塾講師の仕事、教育ってなんだろう?
塾同士の競争が激化しています。淘汰の時代。淘汰されない塾は子どもたちや親御さんからの応援があってこそ。
そのような応援はどこからくるのか…。
合格者数?
楽しさ?
厳しさ?
指導力?
相談のしやすさ?
情報量?
値段?
その全てが重要です。勉強を楽しくできて、親御さんと情報共有をする。なんでも許すのではなく、目の前の子どもが手を抜いていればそれを修正すべく厳しい対応もする。
子どもたちを引き付けるエネルギーを発揮し、子どもや親の悩みに耳を傾け提案できる。
子どもたちの志望校に対して、なにが必要なのかという情報を提供し、その情報をもとにひとり一人にあった指導を提供する。
そのようなスタイルで指導を行うには、日々、子どもたちのことを見つめ、子どもの未来を考えることに喜びを持つ塾講師の姿勢が必要です。
なかなか大学生などの非常勤講師ではそこまで到達できません。
最近ではYouTubeなどでもわかりやすい魅力のある授業が無料で視聴できます。
でも、YouTubeはひとり一人のお子さんの日々の様子を見つめることはありません。
無料と比べると塾費用は高額です。その費用は値段という見方よりも投資効率といった見方のほうが的確ではないかと感じます。
子どもの未来に活きる価値を生み出す投資です。大切な存在のよりよい生き方を生み出すためにできることなのかもしれません。
志望校へ合格させる目標をないがしろにしてはいけませんが、そればかりにとらわれ、その先にある目的を見失ってはならないのではないかと感じています。
子どもの状況に目を配らず、合格のための指導を強制。合格は手に入るかもしれませんが、現代の子どもたちはそのような強制される生き方をこれまでにほとんど経験していません。
小学校教育のあり方も変化してきています。
強制された合格が未来につながらない状況をつくっている可能性さえあります。
塾講師の理念は、合格させるための中学受験はあくまでもひとつの教育ツールであり、子どもたちの目標達成に向けて努力すること、そこに向かう小目標の達成で得られる自信を与えることにあります。
もしかすると不合格になる子どももいるでしょう。合格者だけではなく不合格者にとっても、未来にいきいきと生き抜く力を育てることが塾講師が持つべき理念だと思います。
合格という結果だけを目指すことが本当に子どもたちの幸せにつながるのか。
日本の未来は子どもたちがいかに育っていくかにかかっています。
ライバルの塾同士が本物の教育を目指し、教育の基本である学校ができることと塾ができることを明確にして、本気で子どもたちを育てていく方向性が必要だと思います。
そのためには、ライバルである塾同士が手を組み、互いの強みをより大きくする、場合によっては学校ともタッグを組んで日本の教育を活性化する必要があると感じています。
今日も子どもたちを指導し、ひとり一人の目を見つめているとそんな思いがでてきます。
塾講師の皆様、学校教員の皆様、皆さんの子どもを育てる力を結集できる日を模索しましょう!
私もまだまだ修行中、日々、精進していきます!
自分の修行が子どもたちの未来の笑顔につながっていると信じて。
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