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日記 2024.3.30(土) ピクニック日和/実家の話/公園で過ごす午後/カラスと男性/久しぶりの買い物

静かな朝がありがたい。今日も暖かくなりそう。昨日のお風呂上がりからヒートテックを着るのをやめてタンクトップにした。肩が軽い。心も軽い。コットンネルのパジャマが肌にあたって気持ちがいい。うれしい。

朗らかな春の陽気、洗濯をする。シーツ代わりのブランケットも洗うぞ。キッチンクロスも忘れずに投入した。ザワークラウトをもみもみ。今回のザワークラウトはどどんとおっきなキャベツを丸ごと一個分発酵させているからたっぷりの量ができる。また大きなキャベツに出会ったらぜったいに買いたいと常に目を光らせている。昨日夕飯のカレー味のお味噌汁にザワークラウトを入れたらすごく美味しかったな。ザワークラウトを使って豆腐餃子も作りたい。もこもことやりたいことがあふれてくる。そうだ、今日はピクニック気分で外でランチをしてみよう。洗濯物を干すために窓を開けるとさわやかな空気が広がった。今日は上着はいらないな。それくらいあたたかい。空気を入れ替えながら床を拭いていく。ぴかぴかになった。縫いかけのピクニックマットを完成させなくちゃ。あと1mくらい縫ったら完成というところまできている。やっぱり手縫いだと愛着が違う。手を動かして作ったものが大好きだ。ピクニックマットは午前中のうちに完成した。
11時過ぎに吉祥寺へ出かける。長袖のカットソーにブルーのシャツを羽織った。吉祥寺のこだわりの八百屋さんへ寄ってみると、買ってみたかった寺田本家さんのニコニコにっごりというお酒があった。にっこりして買ってみることにする。番茶も買えてひと安心。すぐに食べられるお惣菜が売っているかなと思ったけれど見当たらなかったので別な店でお昼ご飯を探す。
お父さんから電話。お母さんが弟に叱られた話を教えてくれた。とにかくいつも話題に事欠かない実家事情。弟の言い分としては、自分がいない間に勝手に奥さんに連絡して家に来るのはやめてほしいということだった。まあ、ごもっとも。弟の奥さんの断りにくい立場をお母さんは理解した上で行動しなくてはいけない。けれど、うちのお母さんがそんなこと分かるはずもないということも前々から分かっていること。お母さんの思いつきと行動力はすさまじいのだ。弟にはお母さんの行動を先読みしてほしいとも思う。奥さんの負担になるようなことだけは避けたい。こちらは娘と思って接していても、向こうはどう思っているかはまた別の話なのだ。お母さんには、頼ってくれた時にはいつでも動けるようにしておこうと根気強くわたしからも伝えてみたいと思う。向こうから頼まれるような存在になる、そんなふうになっていけたらいいなと思う。

土曜日の吉祥寺ではお惣菜を買うにしてもすぐに買えるところはコンビニくらい。コンビニだってもうお花見気分で入り口でフランクフルトやビールを売っていたりする。そりゃそうだよなと思いながらまいちゃんと食べたバインミーのお店に行ってみる。待っている方は何人かいらっしゃったけれどお腹も空いたしここに決めて待つことにする。この間と同じお豆腐のバインミーにした。
井の頭公園へ向かって歩く。桜はまだまだだけれどピクニック日和で人はたくさん。メインのエリアを避けて自転車置き場のあるジブリ美術館方向へ進む。途中にご自由にお持ちくださいコーナーを発見。カゴバッグをいただいた。今日はついているな。
なんとなく、一人でマットを広げて寝転ぶ雰囲気ではなさそうなのでベンチを探して座る。特大バインミーをゆっくりこぼさないように食べる。大きな口を開けて気持ちのよい空気も一緒に吸い込む。風もなくて穏やかで、なんでいい天気なのだろう。食後に黄金柑を食べながらぼーっと思った。日向がしあわせの季節も意外と短いから大切に楽しみたい。

