ハイとローのコンテクストで散らかる脳

日本人っていうのは便利でもあり不便でもあるなあと最近思うようになったのは老化が原因の一端ではあるのでしょうが、ハイエストコンテクスト社会も原因の一つなのでは?と思うようになってきました。
まあ、自分の偏狭な思考を棚上げして社会に原因を求める人間ではろくなものではないのですが、吐露しておかないとちょっと苦しいのでここに書き連ねますね。

仕事をして長年培ってきたことってなんというか先回りして納得を提供することだったりすると思うんです。一聞かれたら三答えるみたいな。
経験の蓄積をもとに質問への返答をパターンにして納得を得るみたいなね。
言い換えると聞かれていないことも答えておくってことになるわけで。これはクレームを避けたいがために、時間を節約したいがために咲きまわるんですね。ビジネスは効率が大事ですから。
ですが、いかんせん先回るので質問主の希望する答えではない場合もあるんですね。この場合質問主は思うわけです、こいつはいったい何を言うとんねん。わしの質問にこたえんと!とお怒りになる。よくない、本当に良くない。

さて、貿易業を営んでいますと、よく起こることとして、聞いてないことはおしえてくれない問題があります。
日本で暮らしている皆さん、よく聞いてね。私前段で先回るって言うたでしょう?それ当たり前だと思うでしょう?違うの。
だれも先回らない。聞いたことは答えてくれるけど、聞かないことは教えてくれないってのが相場なの。信じられないかもしれないけれどそうなの。

どっちがいいというお話ではなくてね、どっちもどっちなのね。
でね、どっちもやってやってやってきたらどっちがどっちかわからんなって、按排と配分がごっちゃになって頭わーってなったりすることが最近多くって一人相撲。疲れてますねん。

外国だとシンプルにやり取りがある。日本だと冗長なやりとりがある。
それの間にいる私はどちらをベースにするかわからんなってお客さんとか仕入先に変な感じにしてしまったりする。

今現在私は日本のやり方がしんどい。いわんでもわかる社会、察せよ、空気を読め、忖度、自己検閲、自粛ってのがしんどい。ほっといてほしいと思う。

さあ、結論だ。
二拠点、三拠点生活をしよう。
大阪、東京、オランダ、ドイツ、台湾。おっと5拠点生活だ。

バランスをよく暮らそう。

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