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始業の式と子どもたち。

昨日までで春休みが終わり、今日が始業式。
勤め先のデイサービスの子どもたちも一学年ずつ進級した。

「2年生になったら勉強がむずかしくなったよ」
「1年生にはなりたくなかったな」

休みからの切り替えもあり、クラス替えもあり、いろんな思いを感じているのだろう。何度も会っている子も、はじめて会ったときのように感じた。

大人にとってはおんなじ子でも、学年が上がるというのは引っ越しするくらいの変化。違う教室、違う下駄箱、違う担任の先生にこれから時間をかけて適応していくのだ。その新鮮さと緊張感が伝わってきた。

一方、うちの赤ちゃんはまだゼロ歳。進級は数年先のことだ。
いつものようにニコニコし、いつものように抱っこやおっぱいをせがんでいる。なごむ。

デイサービスには新1年生も来ていた。こちらはまだ入学式を済ませておらず、行動も言動もいかにも園児という感じでかわいらしかったけれど、それでもうちの赤ちゃんよりずっと年上なんだよな。

これから何年かしたら、赤ちゃんもこんなふうになる。
入学式や始業式の日も迎えることになる。
当たり前のことなのに、いまだに信じられない。

今日の福岡は雨。昨日までの快晴が嘘のようにじゃんじゃん雨が降って、満開の桜を散らしてしまっている。すっかり新緑になってしまえば、なんとも思わないのに、桜が散っていく様は、なんだか心を揺さぶられる。

「学校、かったるいなあ」という子どもたちの気分に引っ張られたのか、僕もなんだか重たい気分で始業の今日を迎えた。桜、散っちゃうなあ。

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