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赤い猫と青い鳥を描く理由 〜ハルとソラ〜

どうして赤い猫と青い鳥を描いているかというと……もともと、猫も鳥も好きというのがありますが、他にも色々意味がありまして……。

そんな自分は、子供の頃に、実際、猫も鳥も飼っていたこともあります。最初にそのエピソードを少し。

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猫に関しては、子供の頃、ある日突然、実家の庭に大人のメスの三毛猫がやってきて、気づいたらうちに上がってソファでお昼寝をするようになっていたというのがあります。家族誰も反対することもなく、自然な形でうちに住み着いていったという感じです。完全に家猫にはせず、庭に来たら家にあげてあげるという感じにしていました。そうしてある日、この三毛猫さんは自分の子猫5匹とやって来たのでした。子猫も身体を洗ってあげて家に入れてあげてよく一緒に遊んだのを覚えています。今思うと、とても貴重な体験だったんだなと思います。
数ヶ月もしないうちに、子猫は誰かに貰われていったのか数が減り、最後は黒猫2匹がだけがうちに来るようになりました。その子たちも大人になってからはうちに来なくなり……縄張りの関係なのでしょうかね。でも、これは一生忘れない想い出になっています。
(時代的に今よりも自由だったので、家猫にせずに自由にしてあげていたというのはあるかも知れません。一応書いておきます……。)

鳥に関しては、やはり子供の頃に実家で文鳥さんを飼っていて、つがいは子供も産んで、その子たちとあわせて育てていました。手乗り文鳥にしていたので、手の中にいたり、手の上にいた時のぬくもりは今でも忘れていないです。あの子達も本当に可愛かったです。

ということで、猫と鳥を題材にしている……と言いたいのですが、実はもう少し理由があります。

猫と鳥って、そもそも犬猿の中と言われていたりして一緒に居るのは難しいのでは?と思われがちかなと思っていて(そんなことないよ、という人もいると思いますが!)そういった固定概念から解放されようよ!という意味合いと、不可能だと思ってることも可能かも知れないよ?という希望の意味を込めてモチーフにしていたりもします。
そんなの無理だよって思っているのは、自分の頭の中で、もっと自由に発想してみても良いんじゃないかな?という感じです。

そして、色。
赤い猫というのも、実在しないであろうというところでも、やっぱりもしかしたら存在するかも知れないという希望や夢ということを忘れずにという意味合いを持って描いていたりします。あとは個性。みんな違って良いじゃんという意味も。
なぜ、赤という色かというと……イメージとしては、太陽の赤で、人を温かくする、そんな意味も持たせています。だから、赤い猫の名前は「晴れ」からとって「ハル」という名前にしています。心地の良い日差しがある春にもかけていたりします。猫の癒し力って凄いですよね。
ハルは、いつも目を閉じていて、心穏やかな時間を過ごしています。(お昼寝してると思って貰ってもいいです!)見る人も同じような気持ちになれたら良いんじゃないかなと。それと、目を閉じていることで、見る人が自由に感じ取れるスペースも作っているつもりです。

青い鳥は……その響きから、おおよそ推測できるかと思います。そうです、あのチルチルとミチルのお話です。幸せを運んできてくれる青い鳥、それは心の中にいる、それは心持ち次第な時もあるよね、そんなことをメッセージとして入れています。
青い鳥の名前は「ソラ」。鳥だけに……青空を自由に飛んでいける、そんな感覚を込めて名づけています。

ハルもソラも、どちらも自然から名前をとっていることになります。

そうした2つの意味合いなどを含めて、この赤い猫と青い鳥の組み合わせが出来上がりました。まだまだこれから変わっていく(成長?)かも知れないのですが、少し説明も入れてみようかと思って書いてみました。

少しでも気持ちを軽くして、ありんこの一歩でも良いから前に進んでみたり、日々、少しでも穏やかな時間を持って自分らしく生きていく、そんなことの力になれたらなと思っています。

長文になってしまいましたが、最後まで読んで頂いてありがとうございます。
更新頻度はマチマチですが、これからも更新していきますので、宜しくお願いいたします。

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