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日記 2024.2.19(月) くもりのこころ/壺の使い道/ザワークラウト完成/気分を変える/還付金/思いっきり笑う/お母さんから電話/カレー

7時半に目が覚める。眠たい。曇り。
昨日の味噌づくり、ほとんどの工程を自分のペースで進められるのでどの工程も楽しい。材料、道具、スペース、意外と少なくできる。わたしの小さな台所でだって十分つくることができた。時間はかかるけれど、すでにもう一回味噌を仕込もうと企んでいる自分がいる。
外へ出かけてリフレッシュするだけじゃなく、いつもより時間と手間をかけて手づくりを楽しむ休日もすばらしい休みになるということがわかった。

なんとなく起き上がれず8時半ごろ起き顔を洗う。今日は化粧もしないで家で過ごしたい。それでも着替えておく。

昨日の夜乾かしておいたものを片付けて、塩壺がひとつ空いたのを見つける。この塩壺はばあちゃんが使っていたものらしい。お母さんも塩を入れて使っていたけれどいつの間にか使われなくなって実家で埃をかぶっていた。街の金物屋さんとかで買ったものだと思うけれどなんだか色が渋くて雰囲気がある。鰹節を入れて冷蔵庫に入れていたのだけれど、もっといい使い方はないものかとずっと考えていた。
やっぱり1番梅干しがしっくりきそうな気がして移し替えてみる。ストック分も含めて梅干しがぴったり収まった。元々梅干しが入っていた小さな壺は、ちょっとした漬物などを入れるのに使うことにしよう。そういえば蓋もあるし、壺はタッパー代わりにもなるなと思う。ガラスの瓶の中に壺がひとつあるとアクセントになるかもしれない。
ついでに冷蔵庫の中も整理する。使いやすく場所をしょっちゅう替えている冷蔵庫の中。模様替えとか整理整頓が大好きなわたしには楽しい時間だ。

今朝は温かいお茶をたっぷり飲みたくて番茶を淹れる。ザワークラウトの色が薄黄色に変わった。昨日の夜開けて少し食べてみたのだけれど、塩気がとれてしっかり酸っぱくなり美味しくなっていた。キャベツ半玉、しっかり作っておいてよかった。昨日Amazonで頼んだ1Lの瓶が来たらひとつはこのザワークラウトを入れてみよう。

曇りで暗くて朝から台所も電気をつける。さて、いつもの日常を始めるか。くもり空でなんとなくやる気が出ないままだけれどフリマサイトに本を出品していく。
15年くらい前に買った服飾の本。ずっと欲しくて学校を卒業する時に買ったのだったかな。大型本で場所をとっていたけれど思い入れがあったのかなかなか捨てられずにいた本だった。今がその時、そう思って出品する。こういう本は古本屋さんにまとめて持って行くよりも手放す時もひとつひとつ検品して状態を確認し、自分で出品すると気持ちよくお別れできる気がしている。

Amazonから瓶が届く。段ボールが濡れていた。雨が降っているのだと気づく。玄関の汚れが気になり掃除する。もやもやとやる気のない自分に喝を入れたい気持ちもあった。掃除してすっきりしたけれどその後鼻水が止まらなくなってしまった。花粉だな。玄関掃除の後に自分をブラシで祓うのを忘れてしまった。

お昼ご飯まで少しの間休憩する。暗い台所の床が落ち着く。昼ごはんは昨日の残りのお味噌汁に玄米餅と決めてあるので早い。
味噌汁にお水を少し足してオートミールも足して温める。玄米餅をグリルで焼く。半分残っていたトマトを全部切って塩麹をかける。ほんとうにこれが好き。さあいただきます。
自分でつくるお味噌汁はしあわせの味。おうちで食べるごはんが1番ほっとするから出かける時でもなんとかご飯を家で食べられる方法を考えてしまう。おうちご飯は金銭的な面で助かるからと思っていたはずなのに、毎日おうちでご飯を食べていると、いつの間にかどうしても家で食べたいんだとなってくる。新しい食材や料理に出会えるから時々は外でご飯を食べることも必要だと思うけれど。去年まで、1週間に一回くらいしかきちんと家でご飯をつくって食べることがなかっただなんて信じられないなどと思う。

荷物が届いたりしたのもあってゴミ袋がいっぱいになってきた。ここ最近、可燃ゴミを出す回数を1週間に一回に減らしている。しっかりと貯まってから出すようになると、ゴミ出しの面倒くささからも解放されるようになってきた。野菜も皮まで食べることが増えたので生ゴミもそんなに出なくなった。夏になったら生ゴミは冷凍庫に保管する方法をやってみよう。そうなると可燃ゴミを出すのは2週間に1回くらいで済んでしまうかもしれない。

風もやや強く雨が降っているかもしれなかったけれど、気分を変えたくて散歩がてら買い出しに出る。いつの間にか雨は止んでいた。また降りそうな気配はあるものの傘を持たずに出る。神社の前を通り無塩のアーモンドの値段を吟味するためにカルディへ。カルディのアーモンドは量違いで3種類あった。中くらいのパック、280gで700円くらいが良さそうだと思いながら買わずに外へ出る。そうだ早めに銀行処理をしようと銀行へ寄って来月の生活費と引き落とし用の口座へ移すお金を下ろす。表示された残高をみてあれと驚いた。まもなく底をつきそうな口座にお金が増えていた。携帯から履歴を見ると税務署からのものだった。あ、そうか確定申告の分か。戻ってくる金額も分かっていたはずだけれど増えているとやっぱり嬉しいものだな。どうしようか迷っていたパン屋にもパンを買いに行くことにした。浮かれている。

