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【ネタバレ】「出版禁止 いやしの村滞在記」考察中2【閲覧注意】

発売から1週間過ぎたので、2周3周して寝不足という方もいらっしゃるかもしれない。またそろそろご自身の推理を語り合いたいという人も増えているのではないだろうか?

この作品の面白さはあくまでルポルタージュであって推理小説ではないところなのかと思う。ルポルタージュに書かれている情報をもとに読者それぞれが物語を作っていく。推理小説では書いてあるべき「真実や謎解き」が抜けているためそこを考えなければならない。提示された情報の精査がまず第一の関門なわけだが、読者はみんな同じ情報を見ているはずなのに、それぞれが導き出す物語は違うかもしれない。何が謎で何が謎ではないのか、真実はいったい何なのか?


「事実を積み重ねることが必ずしも真実に結びつくとは限らない」


前回は気になる本文を書き出し、わかったこと・確信の高い推測・妄想しすぎかもしれない推測・なんのことだかわからない部分に分類した。記事を書いた当初にはわからなかったことでも、その後他の方からのご指摘をいただき、謎が解明したところもある。どうもありがとうございます。
今回はもうちょっと踏み込んで書いく。

前回の考察はこちらからご覧ください↓


⚠️ここから先はかなりネタバレです。本作の核心部分に当たるところを含みます⚠️


気になる部分を書き出していくと多くのことがわかってきた。
でもおそらく「肝心の部分」がわかっていない。
それこそ目を皿のようにして隅々を調べて(読んで)いるが、まだわからないというのは想像力が必要なのではないかと思われる。

①キノミヤはたまたま死に至る病になっただけなのか?
②都築が生贄になる運命は偶然なのか、生まれた時から決まっていたのか?
③佐竹の知人の死はもしかして重要?
④佐竹が村を訪れたときに青木が思ったこと「いずれにせよ拒む理由などない」の意味

その他細かいことだが、素数蟬の話の意味、パラドクスの話の意味、村と警察とには何かあるのかないかなど。

今思いつく大きな事項はこのあたり。ここの解釈はストーリーに大きな影響を及ぼすものだ。
コメント欄に具体的に書いていくのでみなさまの見解を是非お聞かせいただきたい。

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