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懐かしさに出会いなおす旅【バリ島9日間旅の振り返り その4】

ベトナム・ハノイのノイバイ国際空港からバリ島デンパサール国際空港までは5時間30分程掛かる。バリ行きの飛行機内は見るからにこれから南国のリゾート地でハニムーンを過ごす予定だというカップルやバカンスをビーチでゆったりと楽しもうと少しはしゃいでいる家族連れの人達などが乗っていた。

成田からベトナム・ハノイの飛行機内とは全く違う雰囲気。

ジョークを言いながら笑い合っている人達も多い。アジア人もちらほらいるが、アメリカやヨーロッパからの人の方が多い気がする。

運良く3人がけシートの2つの席は空席で誰も座ることはなかったので、広々と足を伸ばしてスペースを使わせてもらう。

小野寺潤「宇宙とつながる縁結び」という本の中に入っていた音源を聴く。心地よい「五島列島と壱岐島の波音」と美しいピアノの「メロディ」が入っている5分程の音源でこれをループ再生して聴いていると、自然とニュートラルというか、ゼロポイントフィールドというかそのような瞑想状態に入っていった。

波の音がバリ島の海を連想させる。どんな所なのだろう?

この音源はバリ滞在中に独りで過ごしている時などは頻繁に聴くことになるのだが、この音源を聴いていると星々とかアンドロメダ銀河などとのご縁と
繋がりやすくなるという壮大なもの。

でもおそらく本当の意味で空、無、ゼロポイントフィールドという瞑想状態に入るというのは、そういう事なのだと感じる。

自分自身の中にある小さな宇宙ミクロコスモスの波動と周波数をチューニング調律することによって、外側に拡がっている宇宙マクロコスモスの波動と周波数との交信、交流が始まる。

小野寺潤氏の「宇宙とつながる縁結び」や他の著作で説明されている要点は下記のような点である。

・私たちの脳そのものが銀河。

・私たちが見ている現実世界は、実はすべて脳が創り出している「幻」と もいえる。

・私たち人間が無意識のうちに、自分の現実を自分自身で創り出してい ることは、最新の量子物理学の世界では、常識となっている事実。

・脳神経細胞の頭微鏡写真と、宇宙の構造図はほぼ同じで相似形になっ ている。

・相似形のものであれば、どんなに遠く離れていても影響を与えることが できる、同じ現象を起こすことができるという「対称性通信」が、最新科学理論によって証明された。

・つまり、まったく関係のないと思われていた「銀河」と「脳」が通信 できることが空論では無くなった。

大野靖志著 「ギャラクシー・コード」から

簡単に言うと、「自分というこの小さなミクロコスモス」と「壮大深遠な宇宙というマクロコスモス」が繋がっているという事がいわゆる最新科学でもやっと解明されて、内なる宇宙を調和、変容が宇宙、私たちが見ている現実世界に影響を与えることができるという事だ。

自分自身の意識状態、心理状態、もっと即物的に言ったら身体感覚や脳波の状態が変わることによって、それらを調えることを通じて外側に拡がっている宇宙、現実空間が変わって調ってくるのを実感、味わうことができる。
このとてもシンプルだが奥深いアプローチが本来の瞑想の醍醐味だと感じる。

自分の状態によって、どんな風にも現実空間が変わってしまうというのは、本当は内側や外側という分離はなく、お互いが響き合って溶け合って影響しあっているのが本当の所なのだろう。

「宇宙、世界はわたし」「わたしは世界、宇宙」
「あなたも宇宙、世界」「宇宙、世界はあなた」
そして「わたしはあなた」「あなたはわたし」という本来の意識感覚。

「わたし」と「世界」に分離があり、「わたし」と「他人」という境界線があるというノーマルな意識設定の方がもしかしたら幻想であり、思い込みなのかもしれないという事が実感として色濃くなっていくのが本来の瞑想・意識変容の旅なのだと感じる。

イヤホンで音源の波の音を聴きながら、
宇宙やアンドロメダ銀河や世界や現実の本来の姿と言ったような事について螺旋を描くようにグルグルと脈絡なく考えて想いを馳せていると、まもなくでバリ島のデンパサール国際空港に到着するという機内アナウンスが聞こえてきた。

ささやかな意識の飛行、意識の飛翔から戻ってきて、窓から眼下を眺めると大海原に浮かぶ島が見えてきた。島のどれかがバリ島なのだろう。

飛行機から見ると、人間の営みがおもちゃのように感じられる時がある。その感覚が好きだ。


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懐かしさに出会いなおす旅【バリ島9日間旅の振り返り その5に続く】

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