無職になって初めて口座にお金が入ったんじゃないかな、と笑ってしまう。払い過ぎた税金が戻ってきただけなのだけれど。棚からぼたもちみたいなお金じゃなくて、コツコツと積み重ねてきたものの対価としてお金が増えていくようにならなければと気を引き締める。

普段のものすごい食欲はよく噛むこと、ゆっくり食べることを心掛けるようになって少しばかり改善されてきたような気がしている。それでも生理前の食欲はまだコントロールできないでいる。外へでて軽く運動すると落ち着くので散歩するのがいいのだけれど、どうしようもないときは深呼吸して遠くの店まで行ってやさしいおやつを買う。ちょっと遠くのパン屋さんで五穀米の食パンと米粉ドーナツを買い、せめてもの気持ちで無添加のポテトチップスを買った。無添加のポテトチップスはのり塩味だったけれど、めちゃくちゃ美味しかった。

ザワークラウトをつまみ食いしながら瓶に移し替える。マイルドな酸味と旨みのあと引く美味しさ。これ、たぶん大成功だよな。調子に乗る。瓶に入れるとほんとうに商品みたいに思えてきた。

左ザワークラウト、右は梅干しを入れた壺。

米粉のドーナツも食べる。鍋でチャイを煮て一緒に食べる。今夜はカレーにする。

テレ朝のMC大集合みたいな番組を観る。くりーむしちゅーさんやネプチューンさん、小学生の時にボキャブラでたくさん笑わしてもらった人たちも出演されていて、あの頃暗かったわたしもほんとうにたくさん笑って元気をもらっていたなと思い出す。今日もたっぷり腹から笑わしてもらう。ふつうに勉強になる。そうそう、わたしも小さなころから人を楽しませたい、そう思ってたんだったと思い出した。笑い上戸だったおばあちゃんをお客さんに笑わせるのが楽しかった。ああ、腹から笑って全身がほぐれた。

カレーの準備をしようとしているところにお母さんから電話が入る。しゃべりながら野菜を切っていく。親戚のおばちゃんから野菜をたんまりもらったので荷物を出す準備をしているとのこと。こないだ送ってもらったばかりの気がするけれど助かる。お裾分けのお裾分けのお裾分けをもらう。たらい回しにされている野菜はわたしが受け止めよう。お母さんはしゃべりながら荷造りしてくれているようなので追加で欲しいものを伝える。新聞紙を3日分くらい、実家のぬか床をひとすくい、昆布、豆、前回送ってもらって美味しかった里芋など。しゃべりたいわたしはちょこちょこ違う話もするけれどお母さんは荷造りに集中したくてほとんど話を聞いていないようだった。今日はだめだ、おしゃべりはまたにしようと諦める。ある程度荷物がまとまったところで電話を切った。くんせいも少し送ってくれようとしたみたいだけれど、冷蔵便ではなさそうなのでやめておいた。去年から実家の方からの荷物が届くまでに2日かかるようになった。くんせいはまた今度帰った時にみんなで一緒に作ろう。

カレーを作っていく。大好きなにんじんたっぷりに里芋、玉ねぎ、さつまいも、美味しそうだったので初めて買ってみたひらたけを炒めて煮込んでいく。最近肌がかさかさしているのでオイルをやや多めにして炒めてみた。

煮込んでいい具合になったところ。

ご飯を蒸して、カレーを弱火で煮込んでいる間に絵を進める。誰かがご飯を作ってくれている気分を味わう。今日はカレーかなぁなんて思いながら。
電車のソファの縁の部分、グレーにうすい黄色を出したら雰囲気が変わって本物っぽくなった。一色足すだけでぐっと変わったりするから描いていてほんとに楽しい。ご飯が温まったところで絵を描く手を止めた。

カレーのルーと梅干しも入れてすこし煮る。すごく美味しそう、お腹が空いてきた、さあ食べよう。お昼の塩麹トマトの残り、一本をちょっと残して千切りにして塩で和えておいたにんじん、カレーの隣には出来立てほやほやザワークラウトを添えた。

今夜はカレー。自家製ザワークラウト添え。

美味しい。カレーもいつか自分でルーを作ってみたい。ザワークラウトと混ぜたりして食べるとミールスみたいになっておいしかった。はじめて買ったひらたけのぬめりとしゃきっとした食感は忘れられない。お肉代わりにカレーにきのこはすごくいいな。新しい味は新鮮で楽しい。買ったことのないきのこ、また買ってみたい。

たくさん笑って、お母さんとしゃべっている間に元気になってきた。
楽しい、面白い、うれしい、嘘じゃないけれどときどき無理して大げさに言うこともある。不安がっている自分がいるときはそのままにしないで、自分を励ますように明るいことばをかけ続けていきたい。


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