商売上手なテレマンさん

資料提出のために、ここ最近ずっとテレマンさん作曲「12のファンタジー a moll」を練習していました。

作曲家といえば!?という問いにすぐ出てくる答えはベートーヴェンやモーツァルトが多いでしょうか。
ベートーヴェンは逸話だらけですし、モーツァルトも謎が多いものの、「アマデウス(映画)」を見る限りなんて無茶苦茶な人だ…と引いてしまいます(笑)

テレマン(G.P.Telemann)も有名な作曲家でして、
当時は同じ時期(バロック音楽の時代)に活躍していたバッハ(超有名!)やヘンデル(ハレルヤが有名かな?)よりも人気があったとか…
先程登場したベートーヴェンなどと比べると、テレマンさんは一緒に仕事しやすそうだなと思えます(笑)とても商売上手だったらしく、市民向けに刊行した音楽雑誌に新作の楽譜の一部を載せ、続きを次刊に載せることで継続購入を促したり、チケットの予約販売を行ったこともとても有名です。コンサート運営の大先輩です!
また作曲はほぼ独学、しかもクラシック音楽界では最も多くの曲を作曲したとギネスにも登録されているそう!

きっとアイデアに溢れていて、それを実行する力強さを持った人だったんだろうなと思います。86歳まで生きられたそうで…当時としてはもんのすごい長生きです!活力に溢れてますね!
もしこのコロナ時代にいらっしゃったら、また面白いアイデアを生み出すんだろうな…実行する大切さをテレマンさんから学びます…

テレマンの曲が当時群を抜いて人気だったのは、バッハやヘンデルと比べてとても演奏しやすい優しい楽譜だったからだそうです。私も演奏できるかも☆と気軽に思ってもらえたということですね。
とはいえ奥が深いので、私もまだまだ研究中ですが、折角いくつか録画したので動画載せてみました。
「12のファンタジー」は様々な調性の12曲が一冊の楽譜になっており、一応フルート用の曲ですが、オーボエでも頻繁に演奏されます。
a moll は短調で、長調に比べて暗い曲ですが、それでも馴染みやすいと思います。シンプルって難しい!テレマンさん素敵!

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