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日本全国サッカースタジアムに行って思う「アクセスまで考えやがれ」

タイトル画像:埼スタのピッチ、ゴール前のアップ写真

#好きなスタジアム

というテーマにサッカー好きとして乗っかります。

スタジアムは、戦いという非日常が繰り広げられる場としてワクワクする場面を想像されるかもしれませんが、一部の愛すべき馬鹿者たちは、「通ってる」日常なのです。

そんな目で、記事にしてみます。

推しのチームがあって、推しの度合いもハンパないので、色々バイアスがかかってしまいますが、この点についてはブレないぞ!というアクセス問題に着目。

ちなみに1番行くのは埼スタ

2002W杯を見越して作られた、国内最大級のサッカー専門スタジアム。

実際、サッカー以外に使われるのは、結婚式を埼スタのピッチで!といったごく限られたもの。

あとは、サッカーしかやってません。

また、ネーミングライツも駆使せず、埼スタの名前を出し続け、Jリーグだけでなく、様々な大会で「目指すスタジアム」にしたい、という方針も見えます。

高校年代なら、

・野球は甲子園
・ラグビーは花園
・サッカーは浦和美園

と、「3園」揃いにしたいみたいですが、残念ながら「埼スタ」で呼称は定着してますね。

でも、一番好きなスタジアムかと問われると

もちろんホーム感はあり、そこを満員にできるポテンシャルもあり、数々の思い出もあり、好きではありますが、ある点に着目すると、一番ではなくなる。

それが、アクセスです。

スタジアムは非日常だが日常という馬鹿者

国体やオリンピックやW杯やカップ戦と違い、リーグにどっぷり浸かった人は、ある意味毎週の戦いは日常。

毎日通う、が毎週通う、にアップグレードされただけで、ある意味日常なのです。こんな属性の人はレアなので、世間的には通用しないのは理解してます。

その観点で見ると、アクセスは最悪。

最寄駅から出るシャトルバス。駅からの直線距離は7kmながら、市内の混雑状況によっては1時間以上かかることも。

日常でそんな読みにくいアクセスしかないとなればそれはやはり大きな不満です。

信濃町に国立競技場がありますが、ここも1時間。しかもその間に寄るところも食べるところもある。

さらに、近くの大宮駅から軽井沢まで38分。1時間あればふらっとスキーに行けてしまいます。

アクセスが良いスタジアムって?

先日12年ぶりにリーグ戦で戦った駒場スタジアムは、駅から歩いて20分かかりますが、普通の街中を歩きます。

これが限度かなー。

同じ駅から20分コースなら、川崎の等々力。もっと近い味スタもあります(ただし集中するのでちょいと密集が怖い)。

そんな中、もっと近いのが3つほど。

京都西京極競技場

駅5分。もっと近いかも。

昔の京都サンガのホーム。新しい方はまだ行けてないんです。

ここは、まさに駅前。トラックがあるので、サッカーに最適とはいきませんが、駅からすぐに運動関連施設の集まったエリアに。

ここが広くて気持ちいいから、試合前後に人が滞留できて、渋滞も起こりにくい。

ノエビアスタジアム神戸

規模、作り方、立地のバランスが日本にこんなスタジアムが増えたらいいなーという物件。

ヴィッセル神戸のホームです。

繁華街から少し電車に乗って、住宅街を歩いたら突然現れる感じは、なかなかおもしろい。

ピッチの形を覆うようなミニマムな作りながら、うまく上に伸ばして30,000人収容、というのもなかなか頑張ってます。

ピッチの日照が、コンパクトかつ上に伸ばした事で不利な面もあるけど、そこがどうにか解決できたらさらにいいんだけど。

ゴール裏のVIPルームなどは面白いです。

駅前不動産スタジアム

ネーミングライツのおかげで、どこのスタジアムか分かりにくいのですが、サガン鳥栖のホームスタジム。

元々駅の敷地の中に作ったんじゃないでしょうか。つまり、駅0分。

近さに加えて、恐ろしいほどのスタンドの傾斜で、イングランドに多いタイプの作り。垂直型で、敷地の余裕がないところでのスタジアムのお手本みたいなスタジアムです。

この構造のおかげで、どの席もベストポジション。鉄骨中心の作り方で都市型スタジアムのお手本になりそうです。

スタジアムの構造ですげ〜ってなるのもあります

駅前不動産スタジアムもすげ〜ってなりますが、世界的にはあるタイプ。

自分が行ったスタジアムで、ユニークなのがあります。

平家建て?いえ、すり鉢構造です。アルウィン

スタジアムの臨場感は、ピッチとの距離。座席は当然傾斜で配置しないと見えません。

なので、普通は、平地に高さのある建物を作ります。その高さ感がすごいのが駅前不動産スタジアム。

アルウィンは、ゲートに近づくと、なんかこじんまりした構造で、平家建てと思うほど。

でも、ゲートをくぐると別世界。入ったところがスタンドの高い部分。つまり、掘り下げているのです。(全体がそうなってるのか、大きい傾斜で、正面ゲート側がその高さなのか、までは調べてません)

地盤の問題がなければ、建築費も抑えられ、なかなか良い方法だと思います。

野球場もサッカーもやりたい 札幌ドーム

時に野球場、時にサッカー場。

天然芝なのにドーム。

これを解決する手法がすごい。

この記事にあります。

天然芝のピッチが、ドームの下部から出たり入ったり。空気圧を使って、15時間かけた移動!

なかなかすごい発想です。

ドームのおかげで真夏に15時から試合ができたりします。

惜しい!でも凄い!さいたまスーパアリーナ

残念ながらサッカーの国際試合ができるサイズじゃありませんが…

座席がダイナミックに移動して、正方形のリングを真ん中に置く配置から、前面を使ってサッカーコートを置く形までサイズが変えられる。

もうちょっとなのにー。

ちなみに、駅からも近く、商業施設も周囲に多数あり、ここが埼スタだったらなー、とつくづく惜しい。

まとめます

長崎のスタジアム構想、京都や大阪にできた専用スタジアムなど、少しずつ面白くなってきました。

でも、誰のなんのための施設か、と考えれば、アクセスは大事。

今回、ひどいアクセスの話はあまりしてませんが、埼スタは相当ひどい上に、そのアクセスをなんとかしようとする工夫も無く、毎試合10点くらい取ってくれないとやってられません。

日本は、チームがスタジアムを持つケースが少なく、自治体のスタジアムを活用する形が多い。

自治体はある意味、箱物行政の大本営。選挙で協力してくれそうな建築関係会社に仕事が落ちれば良いのです。

サービス提供者の自覚があれば、こんな辺鄙な場所にスタジアムが乱立しません。

ではどうする

アクセスが楽しくなる、少しでも便利になるように工夫する、というのは常に提言はしていこうと思ってます。

声を上げる事です。

結局

#好きなスタジアム

というのは、

・賑やかな駅のそばにあり
・ピッチがきれいで近く
・腰の痛くならないシートで
・雨が降り込まず

…などなどありますが。

「推しチームがそこではなぜか強い」

が1番なのです。結局自分が馬鹿者…

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