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まだ終わらない、「夢」が形になるまで

※こちらの記事は「学校のカレープロジェクト」4時間目です。
   ぜひ児童の軌跡をはじめからご覧ください。
 1時間目の記事はこちら


「学校のカレープロジェクト」とは?

“学校のカレープロジェクト”は児童の考えた夢のレトルトカレーを商品化するプロジェクトです。子どもたちの食育を目的にニシキヤキッチンのスタッフが先生として学校の授業に参加し、レトルト食品について学ぶとともに、小学生と一緒にカレーの味わいやパッケージデザインを考える特別授業です。noteでは全5回に分けて授業の様子などをお届けしたいと思います。4時間目となる本日は商品化に至るまでの最終工程ををお届けします。

ニシキヤキッチンのスタッフが先生として授業に参加


体験してもらいたいのは「販売に至るまで」

学校のカレーとアーモンドミルクバナナカレー、それぞれ児童と試作&改良を重ね、なんとか私たちも児童も納得のいく味作りができました!が…しかし!このプロジェクトはまだまだ終わりません!残すはパッケージデザインと価格決定の授業です。
児童のみなさんには味、パッケージデザイン、販売価格まで、一つの商品の企画から販売に至るまでを体験してもらいたいとの考えからです。それではまずパッケージデザインの授業からスタートです!

商品の顔!パッケージデザインを考えよう

いくつものアイデアを出しながら最終的に一つに絞っていきました

パッケージデザインも味の授業同様に、ニシキヤキッチンで考えたパッケージデザインに対して児童へ改良点を聞きながら一緒に作っていきました。児童のみなさんにはこの企画のコンセプト「豊成小学校の児童のみんなと一緒に作った」というポイントがきちんと表現できているか?などの基準を設けてデザインを検討していきました。「商品タイトルは手書きの方があたたかみがあっていいのでは?」、「学校のイラストを入れたい!」など積極的な意見をもらい、最終的には今回のカレーを考えた児童のイラストを大胆にレイアウトしたデザインに決定!

児童と一緒に考えて完成した実際のパッケージデザイン

また、実は今回パッケージデザインに記載されている商品コピーも児童のみなさんが考えたものになっています!児童が考えた商品コピーの中には大人顔負けのものから、クスッと笑えるものまで。クラス全員の投票によって決まった珠玉のコピーをパッケージに載せました。

レトルトに革命?!パッケージに新技術を!


紙製パウチなので質感も一般的なレトルトパウチとは違う!

本プロジェクトで販売するレトルトカレーの包装材はSDGsの観点から、TOPPANが開発した、環境負荷を低減できる「レトルト対応紙製スタンディングパウチ」を採用しました。これは、アルミ箔を使用した一般的なレトルトパウチに比べてプラスチックの使用量を抑え、包材製造時のCO2排出量も抑えることが可能なパウチです。
TOPPANの社員さんも豊成小学校の授業に参加。パッケージが貢献すべき「社会課題」とは何か、児童と一緒に考え理解を深めました。

このカレー、何円で売りますか?

すごい集中力で価格の授業を受ける児童

さて最後の授業は販売価格の決め方についてです。児童のみなさんには少し難しい内容かと思い、まずは「原価」や「利益」など、まだ聞きなれない言葉の説明からスタートしました。が、実際授業をしてみてびっくり!みなさん説明がいらないくらい、よく理解していて、余計な心配でした。笑最終的に販売価格もクラス全員で多数決をとり税込550円に決定!
みんな買ってくれるといいね!

本日1/22は「カレーの日」

実は今月の22日は「カレーの日」ってご存知でしたか?
1982年に社団法人全国学校栄養士協議会が呼びかけ、1/22に全国の小中学校でカレー給食が出されたことにちなんで制定されたんだとか。

懐かしく感じるこの光景。この日の豊成小学校の給食はまさにカレー!

まさに「カレー」×「学校」はこのプロジェクトにうってつけの日!!
ということで1/22に完成した「学校のカレー」と「アーモンドミルクバナナカレー」を持って、ここまで一緒にカレーを作り上げてきた豊島区立豊成小学校の児童のみなさんのもとにニシキヤキッチンスタッフが行って参りました!
完成したカレーを見たみんな、どんな反応かな?ドキドキ。

次回予告

次回がいよいよ最終回!
1/22カレーの日、一体どんな1日になったのでしょうか?
ぜひお楽しみに。

過去の授業はこちら

学校のカレープロジェクト 1時間目
学校のカレープロジェクト 2時間目
学校のカレープロジェクト 3時間目


2月1日よりニシキヤキッチンにて発売(予定)

子どもたちが、レトルトカレーの企画から味決定、パッケージデザイン・価格設定など商品づくりの一連の流れに携わることで、創造力を育み、ものづくりの楽しさや喜びを知ることで、一生ものの体験をしてもらいたいという想いで活動してきました。

さらに自分たちがつくった商品をお客様に買っていただくという社会活動は学校の授業だけでは学べない、貴重な経験になるはずです。
子供たちが5年後、10年後に将来を考えるときに、この経験が何かのきっかけになればうれしく思います。

「夢のカレー」が気になった方、子どもたちの経験を応援したい方、ぜひ完成したカレーを手にとって、あなたもこの夢のプロジェクトの一員になってください。ニシキヤキッチンでお待ちしております。

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