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デザイナーの夢と現実 ー組織へデザイン定着を目指してー

デザインが浸透した世界の理想

自らが手がけたプロダクトが世界中で使われユーザーに喜ばれている
そんな世界に夢を抱いてデザイナーになった人たちへ

創業当時、僕もそんな夢を描いて事業を立ち上げていたことを思い出しました。自分自身がデザインしたものが、多くの人に利用され、熱狂している姿を見た瞬間に、本当にデザインをやっていてよかった。自分が作りたかったのはこの瞬間だったと実感したことがあります。

今日はそんなデザイナーの理想とする世界へ到達するために立ちはだかる大きな課題について話していこうと思います。

現実の世界は夢とは程遠い

そんな夢を抱いてデザイナーを志した人々をこれまで多く見てきました。
志高く、理想に向け自分自身のキャリア、デザイナーとしてのチャレンジ、そのためにインハウスデザイナーになったはずが・・・

半年後、現実は厳しいもので、

  • 目の前のイシューに忙殺される

  • デザインフィードバックをもらえる環境にない

  • 周りがデザインを理解してくれない

  • デザインをもっと深めたいけど教えてくれる先輩がいない

描いていた夢はあまりにも大きく遠いものだったと入ってみて実感する人の多さ。

そしてデザイナーたちはこう思うのです。
デザインが理解されない。自分がやりたかったデザインはこれではない。

独立してフリーランスになろう!
自分が関わりたいと思ったものを自分のタイミングで選んでやるそれでいい・・

組織に定着しないデザイナーたちのジレンマ。なぜ?

未経験ですが、採用します。
とにかく早く作ってほしい。これをデザインしてほしい。
要求されるデザインは、目に見えるもの。それを日々形にすることが仕事になる。でも経験の少ないデザイナーはそれに従うしかない・・

人数が増えた、あなた今日からデザインチームマネジメントしてね。
でも自分自身もまだ未熟で、デザインをもっと学習したいのに・・
経験のない若い世代は、そうやって去っていった人たちの背中を見ることなく孤軍奮闘している。

これってデザイナーの仕事なのかな? でも事業を成長させるために必要なことだからやらなきゃいけない。でも自分のキャリアはこんなことしてて本当に大丈夫なんだろうか?

デザインが理解されない環境
これはデザインを組織内でマネジメントする役割の不在による課題が大きい。

その環境を変えるために

それを変えられる唯一の手立てが、エース級のデザイナーによる実践と体制構築。日本のデジタルプロダクトデザイン環境はこれによって支えられている。求人を見るとわかる、どのジョブもすべてをできるデザイナーを求めている。でもそんな人採用できない・・

このエース級のデザイナーによる突破という幻をみんなが求めている。それは一部の組織の話であって、自分の組織においてそんな環境は成立しない。

そんな環境を変え、デザイナーの夢を実現していくためにできること。
それは、デザイン体制の構築を1人の力に集約しないということ。

rootはその課題を組織的なデザイン支援で変えていく仕事をしている。
みんなのデザインの夢に近づくために、孤軍奮闘するデザイナーを殺してはいけない。

組織的な課題を解消するためにデザイナーの知見を集約する組織を作る

rootでは、デザインプログラムマネージャーを筆頭にプロダクトチームへのデザインプロセスの定着を支援しています。デザインの実行体制を個人に属人化させず、組織的に行う手法を確立。
働き方もフルタイム、ハーフコミット、副業と様々。事業会社に在籍しながらrootで活動するメンバーも存在。重要なのは個々デザイナーが組織で取り組んできた実践知を集約し応用する活動帯が必要ということ。

それは1つの事業会社の中に閉じていては、広げることができない。
だからこそrootがその実践知を循環させるナレッジモデルを運用し、支援するクライアントへ導入・実践を行うことでより確実な形で組織的にデザインを運用していくノウハウを提供し組織へのデザイン定着を推し進めています。

デザインプログラムとナレッジモデルを通じて組織・事業を変える

rootが、事業会社における1人目デザイナーの役割を担う。それは属人的な力による運用ではなく、事業会社内で取り組まれる実践知を集合知として形成し、その知恵とデザイナーの力をかけあわせ導入を行うということ。クライアント組織におけるデザイン活用レベルを引き上げ、最終的にデザイン運営を自走できる体制構築を目指して支援を行っています。

その体制のもとに雇用されるデザイナー、最大限デザインの力を発揮できる環境が存在する世界。それがデザイナーが目指していた憧れの世界へ繋がる道筋ではないでしょうか。 

スタートアップの数は、年々増え成長し拡大していきます。多くのスタートアップは事業がグロース段階に入って、はじめてデザイナーを雇用しているのが現実です。デザインが定着していない組織に1人目のデザイナー。そんな中、その事業個々がデザインをどう扱い、どのように顧客に価値を届けるのか、車輪の再発明をしていては手遅れなのです。

事業を横断しデザイン環境を下支えする役割が必要だと捉えています。 デザイン体制を構築している事業会社の実践知も、デザイン会社という立場を活かすことで立ち上がってまもない環境においてデザインを導入し機能させることができる。 

僕たちはデザイナーが描いていた夢を1人でも多くのデザイナーに実現してほしい。そのためにデザインの実践を個から組織・事業へ広げる活動にコミットしています!

複数の事業へ深くコミットし、組織におけるデザイン環境を変えていくことに少しでも意義を感じてもらえたら嬉しいです。
デザイン会社の中で成長していくキャリアパスも1つの可能性として開いていけたらと考えています。

イベント開催のお知らせ

この記事でご紹介した実際のお仕事内容について、rootってどんな仕事してるの?というのを知ってもらうためのイベントを開催します! 
少しでもroot 興味あるよと思っていただけた方はぜひご参加ください〜

rootでは共にVision実現できる仲間を探しています!

rootでは、Visionである「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」の実現のため、デザインの根源的な力をより多くの人々、より多くのものごとへ活用することで、世界をより良く前進させていきたいと考えています。
共に、クライアントと事業の本質(芯)を見いだしながら、事業本来の価値をユーザーに届けたいと思ってくださる方!rootのVision・Mission・Valueに興味のある方は、ぜひ一度カジュアルにお話ししませんか?ご連絡お待ちしています!

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