昨日の近所の公園でのお花見がよかったので、今日も赤ちゃんと一回、家族三人で一回の計二度、公園に行った。行くたびに来ている人の数も属性も違っていて面白い。

赤ちゃんと行った午前中は、大きなブルーシートを広げ、パイプ椅子まで用意してお花見をする老人会の方々がいた。20人くらいの大所帯で、小さな公園なのにマイクも用意して進行している。

「桜と高齢者をかけたなぞかけ」や「最高齢の方にインタビュー」など、なかなかシブい企画が行われ、内心「うわー」と思って聞いていたが、参加している人たちは楽しそう。男性陣にお酌して回っているおばあさまもいたりして「その歳になってもお酌の役割って続くのかー」と考えさせられてしまった。

一方、家族三人で訪れた午後は、ピクニックをしようと提案し、おやつのはちみつバターサンドを持参して参戦。午前中ほど人はおらず、ちょうどいい場所にレジャーシートを広げて、本格的なお花見っぽくなった。

いつもは寝ている赤ちゃんもこの時は起きて、桜やえさを求める鳩の動きを不思議そうに見ていた。たぶんこの鳩が赤ちゃんが見たはじめての動物だと思う。

あんまり気持ちがいいので、寝転んでみた。背中のレジャーシートごしに地面の冷たさが伝わってくる。頭上には桜と青く澄んだ空（今日のタイトル写真はその時撮ったものだ）。奥さんにも勧めたら「あー」とお風呂のときのような声をだして、そのまま寝てしまいそうだった。

遊具で遊んでいる小学生も、花見を楽しむ家族づれも、ひそひそ話をするママ友も、抱っこひもの中の赤ちゃんたちも、冬のあいだにはどこにいたのだろうというくらい、公園は人の活気に満ちていて、春らんまんという感じがした。

土の中から虫がはい出てくるように、春は人も活動的にする。
僕らもあったかくなって、やたらいろんなところに行きたくなっている。

桜はまだ満開の手前だから、この公園パトロールはしばらく続けられそう。赤ちゃんを連れての新しい楽しみができてうれしい。