先日とある用事で千葉県の郊外へ出かけました。行きはタクシーに乗っていき、用事が終わって帰ろうとしたのですが、次のバスまで間があいていて、タクシーを呼ぼうかどうか迷いました。

でもその日はこの上ない快晴で、しかも日かげに行けば涼しいぐらいの心地よい気候。最近テレワークが多くなり運動不足が気になっていたので、ここぞとばかりに歩数を稼ごうと３キロちょっとの道のりを歩くことにしました。

スマホの道案内に従ったところ、行きに通った自動車がバンバン通ってる道からは完全に外れて、両サイドを田んぼに囲まれたあぜ道のようなルートを案内されました。人も車もほとんど通らない道を、カエルの大合唱を聞きながらズンズン歩いていくと、じんわり汗をかいてきました。

普段あまり歩かない身には結構こたえるもので、２キロ越えたぐらいからは「そろそろ駅につかないかなぁ」と思いながら、ようやく田んぼを抜けて自動車が通る道路に出ると、遠目に駅の方が見えてきました。そこで歩道を歩いていて目に入ってきたのが、冒頭に写真を張り付けた鯉のぼり。歩道に沿って鯉のぼりが吊ってあり、その時は

「こどもの日が近いからなぁ」

ぐらいしか思わず、そのまま駅に向かって進むと、段々目の端が賑やかになってきました。

「なんだこれ、凄い！」

川の岸から岸に何本もロープを張っていて、大量の鯉のぼりが吊ってありました。鯉のぼりの数が凄まじかったので、引き付けられるように川の方まで降りていきました。

川岸からだけだと全貌が見えないので、徐々に高台へ移動する。

まさに圧巻

高い所へ行くと、一つ一つが小さくなってしまいますが、なんか久しぶりに嬉しい驚きを感じました。川の鯉のぼりだけでなく、この後ろには公園があって、公園にもまた大きい鯉のぼりがいっぱい飾っていました。

この鯉のぼりはこどもの日のイベントとして飾っていて、この公園でおまつりを開催する予定だったそうですが、残念ながら今年はコロナの影響で中止となったようです。

最近は鯉のぼりを飾る所も少なくなっていて、あまり見かけないですが、このイベントでは合計で2,000匹を飾っているとのことです。自分の中の鯉のぼりのイメージって、10メートルぐらいのポールに５匹ぐらい大きい順に吊ってるものだったので、良い意味で予想を裏切られました。

大の大人でもこんなに楽しくなるので、こどもが見たらきっと楽しい記憶として思い出に残るんだろうと思います。素晴らしいイベントですね！