ニシ ハルオ

スタンダードな価値観はこれから「利他」へ転換していきます。そんな時代の中で思うことを投…

ニシ ハルオ

スタンダードな価値観はこれから「利他」へ転換していきます。そんな時代の中で思うことを投稿しています。

マガジン

  • 「自然災害」と「環境問題」

    自然災害が多くなってきた、これって天変地異?

  • 「思い」

    思いにはエネルギーがある

最近の記事

情熱は時代を超えて

吉田松陰、いわずと知れた幕末の思想家です。 先日、吉田松陰が処刑された伝馬町牢屋敷跡を訪れる機会がありました。 そこには辞世の句が刻まれた石碑が立っています。 「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」 この句は「この身はたとえ武蔵野の野辺に朽ちてしまおうとも、私の大和魂はとどめて置く」という意味で、松陰が処刑前日に自身の松下村塾の門弟のために書いた遺書「留魂録」に記したものです。 日本の将来を憂い、国の将来を守るために過激な言動を続けた彼は幕府に目を

    • 戦争は土壌を汚染する

      戦争に関するニュースではあまり取り上げらない話題ですが、砲撃や爆撃に使われる弾薬や燃料からは有害物質が染み出ます。 また砲爆撃は地中の微生物の生態系を乱し、地下水の水脈を消してしまうことがあるといいます。 有害物質で土壌が汚染されると汚染が解消されるまでには物凄い時間が必要になります。 第一次大戦の激戦地となった穀物の農地や牧草地だった幾つかの場所は100年以上経過しても農業に使えなくなっているとのことです。 戦争は人の命を損ない、心を傷つけるだけではなく、実際の食糧

      • 9月にモロッコ、11月にネパール、昨日フィリピンで中規模以上の地震が発生しています。そして今日はインドネシアで火山が噴火しました。 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6483791 天変地異は偶然起きるわけではなく、私たち人間が発するマイナスの思いと関連性があるそうです。

        • 『今日は78回目の原爆の日』

          8月6日、今日は78回目の原爆の日です。 日本では遠い過去の記憶になってしまった悲惨な戦争の光景も、ウクライナでは今現在起きている日常の出来事。 地球上から未だになくならない戦争の原因は、「自分さえよければいい」、「自分の国さえよければいい」という人間のエゴ、悪想念にあると思っています。 国という視点で見れば、日本人は実際にウクライナで戦争をしている当事者ではないけれども、地球という星の視点で見れば、地球人として当事者になります。 地球人として、「地球の平和を自分事と

        情熱は時代を超えて

        • 戦争は土壌を汚染する

        • 9月にモロッコ、11月にネパール、昨日フィリピンで中規模以上の地震が発生しています。そして今日はインドネシアで火山が噴火しました。 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6483791 天変地異は偶然起きるわけではなく、私たち人間が発するマイナスの思いと関連性があるそうです。

        • 『今日は78回目の原爆の日』

        マガジン

        • 「自然災害」と「環境問題」
          8本
        • 「思い」
          7本

        記事

          最近、世界各地の異常気象に関するニュースが頻繁に伝えられていますが、世界気象機関(WMO)によると、暴風雨や洪水、干ばつといった世界の気象災害の数が過去50年間で5倍に増加しているとのことです。 https://www.bbc.com/japanese/58417481

          最近、世界各地の異常気象に関するニュースが頻繁に伝えられていますが、世界気象機関(WMO)によると、暴風雨や洪水、干ばつといった世界の気象災害の数が過去50年間で5倍に増加しているとのことです。 https://www.bbc.com/japanese/58417481

          今日は広島に原爆が投下されてから77年目の原爆の日。テレビで平和記念式典を見ました。世界から核兵器の脅威を取り除き、平和な世界を実現するために、一人一人が平和への思いに目覚めること。一人一人の思いが積み重なって世界は変わっていく。その思いを新たにしました。

          今日は広島に原爆が投下されてから77年目の原爆の日。テレビで平和記念式典を見ました。世界から核兵器の脅威を取り除き、平和な世界を実現するために、一人一人が平和への思いに目覚めること。一人一人の思いが積み重なって世界は変わっていく。その思いを新たにしました。

          『夜と霧』から学んだこと

          『夜と霧』の著者ヴィクトール・フランクルはオーストリアの精神科医、心理学者であり、ユダヤ人であったために、ナチスドイツのホロコーストより1942年に強制収容所に収容されました。1945年4月にアメリカ軍に開放されるまで、数ヶ所の収容所に移送されながら、少ない食糧と劣悪な環境の中、簡単に人が死んでいく絶望的な極限状態を生き延びました。 『夜と霧』はその収容所での体験と過酷な状況を生きる人々の精神状態を精神科医、心理学者としての目を通して綴った作品です。日本語を含め17か国語に

          『夜と霧』から学んだこと

          「気持ちがええね きれいになると」

          鳥取県琴浦町赤碕の「鳴り石の浜」といわれる自然海岸で、60年間毎日浜の掃除を続けている岩田さんという方がおられるそうです。 掃除を始めるきっかけは奥さんの友人が遊びに来る時、きれいな海を見せたいということだったそうですが、以来雨の日も、吹雪の日も毎日掃除を続けておられます。 かつてこの浜は、護岸工事でその大部分が失われました。工事の反対を訴えた岩田さん。なんとか残ったわずかな浜を、大切に守り続けています。毎日掃除を続けていても、どこから来たのかプラスチックなどは拾っても拾って

