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やっぱり可愛いものが好き

スリランカに来て、まもなく半年。最近気づき始めたことがある。たぶん、私は可愛いものが大好きだし、小さくて気の利いたオシャレが大好物だ。

よく海外に行くと、日本人は幼く見えると言われる。それはまさにその通りで、多くの外国人は12歳とかでも流行りのファッションやヒールを履いて、大人っぽい服装をしようとする。その一方で私は可愛らしい服装を選びがちなので、同僚からも「人形みたい」と言われることがある。その時は「人形かぁ…」なんて思っていたが、たぶん日本人が幼く見える原因の1つなのかもしれないと思うようになった。

可愛らしいものと職人技的なものと

恐らくここで言わんとしている「可愛い」は通常のcuteよりかは広い概念として扱っている。その上で、私が「可愛い」と思うものって単純に可愛いものと職人技的な細工のものとある気がしてきた。
と言うのも、スリランカで素敵なピアスを見付けようと思う反面、日本の通販サイトに売っているようなピアスばかり目に留まってしまう。それは素材の問題もあるかもしれないが、デザインが利いているピアスが多いからのようにも思えてきた。そりゃどこの国でもお金を出せばデザインの利いたオシャレなアクセサリーや洋服は買える。しかし、一庶民が買えるような値段で提供されているという点は重要である。というか、その国の大多数の人の好むものは比較的安価に手に入ることが多いので、そもそもそういう趣味嗜好の人が集まっていると言えるのかもしれない。

また、それとは別の視点で、そもそもファッションとかモノとかそういうもののデザインにおける思想から違う気がする。みそ汁でいうそもそも出汁が違う感覚のように、小手先だけのデザインではなく、そもそも作り手側の思想からして違うような…。そんな感触がある。でも、それが何なのかって言われると、ちょっと言葉にしずらくて難しかったりする。

あと、単純に日本のアクセサリーやファッションってフワフワしてると思った。自分自身があまり体型を見せるのが好きではないからかもしれないけど、ダルっとフワっとした体型が見えないものの方が好きだ。しかし、世界はどちらかと言うと体型を見せる国の方が多い。そんな事を考えていると、日本のガラパゴス感ってこういう所にあるのかな?と感じたりする。

薄ピンクのフワフワしたワンピースを見て、外に出ると一目で外国人だと思われる。(しかし、中国人か韓国人か日本人かは分からないらしい)確かに、薄ピンクってスリランカではあまり見ない色だし、不思議なのかもしれない。

スリランカに来て最初はあまり目立たないように、日本の服を全然持ってこなかったし、可愛らしい服装をすることもなかった。しかし、ここ最近になって可愛いバティックのワンピースを買ったり、オシャレを楽しむ中で、自分って可愛いものが好きだと再認識する。
さらには、しばらく住んでみて完全にスリランカに馴染むことは難しいことがハッキリ分かったからこそ、自分が好きな服を着ればいいし、自分が好きなアクセサリーを付ければいいと思った。それがスリランカ人らしいか、そうでないかなんて、正直関係ない。

そう思うと、スリランカ生活を通じて、だいぶ私も度胸が付いてきたように思う。


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