本を広げて読む。坂口さんの『土になる』を読んでいる。いきいきとした文章に畑の日々を想像し、どんどんわたしもうれしい気持ちになってくる。ここにないのは言葉だけ、坂口さんはそう言っていた。確かnoteで一度この文章を読んでいた気がしたのだけれど気のせいだろうか。
靴を脱いでベンチにあぐらをかいてみると気持ちがいい。でも修行が足りずにすぐにあぐらは崩れてしまう。難なくあぐらがかけるようになりたいものだなと思う。
自転車のカゴに置かれたビニール袋をカラスが漁りはじめた。通りかかった男性がカラスに声をかける。やみくもに追い払うわけではなく、じっとカラスを見つめて声をかける姿に目がいく。カラスはなかなかその場を離れようとはしなかったけれど男性の方を気にしていたずらをやめた。男性は根気強くカラスをじっと見つめて伝え続けた。思いやりと配慮を感じる男性の行動にほっこりとして、一部始終を眺めてしまった。さっき、きゃーとこわがる女の子たちを挑発していたカラスだった。

夕方になる前に帰ろう。無職は意外とゆっくりできる時間は限られているぞ。肝心の味噌作りのためのお塩と麹はまだ手に入れられていないのだ。最寄駅で買い物をして帰ることにする。夕方になっても暖かい空気。今日は本当に気持ちがいいな。お塩と麹、酒かすも無事に買うことができた。お昼ご飯のたっぷりバインミーでまだお腹も空かないし、気分がよくてつい家の近くの古着屋さんをのぞいてみる。春先に羽織れるものがほしい。この店のお兄さんはなかなかのクセありだけれど値段設定がかなりやさしい。いいもの安く、接客はしないスタンス。なんでも値上がりの中で無職にもありがたい。少々お兄さんがクセありでもこの店で買いたい、そう思わせてくれる大事なお店。お店の中を隅々まで全部見て回り、ナイロンコートなど数点試着する。わたしは低身長の普通体型、なかなか服のサイズ感が難しく試着は必須だ。メンズのたっぷりサイズのナイロンコートはラグランスリーブなので肩も気にならず袖口もマジックテープで調節ができる。軽いし形もきれいでこれはいい。4,980円、これは買おう。HUNTERのレインブーツも2,980円だったので履いてみる。23cmでどうかなと思ったけれどぴったりサイズだった。細身のシルエットがきれい。レインブーツとして履かなくても農作業用にできるので買った。久しぶりの買い物にほくほくの帰り道。荷物が重くたって、レインブーツが重くたって今日ばかりは弱音を吐かないぞ。家までの最後の坂道を進む。

今日買ったものと拾ったもの。

時々こうして思いきって買い物をするのもいいもんだ。独特の買い物をしがちなわたしだったけれど、ものを減らしたことでほんとうに必要なものを見極めて買い物をすることができるようになってきたかもしれない。買うなら一生付き合えるようなものを買う、なんでもじっくり吟味する、人任せにしない、そんなふうにして慎重にものを選ぶようになってきた。

夕飯はお味噌汁を作る。ごぼうと小松菜、ニラ、厚揚げ、干し大根の皮も入れる。まだお昼のバインミーがお腹に残っているし、昨日の焼き芋が少し残っているのでお味噌汁と焼き芋で夕飯にする。ちびちび食べているイワシの生姜煮をお味噌汁に入れてみたらすごく美味しかった。
お風呂に入ってからストレッチ。もう今日は満足してしまったけれど、最後にさくっと絵を描く。今日はやや集中できそうにもなかったけれど、机に向かって描いてみる。紙に向かうといつのまにか夢中になる。写真を撮っただけだと通り過ぎてしまう細かな部分もひとつひとつ描いていくとその場所で実際みた時の空気を思い出して不思議な気持ちになる。松本民芸館の素敵な窓からみた景色を描く。眠さにまけてぼんやり絵が浮き上がってきたところで今日は終了とした。

盛りだくさんの1日だった。明日はおそらく今年最後の味噌作りをする。青大豆をたっぷりの水で戻して明日を楽しみに、布団に入る。


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