ギターのF攻略法はFを攻略しないこと!勝手に弾けるようになります。
ギターを持ってこれから上手になるぞ!という方が挫折の原因に上げる「F」のコード。
自分はすんなりと攻略しました。もちろん独特の方法で。それは…
Fは後回しにしよう
理由は色々ありますが、結論としては初心者が弾けるコードじゃないのです。
Fの無い曲を探してください。
或いはFのかわりにしばらくDm7を使っていてください。
Fを避ける理由はそもそも難しいから
まず、コードを押さえる、という行為そのものが練習する必要があるものです。弦をしっかり押さえつつ、余計な弦には触らないようにする。
それを習得してる最中の人がFなんてできるわけない、がスタート。
その中でF、B♭は最難関です。弦に対して指を理想的な直角に対応しようとすると、一番遠いところで、急激に手を直角に曲げなければならない。
そもそも人間の体の構造上難しいのです。
さらにその状態で1本の指で6本の弦を全部押さえて、残りの3本で決められたところを…
最初から無理なのです。
じゃあどうする1=弾かない
一つは、Fがない曲を練習すること。
元気のいいメジャーな曲を練習したくなりますが、マイナーな曲で我慢しましょう。今は練習中なので。すぐにそっちもできるようになりますから。
じゃあどうする2=代用
どうしても、という人は上にも書いたようにDm7をFのかわりに弾いていてください。Fの全部の音が入ってるので、雰囲気は出ます。
ちょっとの間です。次のメニューで、すぐに弾けるようになりますから慌てずに。
じゃあどうする3=Fの仲間の弾きやすいコードから練習
コードの表があれば、Gを見てください。
Gの基本の押さえ方のほかに、Fと同じ形(人差し指で全部の弦を押さえるバレーコード)もないでしょうか?
ギターはピアノと違って、異なる場所で同じ音が出せるので、コードの押さえ方も一種類ではないのです。
つまり、Fの形で体の方向に2フレット近づいたところにも「G」があるのです。
さらに2フレット近づければ「A」。このあたりになると、手首の角度が楽になってきます。また身体に近いことも合わせて力の調整もしやすい。
どうしても早期にFを覚えたい人は、Fより先に、この二つのバレーコードを練習してみてください。
もちろんAが先。
理由は「力の入り過ぎ」
上手な人はFが平気、初心者は難しい。これは「力入り過ぎ問題」なのです。
実際に上手な人はFでも軽く押さえてます。初心者は指だけでなく、首筋にも歯の噛み締めにも力が入っていることでしょう。
上でAを練習する意味はこれ。Aは格段に弾きやすいので「力を入れない練習」ができるのです。
何度も弾いているうち、ストロークの瞬間にグッと力を入れて、音が出たらスッと力を抜く感覚が分かってきます。
そこでFにチャレンジすれば、何が苦労のポイントだったんだろう?というくらい簡単に「弾けている」状態になってます。
結論
勝手に弾けるようになるから、Fの練習はしない。
これです。
参考:Fは確かに出てきがち
実際、日本のポップスで多く使われがちなのです。
初心者が弾きたい曲100選(あるのか?)でも結構使われる印象があります。
五線譜で、♯や♭などが入らない、一番基本の音階の基本になる音は「ドレミのド」。
コードというのは複数の音で構成されています。
この「ド」を基本にすると、「ドミソ」の3つで、最も基本になる「Cメジャー」というコードになります。
また、コード一つでは曲の表現力が少ないので、これも3つのコードの組み合わせがよく使われます。
ファ、とソを基本にしたコードの「F」と「G」。
この基本の譜面で曲を作るときに、F,Gと組み合わせて基本の3コードなので、当然Fもよく出てくるわけです。
実は不合理な「ド」の基準
ギターのチューニングをすれば分かると思いますが、下から「ミラレソシミ」。ド、は入ってません。だから、ドを基本にしやすい楽器ではないのです。
この話はまた後ほど。
もう一度結論
Fの練習はしない。それが一番です。
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