NUSの理学部食品化学科の紹介【過去記事】

みなさんこんにちは!
NiSCでは2021年から前の公式ウェブサイトでシンガポール国立大学についての記事を投稿していました。今年からこのnoteに移行して記事配信を行なっていますが、過去の記事もこちらに随時移行していきます!少し古い情報もあるかもしれませんが、随時内容更新も行なっていきます。
ぜひこちらの過去記事も読んでみてください!

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投稿日付:2021年10月10日
筆者:YUKI

はじめに

参考にしている、NUSの学科ウェブサイトはこちら

今回の記事ではNUSの理学部(Faculty of Science, FoS)にある学科の一つ、食品化学学科(Food Science and Tech, FST)を紹介していきます。

理学部(Faculty of Science, FoS)について詳しく知りたい方は、理学部全般について書いた別の記事をご覧ください。

シンガポールでは2020年ごろからプラントベース食品が続々と発表され、次世代のたんぱく質の分野は大盛況でした。

2020年6月には、モスバーガーが植物由来のパティを使用した新しいバーガーを販売しました。 その名も Impossible Burger です。

また、2021年1月には、シンガポール最大のショッピングモールであるビボシティ(VivoCity)は、コンセプトショップとカフェ「グリーンコモン」をオープンしました。

このことから分かるように、シンガポールでは代替肉をはじめとした次世代の栄養が大変ホットな話題になっています。

1.得られる知識・スキルセット

食品化学とは、食品の分析や検査を通して、食品成分の持つ効能や生体に及ぼす影響を学ぶ学問です。
また社会の食品供給を持続可能なものにするために、食糧安全保障から食の倫理まで食に関する話題を幅広く勉強します。そのために化学や生物、統計や工学的な知識を応用して、現在ある食品が本当に持続可能な栄養源であるかを吟味し、次世代の食料供給の形を模索していきます。

2.カリキュラム

FST学科では、4年間かけてBachelor of Science (理学士号) を取得します。

2021年度から新たな共通課程( Common Curriculum )ができたことにより、一年目はそちらを進めながら、FST学科の基礎的な単位を履修していきます。

二年目以降ラボが増えます。

FST学科で履修する単位をいくつか学年ごとにまとめてみました。


参考:https://www.fst.nus.edu.sg/education/undergraduate-programme/course-structure/primary-major-in-fst/

3.Food Innovation Project

またFST学科は2021年度から新しく、よりFSTについて深く学びたい学生に向けた、Specialisation in Food Science and Technology Research というプログラムを設立しました。

こちらは20MC 分の単位を履修することで、成績証明書に付け加えることができます。この点ではMinorと似ていますね。
20 MCの内訳として、12MC分のプロジェクトと、8MC分の単位を、提供されているものから2つ選び履修します。下の表でいくつか紹介します。


参考:https://www.fst.nus.edu.sg/opportunities/industry-collaborations/honours-project/

4.授業スタイル

新型コロナウィルスの影響により、今のところ講義は全てオンラインなのですが、ひと学年あたりの人数が研究施設に比べて少ない(2つのラボ=実験室に対してひと学年40人)おかげで、実験を伴う授業に関しては昨年から対面でできているようです。

5.卒業生の進路

卒業生の人気の進路先としては品質管理、生産管理、食品検査、商品開発の他、研究職に就く方もいます。

6.大学内での学部生のイメージ

今回の記事ではNUSの食品化学学科(Food Science and Tech, FST)を紹介してきました。
新型コロナウイルスの影響もあって食糧安全保障への関心が高まったことでプラントベース食品業界が成長している中、この先ホットな学科になるかもしれませんね。

おわりに

今回の記事ではNUSの食品化学学科(Food Science and Tech, FST)を紹介してきました。
新型コロナウイルスの影響もあって食糧安全保障への関心が高まったことでプラントベース食品業界が成長している中、この先ホットな学科になるかもしれませんね。

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最後まで読んでくださりあがとうございました!
これからの新記事も、過去の記事も楽しみにしていてください。それではまた〜

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