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【旅日記】幕末の激戦地に思いを馳せ、美しい夜景に魅了される

フェリーで北海道に上陸し、いよいよ函館を観光です。以前、函館に来た際は札幌への通り道として寄っただけでした。当然、観光もしていません。今回はこの地がメイン。テンションは自然と上がっていきます。さぁ、北の地に足を踏み入れましょう!

◎異常気象を見た

函館は、北海道の中では積雪もそれほどないと聞いていました。それでも、真冬はそれなりに積もるという情報もあったため、防寒装備を整えて上陸。しかし、見渡す感じで・・・雪は皆無です。かなり寒いものの、関東と大差ない風景に驚愕しました。青森のほうが降っていたなんて・・・。タクシーの運転手さん曰く、この時期に雪がないのはかなり珍しいことらしいです。
異常気象とはこのことか。(適度に)夏は暑く、(適度に)冬は寒い。そんな日本であってほしい。と心から思います。

◎函館といえば・・・

朝市です。十数年前に一度だけ言ったことがある程度の記憶しかないので、ほとんど覚えてません。実際に足を運んでみると、一番驚いたのは値段です。うーん、高い。安くても2,000円で、平均値は3,000円くらいでしょうか。量も多くなさそうです。いくら丼は、旨そうだけど・・・なか卯のいくら丼(1,980円)でもいい気がする。というわけで、海鮮丼は食さないことに。代わりにというわけではないですが、烏賊を食べました。釣った烏賊をそのまま裁いてくれるお店です。一匹1,800円と安いわけではないですが、美味かった。透き通った身はほんのり甘く、触感も最高です。これは価値がある食べ物。めちゃくちゃ並ぶ可能性もありますが、おすすめです。

◎函館といえば・・・②

五稜郭です。今回の旅のメインはこちら。星形の城郭と戊辰戦争の舞台として名を馳せている名所です。新選組ゆかりの地として、知っている人も多いのではないでしょうか。
特徴的な城郭を確認するためには、隣にそびえ立つ五稜郭タワーに行く必要があります。ただ登るだけなのに入場料が高いなと思いつつ、最上階へ。エレベーターを降りると、眼前には綺麗な五角形のお城です。こうしてみると、実に見事。お金を払って登ってきた価値もあります。ただし、観光地としては結構コンパクト(所要時は1~2時間ほど)ですのでご留意ください。しかも、結構混むことが予想されるため行くなら朝一で!

これが五稜郭だ!

◎最高の夜景!しかし・・・

海と山の距離があまり離れていない土地は、素晴らしい夜景を楽しめる可能性が高い傾向にあります。函館も港を見下ろす位置に函館山があるため、日本でも随一の夜景スポットとして有名です。函館山の麓からロープウェイに乗り、函館山山頂を目指します。函館山のロープウェイは、一般的なロープウェイよりもかなり大きく作られており、大人数を一気に山頂へ運びます。その費用は往復1,800円。高いような安いような・・・微妙な金額。観光客でごった返しているロープウェイで登ること数分、函館山山頂へ到着です。素晴らしい夜景です。言葉では言い表せないので、写真を見てください。いや、写真でも表現できていないですね。実際に行くことをお勧めします。ちょっと高めのロープウェイと激混みの山頂駅(冬は激寒も追加)に耐えるだけの価値がそこにあります。

これが100万ドルの夜景か

◎悪魔の新幹線発着駅

少し張り切り過ぎた兄が、足を負傷したこともあり、少し早く新幹線の駅に向かうことになりました。
JR函館駅から新幹線は発着しておらず、JR函館駅から電車でしばらく乗った先にある「新函館北斗駅」からの出発となります。そう、この駅。ここに今回の最大の罠が潜んでいました。
新函館北斗駅、ここは本当に何もありません。マジで何もありません。新幹線の発着駅だと思って、油断してはいけません!我々は甘かった。「新幹線の発着駅だからね。きっと時間をつぶすことは出来るでしょう。少し時間はあるけど、とりあえず向かっちゃおう」そう言いながら、問題の駅に到着。唖然としました。駅の構内は小さい売店が2つしかなく、駅の周辺は田園風景が広がっています。しかも、2つのうち1つの売店は17時半に閉店。休憩するエリアも僅かで、時間をつぶすような施設は一つもありません。本気で途方にくれました。
この情報は、少し調べればすぐに出てきます。しかし、少しでも被害者を減らすために私も明記しておきます。時間をつぶすなら、JR函館駅で!

◎北海道はいいね!

色々と事件はあったし海鮮丼も食べてないけど、楽しい旅でした。今度は、しっかりと雪化粧されている北海道に行きたいと思います。もう、北海道新幹線には乗らないと思うけどね!

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