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櫻坂46「新せ界」にいってきた話

をします。
夏なのか秋なのかもうよくわからない、暦と体感が違いすぎて戸惑っていますが
風邪などひいていませんか。

櫻坂46というアイドルを知っていますか。
かつて欅坂46として鮮烈なデビューを遂げて、メンバーの脱退・改名を乗り越えて新しく生まれ変わった坂道アイドルです。
実は中の人は欅坂時代からのファン。特に彼女たちの楽曲、MVの世界観、衣装が大好きで、ライブに行ったことはないものの在宅でずっと応援をしています。

今東京の六本木ミュージアムというところでそんな櫻坂46のこれまでの軌跡をクリエイティブの側面から掘り下げた展覧会が開催されています。
その名も「新せ界」。
始まって2ヶ月も経っていないんですが、もう2回行きました。めちゃくちゃいいんです。

櫻坂46は、メンバー本人たちの魅力はもちろん、楽曲やグループの個性を引き出すための衣装、MV、ダンス、CDジャケットといった
クリエイティブに注力していることでも知られる。

本展は彼女たちのために作られたクリエイティブやその過程が見て取れる総括的な展覧会となる。
そして過去を振り返るだけでなく、彼女たちのその先のビジョンも見せていく。

彼女たちのファンだけにとどまらず、最先端のポップカルチャーのクリエイションに興味がある人にも見てもらいたい内容となっている。

「新せ界」ホームページより

10月まで会期があるのであんまり詳しくは書かないようにしたいんですが、
衣装の展示やこれまでのmvのコンテ、ジャケット写真の企画書やメンバーそれぞれのこれからの決意など、内容は盛りだくさんです。

特に衣装とジャケット写真のところがよかった。
これはもうTwitter(Xですが呼び慣れないので)にいくつも写真が上がってるのでアレなんですが、櫻坂の中でも象徴的な衣装が何点か展示されている後ろに、欅坂時代の制服や衣装がかかっていて。
照明の切り替えでどちらかがはっきりと見えるような仕組みになっています。
欅坂と櫻坂が共存しないところが個人的にすきなポイントでした。
若干ライティングが暗いので、いつかもう少し明るいところで見たいなという願望もありつつ。

ジャケット写真はこれまでの5枚のシングル、そしてアルバムのジャケット写真がどのようなコンセプトで作られているか詳細にわかる資料も展示されています。
特にジャケットのアートワークをディレクションしているPERIMETRONのOSRINさんの企画書は、本当に細かく作られていて圧巻でした。
きっとオーダーはイメージ程度だったはずなのに、すごく細かく理由とともに組み立てていて、他のクリエイティブもそこを目指していけるように作られているんだろうなと思った。企画書の色味が完成したアートワークとリンクしているのも印象的だった。

この展示で思ったのは、みんなが同じ方向を向いている、ということ。
明確に偉い人はいて、表現したいことやどういうグループにしたいか、というのはぼんやりあるんだとは思うけど
MVの監督、衣装さん、振付師、楽曲制作チーム、映像チームと複数人が関わっているとは思えないほど統一されていること。
それが本当にすごいなと思ったし、こうして丁寧に作られているからこそ誰かの心を打っているんだと思いました。

彼女たちの強みはパフォーマンスだとよく言われますが、
パフォーマンスを支えるクリエイティブ、そしてそのクリエイティブをうまく生かしたパフォーマンス。
相互の作用で作られているものなんだと感じる展示だったな。
あ〜もう一回行きたい。

グッズもね、すごくいいんです。
MVに出てくるキャラクターのキーホルダーとか、衣装やロゴを模したグッズとか。
ちなみに今回の展覧会のキービジュアルがこちら。(紹介する順番を間違えた)

この衣装はこれまでのシングルの衣装を組み合わせてデザインされていて、
櫻坂のこれまでを象徴する一着になってます。最高だね〜〜

ちなみに彼女らのことを何も知らなくてもそこそこ楽しめると思います、でもmvを見てから行ったほうがわかりやすい絶対。アートワークは知らなくてもOK。

10月までやっておりますので、興味のあるかたは是非に。
ではまた。

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