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サッカーのレビューを『楽しくない』のに続ける理由

先日、FC今治の中島啓太さん、Fリーグ名古屋オーシャンズの星翔太選手とツイキャスをやった時、思いの外反響があったのは、「サッカーのレビューは楽しいから続けているのか?」という質問に対して、僕が「楽しくない」と答えたことでした。

楽しくない理由は、負けた試合を見るのはつらい、書くのがつらい、時間がかかるのがつらい、批判を受け流せるほど強くない、などなど、挙げたらきりがありません。

好きでもないし、楽しくもない。では、なぜ続けているのか。自分でもよく分かっていないことを、きちんと考えてみることにしました。

止めるほうが面倒くさい

レビューを有料にしなければ、僕は2016年を最後にレビューを書くのを止めたと思います。

僕は2016年シーズンの途中に、レビューとプレビューを書くことを止めると発表しています。何ヶ月もかけて考えた上で決めたことでした。

2015年頃から、「勝ち負け」に気持ちを左右され、体調を崩すことが増えました。2015年、2017年と仕事量をセーブせざるを得ないほど、体調を崩すこともありました。でも、更新は続けていました。

あの頃、何を考えながら更新を続けていたんだろうと、振り返ってみようと思うことはあるのですが、よく思い出せません。正直意地だけで続けていた気がします。

意地になって続けていた理由も忘れかけていたのですが、「ここで止める方が面倒くさい」と思いながら続けていたのは、よく覚えています。

当時は月間4万PV程度、アフィリエイトの収益も本が何冊か買える程度。お金にもならず、人間関係も変わらず、仕事も変わらない。ただただ苦しかったけど、ここで止めたらもったいないし面倒くさい。もう理屈じゃありませんでした。意地だけで続けていました。

お金をもらったら「義務」が発生するから

2016年に一度「止める」と書いた後に続けたのは、「有料化」にチャレンジしてみたかったからでした。有料にしたら、どうせ売れないだろうから、ひっそりと止めればいい。そんな思いもありました。

ところが、noteに移行した後の展開は、僕の予想を超えていました。有料にしても購読者は減らず、売上は増え続けています。2018年から開始した月額購読マガジンの購読者も増え続け、累計で100名を超えました。noteのオフ会 に参加したことをきっかけに、これまで接点がなかった人とも交流が持てるようになりました。

お金を支払って頂くということは、コンスタントに期待に応える「義務」も発生します。プレッシャーに感じていた時期もありますが、最近は「誰も読む人がいなくなるまで続けよう」と思ってます。

あいつ、誰も読んでないのに、続けてるらしいよ。

そのくらい言われるまで、手を変え品を変えながら、続けてみよう。今はそんな気分です。

僕にとってスポーツの分析記事は「手紙のようなもの」

公開後に1点書き忘れていたことがあったので追記します。

最近レビューを書くときは、「自分はこんなにいろいろ知ってるんだ」とか「こんなにいろいろ気がついたんだ」とか書くというよりは、読んでくれる人への手紙を書くような気分で書いていることがあります。

僕の文章をきっかけに、周りの人とのコミュニケーションが活発になってくれれば嬉しいし、読んだ人が「面白かった」と思って(課金してくれたら)すごく嬉しい。そんなことを考えながら書いてます。

ツイキャスやってます

最後に告知です。

FC今治の中島さんと、Fリーグ名古屋オーシャンズの星翔太選手とのツイキャスは、不定期ですが月曜日の21:30から1時間半ほどの長さで放送しております。時折、MLBで通訳を務めたこともある新川さんも出演してくれます。

中島さんも、星さんも、新川さんも、他のメディアでは絶対に話してくれない「ここだけの話」をしてくれます。スポーツビジネスに興味がある学生や社会人は聴いて損はないと思います。何なら僕が一番勉強させてもらってるかもしれません。

なお、このツイキャスは音源は残しません。デジタルの時代だからこそ、一発勝負。聴き逃したら最後です。

放送予定が決まったら、随時Twitterで告知しますので、3人のTwitterをチェックしてください。


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