18時台。今日はゆっくり本を読みたい気分だったので布団を敷いて本を読んでみる。

わたしは早起きが大の苦手だったのだけれど、それって早起きの方に着目し過ぎていたからかもしれないと思えてきた。わたしのベストな睡眠時間は8時間で8時間経つと自然と目が覚めるのだから、寝る時間が早ければ自然と早くに起きられる。早起きは苦手だけれど早寝は好き。わたしの場合は早寝に着目した方が自然に起きられるのか。簡単なことなのかもしれないけれど自分のことがまた少しわかった気がして嬉しい。
わたしはテスト勉強も必ず朝やっていた。学校で授業を終えて自転車で帰ってきて体は疲れている。そんな状態で勉強なんてする気になれなかった。それでいつも居間で夕飯も食べずにぐーぐー寝てしまって朝5時ごろに目覚めて勉強をしていた。誰も起きていない時間、ものすごく集中できていた。悩んでいる時もそう、さっさと寝てしまって次の日を新たに迎える。そうすると結構どうでもよくなっていることが多かった。わたしはとにかく早寝型だったようだ。

さて今日も早寝をする。21時には布団の中で横になる。一日は早寝から始まっているような気がする。眠る前のぼんやりとした時間、眠るぞと意気込む時間が大好きだ。