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日記 2024.5.1(水) 本気を出す。

静かな雨の朝。昨日は帰りにどら焼きのお裾分けを元住人に渡しに行って5時間くらいノンストップでしゃべり続けて帰宅した。お風呂に入ってストレッチをして眠ったのは2時ごろだったように思う。こんな時は次の日ぐったりするのがいつもの展開なのだがどういうわけかいつもよりも少しだけ遅い時間にはもう目が覚めた。銭湯に行ったあとのような適度な眠気と心地よい疲れ。ぐったりすることはなく昨日を引きずらない。わたしの中にある安心感が守ってくれているから大丈夫、そんなイメージがある。今日はだらだらしてもいいと思いながらも顔を洗ってお化粧もして着替えておく。

昨日は一日外食だった。まるまる一日外で食事をするというのは珍しいのではないかな。冷蔵庫に一昨日の夜作ったお味噌汁の残りがある。玄米を解凍して蒸す。お味噌汁と玄米でお昼ご飯にした。納豆、ぬか漬けのにんじんも取り出して玄米ごはんに乗せる。ほっとするいつもの自分の味。腸からのお便りもそんなに大きく崩れていない。そういえばいつも便秘気味の元住人はわたしに会うと必ず腸からのお便りが来ると言っていた。一緒に出かけてもトイレを探して走る彼の姿を何度も見た。どうしてわたしといると彼の腸は動き出すのか分からない。彼の腸内細菌に刺激を与える何かをわたしは持っているのだろうか。

お昼になるにつれ、雨粒が大きくなってきたのを音で感じる。朝一旦全開に開けたカーテンを再び閉めて布団に寝転がって昼寝をする。今日は長袖がちょうどいいくらいの気温。ブランケット一枚に包まるとばっちり気持ちがいい。今日は頼んであったiPad用キーボードも届くし、家から一歩も外に出ないでおうちでのんびり過ごすことにしよう。

それにしても昨日は大胆な日だったなと回想する。どれも臆病なわたしがした行動とは思えない。また新しい自分に出会えたような気がして嬉しくなる。額装はどうなるかちょっとまだ分からないのだけれど、ひとつ仕上がるとまた具体的なイメージが浮き上がってくるだろうと思う。うまくいかなくても大丈夫。ひとつの目安を作って試すことのほうが重要だと感じる。

税務署から電話。源泉徴収票の催促の件、会社側から税理士さんが発送したと言っているとのことだが届いていますかと言われた。昨日までにポストにはなんの書類も届いていなかった。嘘をついていることは明らかだったけれど、送ったと言われると税務署はこれ以上動けませんとのことで今回の件は打ち切りとなった。源泉徴収票なしで確定申告をしていたので問題はないけれども。

念のため税理士さんに連絡をしてみる。まずは区民税の切り替えの手続きを進めていただいた件についてお礼を言った。そして税務署の件を聞いてみると、税理士さんの方では源泉徴収票の件は聞いていないし送っていないとのことだった。それはそうだろう、税理士さんは顧問料の支払いが滞る期間が5年前くらいから続き、ついには辞めてしまわれたのだそうだ。

間も無くわたしが突然働けなくなってから1年が経とうとしている。会社側の絶対に残業代未払いなんて払わない、離職票などの手続きも一切しないという気持ちは本物なのだろう。これはわたしも腹を決めて本気になるしかない。最後のカードを切る準備を始める。
税理士さんに、オーナーから脱税していると自慢をされたことがあり、このまま対応してもらえないのであれば税務署に相談してみようと思うと伝えてみた。まだ税理士さん自身を100%信用しているわけではないので探りを入れながら話していく。税理士さんを通して会社側に、わたしが脱税の件を相談しようとしていることが伝わったらいいなと思いながら話をしてみたのだった。脱税の事実について税理士さんとオーナーとの間で聞かなかったことにしますとの話がされているということも聞いたことがあったのだった。それが本当かどうか、そもそも脱税の事実があるのかどうか、脱税していたとして調査してもらえるのかどうか、全く分からない。嘘つきの人間から出てくる言葉はどれも信用することはできないし証拠はわたしは掴んではいないのだ。けれどもそんなことはどうでもいいと思えたからわたしは動くことにした。無視され続け、人間として扱ってもらえずこのまま終わりにすることは、わたしにはできない。向こうが本気ならわたしも本気の姿勢でいく、覚悟を決めた。
未払いの残業代を払ってもらえればいいとかそういう話ではないのだ。だから弁護士さんに依頼して慰謝料をもらってさっさと終わらせるというのではわたしが納得できない。わたしの中で納得できたことだけ行動に移す。わたしの持っている最後のカードを切って、それで駄目ならもう終わりにすると決めた。もしこれまでと同じように一ミリも対応してもらえないままだったとしても、仕方ない。試して駄目ならそれは仕方のないことだと思う。それでも何も試さないで終わるよりはマシだと心の底から思えたのだ。最終的に税務署に相談するかどうかは決めていないけれど、準備だけはしておく。
頭のおかしいやつと思われればいい、面倒くさい人間だと思われたらそれはラッキーだ。今のままでは誰のためにもなっていない、この一年がただの無駄な時間になってしまうではないか。わたしの諦めない姿勢を示すこと、きっとそれが相手のためにもなると思う。やさしさを持ったままわたしは本気で怒る。

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