          「気持ちがええね きれいになると」

          ウクライナ侵攻開始からもうすぐ1ヶ月

          2月24日にロシア軍によるウクライナ侵攻が開始されてから、もうすぐ1ヶ月が経とうとしています。夫が戦闘に参加するため離れ離れになった妻子がおり、避難出来ずに戦闘地域に留まっている人々がいます。攻撃による犠牲者の情報に触れると心が痛みます。特に子どもが犠牲になったニュースを聞くのはとても悲しく痛ましいです。 ロシアが侵攻を開始した理由は理不尽なもので、世界中から賛同されるような大義がないことは明らかです。でも、だからといってロシアという国が全て悪であり、憎き敵という気持ちにも

          ウクライナ侵攻開始からもうすぐ1ヶ月

          自分の生活が環境にどう影響するか?

          ふと考えてみました。 毎日送っている自分の生活が、今取り沙汰されている諸々の環境問題に対してどうつながっているか、イメージできているだろうか? もしかしたら、これはこれ、それはそれと別の問題として、考えていないだろうか? 他人事にしてないだろうか? 改めて考えると本当につながっていないのではと感じました。 それでは、身近なところで何から考えようか? 最近、動画で網に絡まったウミガメ、空き缶に顔を入れて抜けなくなったキツネなどを見ることがありました。 どれも人間が捨てた

          自分の生活が環境にどう影響するか?

          温暖化の原因って何?

          地球温暖化問題については、頻繁にニュースで取り上げられて誰もが知る社会問題になっているけれども、二酸化炭素を含む温室効果ガスが何故大量に排出されるのか、その原因を掘り下げようとする「地球ラジオ」さんの番組、聞いてみました。 今まで自分では考えたことのない見解も登場してきて、ハッと気付かされる内容です。 https://note.com/beyondscience/n/nf2511dc16446

          温暖化の原因って何?

          久しぶりに京セラ創業者の稲盛和夫さんの本(『心。』)を読みました。稲盛さんが多くの人に伝えたいことは「心がすべてを決めている」そして人生の目的は「心を磨き、他に尽くすこと」だと。利他の心で心は研磨され、そして美しい心を持つからこそ世のため人のために働くことができるのだと。

          久しぶりに京セラ創業者の稲盛和夫さんの本(『心。』)を読みました。稲盛さんが多くの人に伝えたいことは「心がすべてを決めている」そして人生の目的は「心を磨き、他に尽くすこと」だと。利他の心で心は研磨され、そして美しい心を持つからこそ世のため人のために働くことができるのだと。

          そこに驚きの光景があった!

          先日とある用事で千葉県の郊外へ出かけました。行きはタクシーに乗っていき、用事が終わって帰ろうとしたのですが、次のバスまで間があいていて、タクシーを呼ぼうかどうか迷いました。 でもその日はこの上ない快晴で、しかも日かげに行けば涼しいぐらいの心地よい気候。最近テレワークが多くなり運動不足が気になっていたので、ここぞとばかりに歩数を稼ごうと3キロちょっとの道のりを歩くことにしました。 スマホの道案内に従ったところ、行きに通った自動車がバンバン通ってる道からは完全に外れて、両サイ

          そこに驚きの光景があった!

          地震が増えてきた

          4月10日ぐらいから鹿児島県のトカラ列島で地震が続いています。今年に限ってみると2月に福島県沖、3月には和歌山県北部、宮城県沖で震度5弱以上の地震が起きています。「やたら続くなぁ」「何か大地震の前兆なのでは」と不安に感じる人もいるようです。地震が起きる理由がわからず、東日本大震災の記憶も新しいので、漠然と不安を覚えるのではないかと思います。 私は、地震だけでなく台風や火山噴火などの自然災害は、自分さえ良ければ他人はどうなっても構わないという人間のエゴ・悪想念が大本の原因にな

          地震が増えてきた

          「ありがとう」を当たり前に

          カリフォルニア大学デービス校のポジティブ心理学者、ロバート・エモンズ教授によると、「感謝の心をもっていると、妬み、憤り、後悔や落ち込みといった、私たちを幸福から遠ざける有害な感情を抱かなくなる」そうです。 「感謝の心」を持つように自分自身では意識しているけど、余裕がない時は感謝を忘れてしまう時もあります。色んな場面で、色んな人にもっと「ありがとう」っていえるはず。 「ありがとう」って感謝できる人がいっぱいになったら、きっと地球は「感謝」であふれた幸せな星になる。

          「ありがとう」を当たり前に

          東日本大震災から10年~天変地異について考える 後編

          「人間のエゴが多発する自然災害(天変地異)の原因」というと「?」と思うかもしれませんので、身近なところで人間の体を例にとってみます。人は暴飲暴食や不規則な生活を繰り返すとまず生活習慣病にかかり、改まらずに続けていると、命を落とす重大な病気に発展していってしまいます。 同じように、地球を一つの体だとすると、人間の欲望のために過度な経済活動を繰り返すことで、地球が生きていくために適正な状態を超える負担をかけることになり、病気になってしまう。そして地球が痛んで苦しんでいる姿が地震

          東日本大震災から10年~天変地異について考える 後編